Theatre劇団子 劇団創立25周年記念 33rd act
『どのツラ下げて』
Time table
2018年7月4日(水) – 7月8日(日)
7月4日(水) 19:00☆
7月5日(木) 14:00◎/19:00
7月6日(金) 14:00◎/19:00
7月7日(土) 13:00/18:00
7月8日(日) 13:00/17:00
■ ☆は初日割引になります
■ ◎平日昼は特別イベント、過去43作品プレイバック上演 (その場で演じます)!『どのツラ下げて』の上演はございません
(※ 受付開始は45分前、開場は30分前)
[予約フォーム]
https://www.quartet-online.net/ticket/gekidango18?m=0icjdgg
特別イベント
劇団創立25周年記念特別イベント
7月5日(木) 14:00◎、7月6日(金) 14:00◎の回は特別イベントを開催します。
「ゲキダンゴの25年すべて見せます!プレイバック上演会!!」
おかげさまで劇団子は結成25周年。
ということで、今までの全公演42作品を振り返りつつ、ちょっとずつプレイバック上演いたします!
ゲキダンゴ常連のみなさんも、初めましてのあなたも!
劇団子の25年を一緒に振り返りましょう!
Cast
斉藤範子
大高 雄一郎
竹中さやか
杏泉 しのぶ
大島 翠
和田裕太
髙島大幹
斧口智彦
岩﨑一洋
小玉雄大
三上彩音
結川祥子
五十嵐正俊
奏者
ヴァイオリン: 斎藤千穂、小西智子 (7月7日のみ)
Staff
作・演出: 石山英憲
映像: 照山明
音楽: 中村康隆 (夜長オーケストラ)
舞台美術: 照井旅詩
照明: 龍野禎和 (Lightshop Neo)
音響: 須坂あゆみ
舞台監督: 角田晃一 (カラスカ)
宣伝美術: 尾﨑文彦 (tongpoo)
制作: 古谷真弓
演出助手: 土方健太郎
守衛: 佐佐木萌英
企画・製作: Theatre劇団子
Ticket
前売: 3,800円
当日: 4,000円
(日時指定・全席自由)
初日割引
前売:3,500円
学生割引
前売: 3,000円
当日: 3,200円
(劇団扱いのみ、要学生証提示)
特別イベント
前売/当日: 2,000円
※ 『どのツラ下げて』の上演はございません
要日時予約
混雑が予想されるので、劇場にくる前に必ず日時の予約が必要になります。日にちが決まりましたら僕に連絡してください。
Place
シアター風姿花伝
〒161-0032 東京都新宿区中落合2-1-10
→ JR山手線「目白駅」 徒歩18分
→ 都営大江戸線「落合南長崎駅」 徒歩12分
→ 西武池袋線「椎名町駅」 徒歩8分
→ 西武新宿線「下落合駅」 徒歩10分
Google マップ
https://goo.gl/maps/MunwB9GP41s
Story
放蕩親父が死んだ。64歳だった。
飲む打つ買うの三拍子で好き勝手に生きた結果
親父が残していったのは膨れ上がった借金とそして、問題だらけの「劇団」。
幼い頃から7つ年の離れた腹違いの兄と2人で無理矢理、巡業先の劇場に立たされた。
だからあまり学校には行けなかった。
それが当たり前だと思っていた。10年前、親父は癌を煩った。
兄弟2人で力を合わせて劇団を守ろうとした。
そして巡業先で兄は全てを僕に押し付けて失踪した。僕は必死だった。
必死になる筋合いもないのにただ必死だった。
逃げればいいのに逃げなかった。
ただ兄とは違う自分を肯定する為に。
そして僕は憎んだ。
父親譲りの身勝手な兄を僕は心底憎んだ。
許せない。絶対に許せない。親父の葬儀は親族と劇団員だけで行われた。
梅雨も明けたばかりの夕方。
耳を刺す様なひぐらしの鳴き声を連れて心底嫌いな兄が帰って来た。お坊さんのお経を退屈に聞き流して、悪びれる様子もない兄の背中を見ながら
僕は今にも吐き出しそうな言葉を心の中で繰り返す。
「どのツラ下げて・・・」25周年を迎えたTheatre劇団子の最新作。
これは問題だらけの劇団を巡る悲劇、、、
いや喜劇である。
劇団公式サイト
公演紹介ページ
→ http://gekidango.jp/info/
Theatre劇団子 Official HomePage
→ http://gekidango.jp/
作品について
劇団創立25周年!
