『東京』
[Cast]
いせゆみこ、井筒大介、井端珠里、海老原礼子、粕谷吉洋、木村 悟、小林 愛、佐藤幾優、佐藤晴彦、清水 優、新田めぐみ、野本光一郎、松永裕子、ゆかわたかし、吉牟田眞奈
[Staff]
作・演出:赤堀雅秋
舞台監督:
照明:
音響:
衣裳:
宣伝美術:
[Time table] 青字=観にいった回
03月13日(木) 19:30
03月14日(金) 19:30
03月15日(土) 14:00/18:00
03月16日(日) 14:00/
03月17日(月) 19:30
03月18日(火) 19:30
03月19日(水) 14:00/19:30
03月20日(祝) 14:00
03月21日(金) 19:30
03月22日(土) 14:00/18:00
03月23日(日) 14:00
[上映時間:約120分]
[Ticket]
前売:4,200円
当日:4,500円
(全席指定)
[Place]
赤坂RED/THEATER
(→赤坂見附駅 徒歩5分)
[劇団 公式サイト]
赤坂RED/REVOLUTION『東京』
http://www.tokyo-red.net/
ストーリー
「色々あっていいと思う。というか、色々あるべきだと思う。
それでも僕がエンゲキに期待するのは、やはり奇跡である。
奇跡が見たくて劇場に足を運び、奇跡を生み出したくて作品に携わる。
大仰な言い草だが、本音だから仕方がない。
クオリティーなんてどうでもいい。
いや、どうでもよくない。
どうでもよくないが、どうでもいい(やはりどうでもよくない)。
ここでいう奇跡は偶然の産物ではなく、必然の先にある。
ニンゲンの毛穴からふいに滲み出てしまったグロテスクな奇跡。
汗のような涙のような精液のような。
そんな一縷の奇跡に出会うべく僕はこのエンゲキと携わる。
ま、当たり前の話だ。」
赤堀雅秋
(チラシ・公式サイトから引用)
インプレッション
公式HPに「15/613」というフレーズが踊っている通り、全キャストフルオーディションで応募者613人の中から選びぬかれた15人の男女による青春群像劇。
ストーリーは、田舎から東京へと上京してきた若者たちの様々な想いや人間模様を描くもので、それぞれの人間関係や考え方のギャップ、人生や生きることに対しての価値観のようなものをはっきりとは言わないし、発信はしていないのだけれどそこはかとなく感じることの出来る内容。ただ、見終わってスッキリする類のものではない。
演出や物語の構成は好きだけども、どうもつかみ所がないというか、引っ掛かりにくい印象でした。
これは「青春群像劇 (物語)」を見せたいのか、「613人の中から選ばれた15人の役者陣 (話題性)」を見せたいのか。あまりにも大きく「15/613」というキャッチが踊っていたように感じてしまい結果どちらを見せたいのかと。そうなるとお客さんが期待するのは演技力なのかな。
演技はとても自然で、巧いといえる人ばかり。技術やテクニック的なものはもうすごい。実際ボクは見入ってました。ただ、その演技からは作品全体を通して残る印象はどれも控えめなものに感じる。
それぞれの個性がぶつかりあったわけでもなく、ただただ淡々と展開していく芝居と物語内での情景。でも現実はそんなもの。実際事件が起こっても案外そんなもの、だからこそ、そういう意味では恐ろしいくらいにリアリティがある。
その、瞬間瞬間を楽しむ芝居でありました。
評価:★★★★☆
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