ラバーズコンチェルト

レビュー
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オモテ
ヒューマンアカデミー同窓会企画舞台公演
ラバーズコンチェルト
[Cast]
【かえで】
浅古昌徳、内田絢子、大阪真瑠子、川田彩花、小林暖、志村美保子、須藤亜弥、津島麻実、寺澤美央、長井耶千与、浜田美香、一見暁、本山香織、和田献健
【あざみ】
和泉勇次、一色史、岡知紗冬、柏倉志保、金澤洋之、高山史也、笹本奈津枝、菅沼萌恵、千葉かおり、新元明恵、蛭田実穂、藤代勇一、藤原香、星野祐紀、諸岡みなみ
[Staff]
作・演出・作詞:貞岡秀司
演出助手:城市遼、太田恵美子
舞台監督・舞台美術:渡邉歩
製作:森口さやか
音響:三木大樹
照明:中山仁
作曲:YOUKISO
宣伝美術:鈴木萌子
衣装:平山雄也・高橋範衣
ヘアメイク:長江ちか、関根久美子
振り付け:森澤碧音
歌唱指導:荒川ゆかり
[Time table] 青字=観にいった回
9月18日(土) 14:00[A]/19:00[K]
9月19日(日) 14:00[K]/19:00[A]
9月20日(月) 14:00[A]/19:00[K]
9月21日(火) 19:00[A]
9月22日(水) 14:00[K]/19:00[A]
9月23日(木) 15:00[K]
 [上映時間:約120分]
[Ticket]
前売:2,800円
当日:3,000円
(全席自由)
[Place]
ラゾーナ川崎プラザソル
(→JR川崎駅 徒歩5分)
[劇団 公式サイト]
ラバーズコンチェルト告知ページ
http://humansibuya.tabigeinin.com/lovecon.html
[ストーリー]
昭和20年の暮れ。
焼け野原と化した東京に、一人の復員兵が降り立った。
かつての仲間との約束を果たすために…。
同じころ、一人の少女が上京する。
新しい時代の演劇に夢を馳せ、女流作家として名を成すために…。
歴史とは時代や立場によってさまざまに価値観が変わるプリズムのようなもの。
この作品はそれを物語で再現しようとする試みである。
表舞台で光を受ける役者たちの叙事詩のように、
あるいはそれを陰で支える作家の抒事詩のように。
役者サイドに立った あざみの物語 
そして
作家サイドを描いた かえでの物語。
一つの歌劇団を巡る全く違う二つのドラマ。
どうぞご期待下さい。

(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
戦後間もない日本での歌劇団のお話。
2バージョンでの公演で、一方はコミカルに歌劇団内部でのお話、もう一方はそこに駆けつける仲間たちに焦点をあてたややシリアスなお話と、2作とも見ると互いが補完できるというのが面白い。
ボクはシリアスなほうを見たわけですが。まぁ、言いたいことはよくわかるし、こういうテーマを扱うてことは大体そっちの方になるんですがね。仲間の生き死にのハナシ。
どうしても距離感を感じてしまう。仲間が死んで涙するようなシーンはあるんだけど、どうしても役者のテンションとお客さんまでの間に差を感じてしまう。重要な台詞を言っているのに、なぜか感情がここまで届いて来ない。どうしても傍観してしまっている自分がいました。
なぜなのか、登場人物の多さや、見せたいシーンと見せどころとの差がなさすぎて全体的に冗長になってしまいがちだったということと、台詞回しというか物量の多さ。
途中、歌劇団の歌と踊りを挟んでもどうしても動きがない。
これが舞台上との距離を感じてしまう一番の要因なんじゃないかと思う。
役者はしっかりと演じていて、下手でもないし、やることをやっていたと思うけど、コレは脚本的な問題なのか、ボクの好みの問題なのか、原因というよりは全体的に流れる雰囲気にどうしても感情移入できずに眺めてしまったんだと思う。
戦争ものということを差し引いてもテーマがはっきりとしているのに、物語の中でどうしても感情に動きがりがないので、こちらが積極的に見ようとしないとストーリーが追えないのはちょっと大変に思ってしまう。
一定のクオリティを保っていただけにもったいない。と感じてしまった。
評価:★★☆☆☆

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