『スウィングボーイズ』
平成18年度文化庁芸術創造活動重点支援事業
第8回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞[作品]受賞
[Staff]
原作・監修:瀬川昌久
脚本・作詞・演出:ハマナカトオル
作曲・編曲・音楽監督:山口琇也
振付:桑原麻希
タップ振付:藤井真梨子
[Time table] 青字=観にいった回
01月25日(木) 18:00[月]
01月26日(金) 18:00[星]
01月27日(土) 13:00[星]/18:00[月]
01月28日(日) 13:00[月]/18:00[星]
01月29日(月) 18:00[月]
01月30日(火) 13:00[星]
■ 上映時間 – 約180分 (休憩20分)
[Ticket]
S席7,500円
A席5,500円
(全席指定)
■ 観劇 – S席 (6,000円にて)
[Place]
東京芸術劇場 中ホール
(池袋駅、徒歩5分)
[ミュージカル座 公式サイト]
http://www.musical-za.com/
インプレッション
レッスンでいつもお世話になっている竹本先生の舞台。同じ事務所の講師、国友先生も出演しています。このミュージカル座『スウィングボーイズ』は初演が昨年の2月で今回は再演という、バリバリのミュージカルです。
ストーリーは、昭和時代ジャズが好きで、ジャズに情熱をかけた男たちのお話し。戦争 (第二次世界大戦)が始まり弾圧されていくアメリカの音楽であるジャズ。レコードを聴くことすらできず活動すら間々ならない状況でメンバーに次々と赤紙が届く。”戦争”という当時の日本のなかで音楽を愛する者たちの自由への渇望を歌とダンスで魅せるミュージカル作品。
何よりもまず、声がいい!! 芸術劇場の中ホールなので役者さんは台詞もみんなマイクなんですが、マイクを通した時の声がばっちりはまっているというか、いわゆる穴がない。感情が切れずに見ることができるので、3時間はまったく長く感じませんでした。ミュージカルというと歌やダンスばかりで芝居は二の次のようなイメージがありますが、皆さんうまく表現できているなぁと芝居ばかり見てました。
ダンスは圧巻ですね。王道のミュージカルといった感じで、よく耳にするジャズナンバーがバンバン流れます。しかも生演奏で。それは見ているだけでも楽しいし、何も考えずに”人のパワー”にただただ圧倒されてました。
さらに芸術劇場中ホールの広さ、そして豪華セットも相まって本番中はため息が出るくらいきれいな空間。ほんとに凄い。だって場面転換で、鳥居が空に上がっていって電柱とか上から降ってくるんだよ。いきなり木が出現するんだよ。ビックリだよマジックだよ。いったいどこのセロだよ!! あたり前のことだけど、今までの踏んできた舞台とはぜんぜん規模が違うのです。そうやって見てしまうあたり、役者の血が騒ぎます。
最初は少しテンポがつかみにくかったけど、スウィングボーイズそれぞれのキャラクターが分かってきてからは見やすかったです。内容は一部ノンフィクションの話なので、実在した人物の描き方としてはそういうことだろうなぁと。最後はそれぞれのフラッシュバックのようなシーン、そして戦争の終了を告げる大きな光。
しかし、淡々と書くわけでもなく戦争という悲しい現実を前にしてその状況を受け入れていく者たちの心境の変化にグッときました。悲しい状況下で「また会いましょう」と、あえて笑いながら歌うなんて・・・。ボクはこういうのに一番弱い。決して押し付けがましくなく、テーマだけはきちんと伝わってくる極上のエンターテインメントでした。
ちなみにYahoo! で”スウィングボーイズ”と検索すると、「スウィングガールズ ではありませんか?」と出てきます。東北の片田舎を舞台にジャズの魅力に惹かれた女子高生がバンドを結成し、紆余曲折を経て一直線に突き進む、爽やかな青春”ジャズ”物語とは一切関係ありません。
評価:★★★★☆
コメント
見に行きたかったなぁ~
チケットとり忘れちゃったんだですよぅ…↓
>>1 ぺこ さん
言ってくれれば、チケット頼んだのに。
当日券もあったしね。
残念。
そうなんですかぁ??
がーーーん(*_*)