レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-

by axe | 2009年3月15日(日) 23:56

ポスター
邦題:レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-
原題:RED CLIFF II/赤壁 決戰天下
監督:ジョン・ウー
製作総指揮:ハン・サンピン、松浦勝人、ウー・ケボ、千葉龍平、チン・ウェン・ハン、キム・ウデク、ユ・ジョンフン、ジョン・ウー
製作:テレンス・チャン、ジョン・ウー
脚本:ジョン・ウー、カン・チャン、コー・ジェン、ジン・ハーユ
撮影:リュイ・ユエ、チェン・リー
音楽:岩代太郎
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、リン・チーリン、ユウ・ヨン、ホウ・ヨン、トン・ダーウェイ、ソン・ジア、バーサンジャプ、ザン・ジンシェン、チャン・サン、他
データ:2009年/中国、香港、日本、韓国、台湾/144分 [東宝東和、エイベックス・エンタテインメント]
鑑賞方法:中野サンプラザ [試写会]
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
公開よりも一足早く、試写会で観てきました。まず気がついたのはタイトル。邦題の『レッドクリフ Part II』から『レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-』へと副題がつきました。まぁ、『三国志』的には最終の決戦ではなく、まだまだこれからなんですが。
豪華スタッフ陣によって、『三国志』の中でも最も熱い戦いといわれた”赤壁の戦い”を見事に再現している。昔の戦争でも、弓矢や肉弾戦、そして火責めの描写尾などが迫力満点のVFXで表現される様は圧巻の一言。
それに加え、昔の戦闘において最も重要な兵士の数という圧倒的な映像を、どんな些細なシーンでも体感することができる。
はっきり言ってこの戦闘シーンだけでも映画館で見る価値ありと言い切れる。それだけでもかなりのスケール感を得られるが、ストーリーの見所も一応押さえておきたい。
重要な人物ほぼ全員にスポットを当てていた前作に比べて、今作では周瑜にやや比重がおかれているので話の筋は前作よりもわかりやすいと思う。
しかしながら、やや冗長気味なシーンも見られ、わかりやすい伏線はいいからさっさと戦ってくれよと思う場面もちらほら。
さらに、それはどうなの? と思うようなありえない振る舞いや、戦闘中のメインキャラの反則的な強さや生存率はこの映画ではあえてスルーで。きっと突っ込んではいけない。
これはエンターテインメントなんだから。
そう、この作品はただの歴史超大作ではなく、エンターテインメント色が非常に強く感じられる。前作 (といっても元々5時間超の1つの作品だが・・・)もそうだったように、音楽と演出の描写がいちいち美しい。これでもかというくらいに、伏線や細かい心理描写を丁寧に魅せてくれる。
曹操を、悪として描いているのでストーリーとしてのわかりやすさはあるが、深みがなくなってしまった気がする。善悪ではない情熱や双方の駆け引きがあればもっと強大な曹操を表現できたと思う。
もともとこの作品が”どうやって曹操軍を倒すか”という内容なので、ある程度はしょうがないのだろうが・・・、まぁ、伏線も思惑通り決まってしまう都合のよさよりは、どちらかというと前作のハラハラ感のある駆け引きのほうが個人的には好みだった。
ただ、完成度は折り紙つきで、圧倒的な迫力の映像は是非映画館で観るのがおすすめです。損はしないはず。
【※】 以下、ネタバレ注意!! (未鑑賞の方は閉じてください)

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やはり、2部作にすることが製作中に決まったということで、ストーリーに蛇足な部分が見受けられる気がする。
はっきり言って孫権の妹、孫尚香が自らスパイ活動をしている時点で意味がわからない。なんでそんな危険を。しかも敵陣からの連絡は伝書鳩という無謀な方法。どうみても運任せで、まったく現実味が沸かない。さらにたいした情報を送っていないという蛇足っぷり。そして敵国の理解者の存在もいらない気がした。
戦闘中でも、お偉いさんが先陣で戦っているのが大丈夫なのかと。どれだけ危険な目に合う気ですか。しかも流れ矢が一本も当たらずに生還。どんどんご都合映画のように薄っぺらく感じられてしまう。軍師なのに一番敵を倒してる・・・。
前作のように策を張り巡らせての駆け引きはあまり無く、運任せの上、それが見事に決まってしまったような物にしか見えないので、終盤の戦闘に見出せるのはものすごい迫力の映像美だけだ。
最後に、この戦いが小喬を巡るものであるというのは十分わかったし、ドラマチックにするためなのはいいが、自ら曹操の元に出向いていくというのはどうも理解に苦しむ。
しかも”お茶を淹れに行っただけ”という。結果、それが時間稼ぎになったのがもっと驚きの展開なのだが、もう少しうなるような駆け引きを見せてもらいたかったなぁ。
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この記事へのコメント (2)

  1. ぺこ

    試写会あたったんですね??
    羨ましい…私は外れてしまいました(><)
    確かに皆様強いですよねー。てか強すぎですよねー。 
    Part1の冒頭シーンで、若君をキャッチするところとか。 
    迫力満点の戦闘シーンは大満足でしたがo(^-^)o

    返信
  2. axe

    >>ぺこ さん
    試写会は知人に誘っていただきました。
    会場は中野サンプラザなのでものすごい人数が集まっていて、あそこまで大規模な試写会は久しぶり。

    返信

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