10月11日に発売された『Newニンテンドー3DS』と別売りの『充電台』を買ったので実際に使ってみた感じを早速レビュー。
New ニンテンドー3DS ホワイト (Amazon)
「New」といっても、3DSの後継機というわけではなくスペックや使いやすさを向上させた上位互換モデルといったもの。ちなみに海外では「2DS」といった性能そのままの3D機能を省いた本体も発売している。
参考までに、いままでの3DSシリーズの発売日。
2011年2月26日:ニンテンドー3DS 発売
2012年7月28日:ニンテンドー3DS LL 発売
2014年10月11日:Newニンテンドー3DS /3DS LL 発売
任天堂は「ゲームボーイアドバンス」→「ゲームボーイアドバンスSP」など携帯機をいくつかリファインしているので今回もその括りになるだろうが、スペックまで変更しているのは「ゲームボーイ」→「ゲームボーイカラー」、「ニンテンドーDS」→「ニンテンドーDSi」以来。
New3DS専用のソフトも出るというのと3DSは発売日から持っていたので買い替えにもちょうどいいかなというタイミングだったので購入しました。
Newニンテンドー3DSの特徴、変更点
- 右側にポインティングデバイスとして使えるCスティックが搭載。
- NFCリーダー/ライターを内蔵し,Suicaやamiiboの読み取りに対応。
- ニンテンドー3DS用拡張スライドパッドにあった「ZR」「ZL」ボタンを標準搭載
- CPUの強化によって動作やダウンロード速度が従来機より高速化
- 明るさの自動調節
- 3Dブレ防止機能
- 外部ストレージはmicroSDHCカードのみの対応
- 別売の「きせかえプレート」でデザインの変更が可能 (New 3DSのみ、new 3DS LLは対応せず)
ざっとまとめるとこう。「かゆいところに手が届く」以上のパワーアップとなっている。個人的に嬉しいのはCPU強化と視点移動などに使えるCスティックの搭載。
さて実際に見てみましょう。
レビュー
開封の儀
中にはこれだけ入ってます。ACアダプターは別売りなのでお気をつけを。
驚いたのは上プレートは外れた状態で入ってるんですね。シリアルナンバーのシールがプレートの中になりむき出しにならなくなったのは嬉しいところ。
外観
何気に電源ボタンもここに。電源ボタンはけっこう固く、押し間違えがなくなりいい感じです。
ボタンが懐かしのスーパーファミコン仕様に!
ちなみにLLでは通常の単色カラーです。
注目のCスティック!上部にちょっとしたくぼみがあり、細かい作りですね。
感触はラバー状でスティックというよりは少しグニグニと動かす感じ。昔触ったThinkPadのキーボード中央にあるポインティング・スティックにそっくりでした。
旧3DSからの変更で「HOMEボタン」も単独の物理キーになり、非常に押しやすくなった。
余談だがCPU強化によりゲーム中の切り替えがものすごく早くなったのでとても頻繁に使うようになりました。
ボリュームスライド。上画面に配置され、物理的にスイッチできるようになったため誤作動がなくなりました。
新しく配置された「ZR」「ZL」ボタン。通常の「R」「L」ボタンの横に配置されてます。
カチッと押しやすいです。
目玉の3Dブレ防止機能の小さいセンサーがカメラの横にぽちっとありますね。
このセンサーでプレイヤーの顔の角度を認識し動きがあってもブレることなく最適な3D画像を表示させます。
さらに嬉しい変更点は、上画面にクッションのポッチが2つついたこと。
いままでの3DSは画面を閉じると下画面の跡が上液晶に残ってしまっていたんですよね。これがなくなりました。
最初の設定画面で3Dブレ防止機能を堪能できます。
思っていたよりも遥かに精度が高くびっくり。こちらの顔を動かすと画面上の顔も同じように動いているのがわかります。
人の顔が2つ覗きこまれていたり、スマホなどを見て顔を外しているとついてこれない時がありますが。この機能により3D入れっぱなしでプレイするゲームが増えました。
下のパネルはmicroSDカードやバッテリーが入っているため取り外すときは1番のプラスドライバーを使います。
