[花 hana] 3日目

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朝一で整形外科に行ってくる。事情を話してかなり早めにレントゲンを撮ってくれた。
幸い骨には異常がなかったようで一安心だが、やはり足首靱帯の損傷が激しいようで。何本かがブッツリいってるようです。右足のくるぶしなくなるくらい腫れててちょっとビビッた。
テーピングを巻いて本番に臨む姿は、どこかのアスリートのようである。
[妛組] マチネ 14:00 [179名]
公演前、ここまで恐怖感を感じたのは初めてだった。ただ、自分がどこまで動けるかなんて確認している場合ではなく、どこまで動いていくかという状態で、みんなのサポートが本当に助けになった。
舞台自体、非常にいい状態だったと思うし、緊張感や気合いで遅れるようなことはなくやりきれた。
自分が残せるものはすべて残せてきたと思う。
[棗組] ソワレ 19:00 [168名]
動きの整理が出来てきて昨日よりかなり余裕のある状態でむかえられた。
糸は切らすことなく終始一貫して臨めたと思う。
この公演とは関係ないが、ソワレの客出しの時にボクのところに来てくれるお客さんが。
なんと昼の妛組の公演を観てくれて、わざわざ「忠蔵役が良かった」といいに来てくれたのだ。こういった感想は本当に嬉しいです。ありがとうございます。
痛み止め
本番の緊張感からくるアドレナリンか、強力な痛み止めのおかげか、右足はジンジンと熱を持っているのに恐ろしいことにほとんど痛みを感じなかった。
なので、かなり無茶な動きもしていたと思う。感情で制御できる部分もあったが、おおむね怪我する前と同じものが出来ていたはず。
お客さんからもまったくわからなかったようで安心した。そういった確認を観に来てくれた人にするのもどうかとは思うが。
みんなに助けられて、支えられて舞台に立っているという事を改めて実感した。
尊敬している役者の方からのメールで、不安が吹き飛ぶくらい安心したのを覚えている。何度も頭の中で反芻しながら本番に望んでいた。
本当にいい経験をしていると思う。
どんな状況でも、本番に臨む役者として、こと芝居に関してはエゴイストでありたい。

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