邦題:ONE PIECE FILM STRONG WORLD
原作、映画ストーリー、コスチューム・クリーチャーデザイン、製作総指揮:尾田栄一郎
監督:境宗久
脚本:上坂浩彦
作画監督:佐藤雅将
美術監督:脇威志
出演者:田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、竹中直人
データ:2009年/日本/113分 [東映]
鑑賞方法:ワーナー・マイカル・シネマズつきみ野 (4番シアター)
評価:★★★★☆
[ストーリー]
旅を続けていた麦わら海賊団だったが、東の海(イーストブルー)でいくつもの街が壊滅したというニュースが飛び込む。ルフィは旅を中断させ、東の海へ戻ろうとするが、突如一味の目の前に空飛ぶ海賊船が現れた。それに乗っていたのはかつての大海賊、“金獅子のシキ”だった。ルフィ達はシキになす術もなく、ナミが連れ去られてしまう。
(Wkipediar)
[インプレッション]
今回劇場版10作目ということで、原作者である尾田栄一郎がストーリー、デザイン、演出にいたるまで製作総指揮のすべてを担当した初の劇場版ワンピース。さらに、来場者には先着限定でエピソード0が収録された『ONE PIECE 零巻』が150万部配布され、朝日新聞には9面を使った広告、そして男性ファッション誌『メンズノンノ』初の漫画キャラクター表紙を飾り、主題歌はMr.Childrenという力の入れようが伺える作品。
興行もすごいことになっている模様。前売り券は東映史上初の29万枚を販売し、上映スクリーン188館中103館が初日全上映回・全席満席となり2日間の初日2日間で動員81万8738人、興収は10億3843万9600円という規格外の滑り出しとなった。
朝一の上映を見に行ったのだが、映画館に行った時点でレイトショーまで完売という状況だった。2日前にネットで予約しておいてよかった。
内容としては、原作者の尾田さんが「今男の子に見せたいものを全て詰め込んだ」というだけあって、なるほど序盤から見せ方がうまい。わくわくさせる動きと展開に圧倒させられます。
そしてなにより音楽がいい。軽快なテンポから始まるオープニングまでの流れが本当に素晴らしかった。個人的にはそれだけでもこの映画の半分以上の満足感が得られました。
ストーリーはジャンプ映画という感じで、特筆するほど素晴らしいプロットや複線はなかったんですが、アニメーターと演出の工夫、そしてぬるぬる動く先頭シーンのクオリティは本当にすごい。
尾田さんの完全監修の演出というだけあって、合間にはさまれるキャラクター達の掛け合いギャグのノリもきちんと原作漫画のテンポのようになっていたし、これこそが本当の意味での”動くワンピース”なんだろうなぁとしみじみ思った。
原作漫画でのひとつの物語をそのまま113分に詰め込んだような感じ。ナミを救うというのはよかたっと思う。劇場版ならではのオリジナルキャラのヒロインを助けに行くよりもよっぽど原作らしいと思うので。
キャラクターのモデリングもテレビアニメのときとはまるで違うというわけではないが、原作の絵に遥かに近くなっているし、キャラクターの描写、見せ方も本当にワンピースらしいものが113分に凝縮されていると思う。
ちなみに、お目当ての『ONE PIECE』 零巻もきっちり手に入りました。こんなんです。約80ページでちゃんとカバーとかも単行本しております。一緒にカードダスももらいました。
内容はジャンプ53号に載っていた「第0話」と絵コンテ、設定画、尾田さんの書いたプロットの一部や監督のインタビューなどが収録されています。
さて、みなさんが一番気になってる”厚さ”ですが・・・、側面から見るとこんな感じです。まぁ、薄いよね。でも当初はどうせ5ページくらいの冊子かと思ってたんで十分満足。
某ワーナーマイカルでのチケット販売状況。ちなみに朝の時点でこれです。お子様の観れない (時間帯的に保護者がいても駄目)レイトショーが残り席わずかという状況。
とにかく映画館のホールやチケット売り場はものすごいことになってました。
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