創立25年ということで、いろいろとつづろうと思っていたんですが、主宰のこの言葉が全てです。
何も言うことはありません。
見てください。舞台や芝居、表現に携わるものであれば共感する部分も少なからずあるであろうこのアツい意気込みを。
劇団創立25周年記念に向けて
主宰よりご挨拶劇団を旗揚げしてから25年が経ちました。
当時の僕は単なる暇つぶし程度にしか考えていなかった。
きっと周りの仲間もそうだ。
卒業する頃にはまるで何も無かったかのように
劇団を立ち上げた事すら忘れているだろうって。
そしていざ卒業という時、やっぱり劇団活動をお休みした。
僕はテレビ番組制作のADになった。
仕事は大変だったけど楽しかった。
盆も正月もなく働いたので、ある程度のお金も溜まった。
何一つ不自由無い暮らし。安定した生活。やり甲斐のある仕事。
きっとこのままテレビの世界で生きていくんだろうなって。
ディレクターになってプロデューサーになって・・・ふとした休みの日。僕はとある劇場で知り合いの芝居を見た。
好きな芝居ではなかったけど、舞台上で躍動する知り合いを見て
凄く羨ましく思った。観劇の間ずっとワクワクしてた。
そう、見ながらずっとワクワクしていた。
テレビ番組を創るよりも芝居を創っていた時の方が
ワクワクしていた自分に気づいてしまい
僕は制作会社を辞めた。学生時代、僕の芝居を見に来てくれていた仲間は
歳を重ねる度に少なくなっていった。
チケットの値段が高くなる度に作品への批判が多くなった。
沢山の時間を共に過ごした劇団員は次々に入れ替わった。
楽しい事よりも辛い事の方が多かった。
それでも劇団を続けてきたのはずっとワクワクしていたいから。
不安定極まりない生活も、理不尽だらけの人間関係も
全部ひっくるめてワクワク出来る。それが劇団。心ない大人や家族、そして友達にもお前のやってる事は遊びだと呆れられた。
色んな人に迷惑かけつつ、沢山の人に支えられながら
それでもやり続けていたらいつしか「大したもんだ」と言われるようになった。
きちんとした社会生活を過ごせているかと問われたらそうじゃないかもしれないけど
でも僕は未だに劇団を超えるワクワクに出会えてないから
だからもう少し続けてみようと思う。
考えてる事がまるで子供だとバカにされるかもしれないけど
ワクワクを本気で追求した先に、まだ見ぬ地平がある気がしてならないのです。そんな記念すべき25周年公演に選んだ題材は「劇団」です。
思いが強過ぎて逆に創るのが不安になるけど
今これを描きたいと思っている自分自身に
僕はとてもワクワクしているのです。Theatre劇団子 主宰 石山英憲
様々な劇団が生まれては消えていくなか、ただ存在しているということだけでも大変なのに、43作品というオリジナル作品を公演し続けてきた劇団は日本でも数えるほどしかいないのではないでしょうか?
続けていくというのはそれだけでも偉大ですが、常にその時できる最高のものをお客様にお届けするという信念はこれからも変わりません。
最大出力で「今」お届けできる最高の作品を創り上げます。
テーマは「劇団」
あらすじを見ていただければおわかりの通り、今作はある劇団のお話なんです。
王道の笑って泣けるシチュエーションコメディを25年間ずっと突き詰めてきた、人間を魅せる劇団が「劇団」をテーマに作品を作ります。
さらに今回、25周年ということで劇団初期メンバーでもある「五十嵐正俊」さんを特別出演として招き、現役劇団員と同じ板の上に!
そしてタイトルが『どのツラ下げて』という(笑)。
このように、なんとも面白そうな流れで決まったように思えますが、想像以上にドラマがありそうなお話です。
前回の『ジェットコースターが終われば』は音楽劇ということでTheatre劇団子でも少し異質な作品でしたが、今回は踊らないし歌わないし死神も出てきません!多分!
Theatre劇団子の真骨頂でもある「会話劇」、人間ドラマを存分にお楽しみください。
特別イベント
2回あります平日の昼公演は『どのツラ下げて』の公演は行わず、25周年記念の特別イベントを開催いたします!
特別イベントの内容は過去の劇団子作品プレイバック上映!
今までの劇団子の公演全43作品を現役劇団員がその場でワンシーンずつ演じていくダイジェストをお見せするというジェットコースターのような内容です!
25年に渡る歴史をすべてその場で体感できるという特別企画。
各作品ごとに主宰・石山さんのコメントも聞けるので、最近の作品しか知らないお客様でも楽しめます。
チャンスは平日昼の2回しかございません!
お時間いただけるのなら、ぜひ昼にイベントを見ていただいて、そのまま夜の本公演を観ていただければ!!
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