鉄コン筋クリート

by axe | 2007年7月15日(日) 23:51

鉄コン筋クリート
邦題:鉄コン筋クリート
監督:マイケル・アリアス
演出:安藤裕章
原作:松本大洋
脚本:アンソニー・ワイントラーブ
総作画監督・キャラクターデザイン:西見祥示郎
美術監督:木村真二
CGI監督:坂本拓馬
音楽: Plaid
編集:武宮むつみ
アニメーション制作:STUDIO 4℃
出演:二宮和也、蒼井優、伊勢谷友介、宮藤官九郎、大森南朋、岡田義徳、森三中、納谷六朗、西村知道、麦人、田中泯、本木雅弘
データ:2006年/日本/111分 [アスミック・エース]
受賞:ARTFORUM誌 (MoMA)2006年度最優秀作品「Best Film」選出 (日本映画史上初の快挙)
2006年度毎日映画コンクール大藤信郎賞
第57回ベルリン国際映画祭generation14+部門 (ノミネート)
第57回ベルリン国際映画祭新人監督賞部門 (ノミネート)
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 昔ながらの義理と人情が支配する街“宝町”を拠点に、何ものにも支配されずに自由に飛び回る“ネコ”と呼ばれるふたりの少年クロとシロ。彼らは誰よりも街を知り尽くしていたが、その愛する宝町に再開発と呼ばれる変革の荒波が迫ってくる。その影響でヤクザと暴力といった“退廃”が同時に街に押し寄せてしまい……。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
ずっとずっと気になってた映画の一つです。台風のおかげで観ることができました。あ、先に言っておきますが原作は一切読んでません。
絵柄とは裏腹でそうとうバイオレンスなこの作品。カツアゲやスリ、強盗などの犯罪を生活手段として暮らしている家を持たない子供が自分の町を守るという、平たく言ってしまえばヤクザの縄張り映画。しかし、深い。人間関係やキャラクターの個性が圧倒的に深い。深すぎてぐいぐい引き込まれてしまいます。
「もちも~ち。こちらシロ隊員。お~とぉ~どうじょ~」
この町で暮らしていくという2人の生き様のような感情とシンクロして物語が進んでいきます。それを取り巻く人物や事件によってさらに事態が変動していくんですが、どんどん暗くなっていくのは目に見えていて、個人的には最初のほうの子供同士の戦闘 (?)シーンのノリが大スキだったんでちょい残念だったかな。でもまぁ、”クロとシロ”に対しての”鈴木 (ネズミ)と木村”のようでもあり、あの関係もまたなんともいえなかったなぁー。
はっきり言うと、原作に比べると内容がぼかされているという話を耳にします。が、しかし、あれがひとつの見せ方であり、作品としての完成度は十分に満たせていたと思います。期待してみたけどそれにしっかり応えてくれる内容で満足度は非常に高かったです。

ART BOOK-クロside ART BOOK-シロside
ここからは技術的な話。日本のアニメを本当に誇れるくらい良いものが見れた。最高。色彩、スピード感、動く動く。作画もすごいです。そして何より興味を引いたのが作品全体に一貫して漂うビジュアル。宣伝美術やデザインのセンスがいい。新聞や広告を見て何度息を呑んだことか。ロゴや配置、色彩など感性にビンビンきます。もちろん個人差ある分野だろうけども。

構図が素晴らしい 細かい!
もうひとつ。何がすげぇって書き込みがハンパない。シーンのそれぞれがイラストとして成立しそうで、1コマ1コマ止めてみていていくらい。

こどもの城 全景 鮮やかな色彩
風景の町並みなんかどこまで書き込んでるんだよってくらい細かい。こういうね、ごっちゃごっちゃしたの大好きなんで、もうホント、すばらしいです。ため息でます。現代とも違うどこか違和感のある世界観を見事に表現してました。これだけでも十分に見る価値はあります。アニメ好きにはお勧めの1作。同じアニメ作品なら『時をかける少女』よりも断然こっちかな。世界観込みで。
「オレ、不感症ですから」
宮藤官九郎の声優込みで。

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この記事へのコメント (1)

  1. CDC

    鉄コン筋クリート オリジナル・サウンドトラック: Plaid

    実は昨日友達の家で映画見てきました。
    「鉄コン筋クリート」
    松本大洋、マイケル・アリアス、スタジオ4℃のあれです。
    昨年映画館でも見て来たんですけど…

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