スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

by axe | 2008年8月23日(土) 23:58

ポスター
邦題:スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
原題:STAR WARS: THE CLONE WARS
監督:デイブ・フィローニ
原作:ジョージ・ルーカス
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
脚本:ヘンリー・ギルロイ、スティーブ・メルチング、スコット・マーフィ
音楽:ケビン・カイナー
プロデューサー:キャサリン・ワインダー
出演:マット・ランター、ジェームズ・アーノルド・テイラー、アシュリー・エクスタイン、トム・ケイン、キャサリン・タバー、アンソニー・ダニエルズ、クリストファー・リー、ニカ・ファターマン、ディー・ブラッドリー・ベイカー、イアン・アバークロンビー、ケヴィン・マイケル・リチャードソン他
データ:2008年/アメリカ/93分 [ワーナー・ブラザース]
鑑賞方法:新宿バルト9 (7番シアター)
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 ジオノーシスの戦い以降、クローン大戦は激しさを増し銀河系の各地で激戦が繰り広げられ、銀河は疲弊していた。狡猾なシスの暗黒卿、ドゥークー伯爵はコルサント等銀河共和国の主要な惑星が集中するコワ・ワールドへと続く各航路のあちこちに機雷を設置し、コワ・ワールドへの物資搬入を阻止し、共和国の統治から逸脱したアウター・リムでの活動を活発化していった。
 共和国は戦争勝利に必要な物資を得るため、ハットの支配する宙域を通っている航路を安全に通行するために、ハットとの交渉を始めた。
 そんな中ハットの中でも有力な氏族の出身であるジャバ・ザ・ハットの息子が誘拐されるという事件が発生。交渉を成功させるため、共和国はアナキン・スカイウォーカーと彼のパダワンであるアソーカ・タノをジャバの元へと派遣する。
(Wikipedia)
[インプレッション]
『スター・ウォーズ』シリーズの3Dアニメ映画。『エピソード2/クローンの攻撃』と『エピソード3/シスの復讐』の間の物語として位置付けられ、クローン大戦を具体的に描いた作品である。
主人公は、グレる前のアナキン・スカイウォーカーで、最強のジェダイとして”将軍”と呼ばれるまでになっています。今回はそのアナキンに弟子 (パダワン)がつくというところから物語が始まっていきます。

アナキンです

“リアルなCG”というよりは3Dの”CGアニメ”ということで、いかにもアメリカンなキャラクターのディティールは好みが分かれそうですが、そこが許容できる方ならスター・ウォーズの世界を堪能できること請け合いです。
それに、ドロイド兵や戦闘機は実写版でもまるまるCGなので、まったく違和感なく見れるのが逆にリアルに感じて面白い。

なんか、自我を持ってます

基本的には『スター・ウォーズ』専門用語がバリバリ出てくるのでバックボーンを何も知らない人が楽しめるかといわれると少し疑問。純粋に面白いのは、常人離れしたジェダイの戦闘シーンくらいでしょうか。もうね、戦争なのにねこれ、将軍自らライトセイバー片手に軍隊に向かっていきます。
とにかく、アクションは一見の価値ありで、完全CGアニメが可能にしたカメラワークはまるでジェットコースターに乗っているようなスピード感のある戦闘シーンが楽しめます。しかし、その代わり1対1のライトセイバーの殺陣は少し地味な感じは否めないかなぁと。CGキャラクターが身軽な動きをするのでピョンピョン跳ね回るジェダイが軽く見えてしょうがない、というか実写版ヨーダ (CGだけども)の動きに類似してしまうくらい。モーションも全体的にカクカクしていて、最近のフルCGアニメと比べると少し見劣りしてしまう。

今回も双剣使いが出ます

ただ、詳しくないと楽しめないわけでもなく、きちんと「ジャバ・ザ・ハットの息子を救出する」という大筋があるので、何をしているのかわからないまま客が放り出されることはないと思います。確かに補足なしで重要な会話が進んでいくので、展開が掴みずらい気もしますが、スター・ウォーズ好きはさらに楽しめるはず。
一番に感じたのは”『スター・ウォーズ』を観ている”という感覚。これは、今回本シリーズではない番外的なCGアニメ作品ということで、鑑賞前とても気になっていた部分だったのだが、この思いは杞憂だったようだ。
随所に挿入されるギミックや、演出が”スター・ウォーズ”の作品を見ているという、ある種の高揚感を与えてくれる、というかそういった感情が起こる時点で、自分が『スター・ウォーズ』シリーズをどれだけ好きなのかを再認識させてくれる作品だった。
画面の切り替わりや物語のテンポ、シーンブリッジのエフェクト、心境をあらわしたような音楽、ニヤリとするキャラクターのやり取りなど紛れもなく『スター・ウォーズ』なのだ。
中でもジャバ・ザ・ハットの宮殿などは旧3部作を知ってる人にはとても思い出深い場所であり、賞金稼ぎとのやりとりや、盛り上がっていた演奏家たちの手が止まってしまうといったような描写は制作側の遊び心が見られ、思わずニヤリとさせられます。
最終的な終わり方としては少し物足りないと感じるが、この作品は実は今度始まる『スター・ウォーズ』新アニメシリーズの”第1話”という扱い。
なので、この先の話である通常のアニメシリーズでは1話22分の100話構成の予定で「ああっ、あそこがどうなっていくのかが気になってしょうがない! アナキンのパダワンはどうなる!!」という部分を見事に補完してくれることでしょう。

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