邦題:ドラゴンボーノレ・レボリューション
原題:DRAGONBALL REVOLUTION
監督:アックス・ウォン
製作総指揮:島山明、axe
脚本:島山明 (原作)、アックス・ウォン (脚本)
テーマソング:浜埼あゆみ 「rule」
出演:ブラッド・ピット (孫悟空)、ジム・キャリー (ピッコロ)、ショーン・コネリー (悟飯じいちゃん)、ダニエル・ラドクリフ (孫悟飯)、ジョニー・デップ (ベジータ)、オーランド・ブルーム (トランクス)、アンソニー・ホプキンス (亀仙人)、えなりかずき (クリリン)、ハリソンフォード (レッドリボン軍総帥)、ジャック・ブラック (ヤジロベー)、田代まさし (天下一武道会の司会)、アーノルド・シュワルツェネッガー(16号)、ニコラス・ケイジ (桃白白)、KONISHIKI (魔人ブウ)、他
データ:2009年/日本/85分 [20世紀アックス 配給]
鑑賞方法:新宿バルトナイソ (1番シアター) [ワールドプレミア試写会]
評価:★★★★★★★
[ストーリー]
「週刊少年ジャソプ」で連載され、爆発的人気を獲得した島山明の大ヒット・コミックをハリウッドで実写映画化。どんな願いもかなうドラゴンボーノレを集める旅に出た主人公・孫悟空が、世界征服をもくろむ巨悪との戦いを繰り広げる。監督は『axe.com』のアックス・ウォン。クリリンを『渡る世間は鬼ばかり』のえなりかずきが演じる。最新VFXを駆使した、ダイナミックなアクション・シーンに注目。
(ツネマトゥデイ)
[インプレッション]
世界中に散らばる7つのドラゴンボーノレを集める旅に出た孫悟空の物語。その目的は、どんな願いもかなうドラゴンボーノレを使って世界征服をもくろむピッコロ大魔王 (ジム・キャリー)の野望を阻止するためだった。旅の途中、悟空はドラゴンボーノレを探す亀仙人 (アンソニー・ホプキンス )らと出会い打倒ピッコロのために修行を行っていきます。
前評判を聞いて、まったく期待もなく、どんなに酷いのかを確認に行きました。しかし、思っていた以上の面白さに愕然。言葉にならないほどの衝撃を受けました。
なによりも良かったのはクリリン役のえなり君の熱演。ジャック・ブラック演じるヤジロベーとの友情がとても深く掘り下げられていて、「これは違う映画を見ているんじゃないか?」と錯覚するほど。
さらに、天下一武道会の司会役に田代まさしを起用するという奇抜ながら見事なキャスティングには監督の才能の片鱗が感じられます。
その司会も戦いに巻き込まれて死んじゃうんですけどね。
「ノープロブレム!! この世界にはドラゴンボーノレがあるからな!!」
この台詞は、映画史に語り継がれる事でしょう。
さらに原作とは違うオリジナルストーリーとして、人造人間16号 (アーノルド・シュワルツェネッガー)と魔人ブウ (KONISHIKI)の異種格闘技戦は燃えましたねー。彼らが戦うことになるとは。決着はつかないまま続編へと続くという引きも秀逸で悟空とピッコロがいなくても成立してしまいそうな内容の濃さでした。
さすが、総制作費100億円のうち、宣伝費に90億円使っただけはありますね。
個人的に残念だった点は、悟空が大猿に変身した際に服がまったく破けずに最新鋭のVFXを駆使して表現していたところ。そこは原作どおりに服破かないと。着ぐるみから役者見えてるんだもん。そして、下心丸出しの悟空。あれじゃあ筋斗雲乗れない。それでも”雲のマシン”の異名を持つ筋斗雲を見事に変形メカのバイクにしたハリウッドの発想力には脱帽です。
でも、一番気になったのは亀仙人のスワヒリ語による挨拶。
しかしながら本作は、それまでの想像を遥かに超える衝撃的な作品だったのではないでしょうか。後世に語り継がれるであろう歴史的実写映画を観ることができた喜びに打ち震えていて、今でも思い出すだけで感動しています。
このサイトでのレビューでは異例の星7つです!!
【※】 この記事はエイプリルフールのネタです。 (追記)
“DRAGONBALL REVOLUTION“も”ドラゴンボーノレ レボリューション“も、ハリウッド超大作の『DRAGONBALL EVOLUTION (ドラゴンボール エボリューション)』とは一切関係ありません。
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