僕は君のことをどれだけ知ってるんだろう。まだ外壁を固めたばかりで活字を追ってイントネーションを確かめる日々。真っ平らな人間関係が目線を交わすたびに脳裏をかすめる、「立ち位置ここで大丈夫か?」。恐ろしく広くて、まるで先が見えてないので、どこで線を引けばいいのか確信できない。ぽっかり空いた隙間に君が入ってこない。
赤外線通信。
ワイヤレスマウス。
単3アルカリ電池。
飲みかけのボルヴィック。
AI。
保存した未送信メール。
「こんな体じゃなきゃ・・・」お前は本当に悔しいのか。
始まる前のワクワク感が先行してる。横断歩道で信号が変わるのを待ってる気分。会いたい。
ゆっくりとボタンを押すまっすぐ伸びた僕の指。カチ。発信します。
「しばらくおまちください」
押しボタン式
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