ソウ3 (SAW III)

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邦題:ソウ3
原題:SAW III
監督:ダーレン・リン・バウズマン
製作総指揮:ジェームズ・ワン、リー・ワネル、ピーター・ブロック、ダニエル・ジェイソン・ヘフナー、ステイシー・テストロ、ジェイソン・コンスタンティン
脚本:リー・ワネル
音楽:チャーリー・クロウザー
出演:トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデン、バハー・スーメク、ディナ・メイヤー、ドニー・ウォールバーグ
データ:2006年/アメリカ/107分 [アスミック・エース]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆

[ストーリー]
廃校で男の死体が発見された。これまでのジグソウの犠牲者とは異なる点に着目し、困惑する女刑事ケリー。その夜、彼女は何者かに拉致される。ジグソウは動けないはずなのに…。
轢き逃げで息子を失ったジェフは、使われていない食肉加工工場で目が覚める。そこには、息子の死に関連のある3人の人間が監禁されていた。ジェフは、彼らを赦すことができるのか?これは、誰のためのゲームなのか?
(Wikipedia)

[インプレッション]
ようやく観ました。『SAW3』。このシリーズはその過激なグロさよりも、秀逸なストーリー展開と構成に度肝抜かれていたんですが、3作目ともなるとどんどんエスカレートしていってます。というかブレーキが利かなくなってきたような。
いままでの作品の中で特筆すべき点はあっと驚くラストと、その極限なシチュエーションをうまく魅せていた部分です。編集がうまい。無駄にグロい部分を見せないであえて想像させたりとか、低予算を逆手に取った演出は神のレベルといっても過言ではないでしょう。

しかし、今回のグロさは異常。さすがにね、『CUBE』とか余裕で観れる僕もやばかったです。あそこまでしっかり見せられると引いてしまう。それでもB級スプラッタ映画にならなかったのは秀逸な構成力のなせる業かなと。しかし、本当にR-15指定なのかアレ?
制作当初はあまりに過激なシーンからR-18指定になってしまい、制作側がさまざまな削除・修正を加えてなんとかR-15に引き下げたとか。ちなみにアメリカでは「R指定 (17歳未満は成人保護者の同伴必須)」での劇場公開となった。2007年3月16日に発売されたDVDでは上映できなかったオリジナル・バージョンが収録されているらしい。

今作ではいよいよジグソウを中心としたストーリーラインで、今まで見えなかった部分や明らかになる謎が続々出てきます。『ソウ2』では後継者のアマンダが出てきましたが、やはり最後までジグソウはジグソウ一人でゲームをやっていたということでいいんでしょうか。
個人的にはいままでの極限状態のシチュエーションにこだわりたかったなぁ。もはやただの拷問オンパレードにしか見えなくなってしまった点は非常に残念。

聞くところによると、『SAW5』まで制作が決定しているようで、どうにかしてこの流れをリセットして欲しいものである。ただの”有名なスプラッタ映画シリーズ”としてしか残らなくなってしまうのはもったいなさすぎる。
しかし、この続編となると、ジグソウの若い頃の話しかないだろーな多分。レクター博士のパクリでもいいからさ。

前作『ソウ2』のポスターは、2本の切断された指をロゴとしてあしらった描写が過激すぎるとして、アメリカ映画協会(MPAA)の通告を受け回収騒ぎが出たとか。今回のポスターも初回版はジグソウ役のトビン・ベルの本物の血液で赤を印刷している懲りよう (このポスターはオークションにかけられ収益は赤十字に寄付されたそうです)。

今作ではさすがに回収騒ぎはなかったものの、過激さはすごいです。日本ではさすがにアメリカのオリジナル版は使わなかったようですね。「3」を表現するものがオリジナル版のあるものから3本の鎖になっています。

【※】 ややグロ注意!! クリックするとくっきりご覧になれます。
英国のタバコ広告のような。違うか。

レビュー映画
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