サロゲート

レビュー
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ポスター
邦題:サロゲート
原題:Surrogates
監督:ジョナサン・モストウ
製作総指揮:デヴィッド・ニックセイ、エリザベス・バンクス
製作:デヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン、マックス・ハンデルマン
脚本:マイケル・フェリス、ジョン・ブランカトー
音楽:リチャード・マーヴィン
主題歌:ブレイキング・ベンジャミン 「アイ・ウィル・ノット・バウ」
撮影:オリヴァー・ウッド
編集:ケヴィン・スティット
出演:ブルース・ウィリス、ラダ・ミッチェル、ロザムンド・パイク、ボリス・コジョー、ジェームズ・フランシス・ギンティ、ヴィング・レイムス、ジェームズ・クロムウェル、ジャック・ノーズワージー、デヴィン・ラトレイ、マイケル・カドリッツ、ジェフリー・デ・セラーノ、他
データ:2000年/制作国/89分 [ウォルト・ディズニー・スタジオ]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
[ストーリー]
 代行ロボット“サロゲート”が活躍する近未来。人間は自宅でサロゲートをリモートコントロールするだけで、リアルな世界に身を置くことはなくなった。ある日、あるサロゲートが襲われ、使用者本人も死亡する事件が起こる。FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)は、サロゲートを開発したVSI社と事件とのかかわりを捜査するが……。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
『ターミネーター3』のジョナサン・モストウ監督が見せてくれるのは身代わりロボットが人間社会と生活のすべてを代行する近未来の世界。
こういったSFには目がないボクですが、きちんとしたリアルな描写で描かれていて世界観もとても好きでした。
何よりもテーマとして持ってきたのがこの世界そのものを否定しかねない「それでいいのか」という問題なので、ある意味王道というかある意味安心して見れる展開です。
特に難しいことを考えなくても、サロゲートの説明は入るし別段難しいことをしているわけでもないのでその世界観を楽しんでいれば十分に楽しめるはず。
世界を巻き込んでいく割にはだいぶ小規模で展開されていく事件の数々ですが、そこにあまり意味はなくて、監督ははじめから見せたい終わり方のためにジリジリと歩を進めるような話づくりなので、途中でその安定感に気づいてしまえばあとは設定を楽しむ映画になってしまうのがちょっと残念。
斬新な映像があるわけでも、ものスゴイアクションがあるわけでもないので、いっそキャラクターの心情におもいっきり焦点を当てた作品にしてしまえば、また別次元の作品になったんじゃなかろうか。
ただ、最終的にそういった人間の心情の落しどころは用意されているので、きちんとエンターテインメントにもなっている点はそれで正解だと思う。

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