素晴らしいのは紛失防止にネジが外れないようになっていること。ここらへんの仕様がとても任天堂らしいですね。
4回くらいドライバーを回すとすぐに外れ、あとはパネルをカチッと外すだけです。
別売りの充電台
テンションが上がっていたので別売りの充電台も買いました。
本体と一緒にレビューします。
ここにNewニンテンドー3DSを乗せます。
ガチっというより、そっと置く感じです。
充電台の裏側にACアダプターの端子が。ここにACのケーブルを差し込むんですね。
余談ですが3DSのACアダプターは付属してませんので今まで使っていたものを使用します。
こうなります。そうです。充電中は画面が開けないのでプレイも出来なければお知らせも見れません。
microSDカードを大容量のものに変更
本体に最初から付属してくるmicroSDカードは4GB (しかもClass4)なので、いままで3DSで使っていた16GBでは引っ越しができません。
なので大容量高速の16GB (Class10、UHS-III)を買いました。大体6,000円ちょっとですかね。これでセーブ、ロードがなんぼか快適になることでしょう。
そしてmicroSDカードの交換。ここに差し込みます。
microSDカードは無くしそうで心配になるくらい小さいです。
歴代の3DSを並べてみた
どうせなので、現在保有している3DSの本体を並べてみました。
サイズ比較とか。
左から「Newニンテンドー3DS」、「ニンテンドー3DS」、「ニンテンドー3DS LL」です。
若干ですがNewニンテンドー3DSは旧タイプよりも大きいのがわかります。
3台とも重ねるとよりわかりやすいですかね。
初代に比べ「LL」や「New」はエッジが丸みを帯びているのがわかります。
まとめ
良い点
- 3Dブレ防止機能が予想以上にいい。ずっとこれでプレイできるくらい
- 想像していたよりも高級感がある本体の質感
- 旧3DSに比べ、体感できるくらいにロードやゲームの切り替え、読み込みが早くなった
- Cスティックには多少の慣れがいるが、全く問題なく使えるレベル
- サウンドボリュームボタンが上画面に配置され、3Dボリュームのようにオフでカチッと固定できるようになり、誤って音が入ることがなくなった。
- HOMEボタンが押しやすくなった。
- 上画面の上部に2点のクッションが配置され、本体を開け閉めした際に、上液晶画面に下画面の跡が残らなくなった。
悪い点
- ホワイトはちょっとした汚れが目立ちやすい。ジーパンのポッケトに少し入れていたら角が青みがかっていた(拭けばすぐに落ちるが)。
- SDカードからmicroSDカードに規格が変わってしまい、大容量のDLソフトやコンテンツを入れていた3DSから同じ環境で引っ越す場合は別途microSDカードを買いなおさなくてはならない (初期のmicroSDカードは4GB)。
- 充電スタンドはかっこいいが縦置きになので、充電しながら画面を開くことができない。
1週間ほど使ってみた感じとしてはこんな感じです。
新しくなって特に恩恵を得ているのがゲームの切り替えの際の待ち時間が劇的に短くなったと体感できること。
あと3Dブレ防止機能は見慣れている3D画面でも驚くのでぜひ機会ある方は体験してみてください。
コメント
ふむ…なかなかいいねでも4GBはけちくさいですなぁ
確かに、DLソフト買ってると最近のソフトなら2本くらいでいっぱいになってしまいますね。
個人的には「Class4」の速度のほうが気になって即替えましたが。
2DSと迷っていたのですが、New3DSに決めました!
こういう丁寧な文章好きです。
お邪魔しました。
コメントありがとうございます。
日本では出ないかと思ってた2DSもついに発売されましたね。
2DSは廉価版という位置づけなので買ってないんですが、参考になったのなら幸いです。
じつは「ゲームボーイアドバンス」→「ゲームボーイアドバンスSP」でもスペックアップしています
具体的にはCPUの動作クロックが二倍になってます DSのサブCPU時の動作クロックと同じ
プレイやんって動画再生用のアダプターがあったんですが上記の理由でSP専用で通常のGBAでは動きません