バットマン ビギンズ

レビュー
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ポスター
邦題:バットマン ビギンズ
原題:BATMAN BEGINS
監督:クリストファー・ノーラン
製作:ラリー・J・フランコ、チャールズ・ローヴェン、エマ・トーマス
脚本:クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード、ハンス・ジマー
撮影:ウォーリー・フィスター
編集:リー・スミス
出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ケイティ・ホームズ、ゲイリー・オールドマン、渡辺 謙
データ:2005年/アメリカ/141分 [ワーナー・ブラザーズ]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 長引く不況で貧困に喘ぐ大都市ゴッサム・シティ。そこの大富豪の一人息子ブルース・ウェインは、ある日、目の前で追剥に両親を殺害されてしまう。十数年後、成長したブルースは両親を殺した犯人が裁判を終えた直後に殺害される現場を目撃。復讐、自分への罪悪感、悪とは何か、正義とは何かといった葛藤に悩まされる。ゴッサム・シティの治安は悪化する一方、青年となった彼はあてのない放浪の旅の果てに、ヒマラヤの奥地で影の同盟という謎の組織と接触する。
そして、汚職と腐敗や犯罪が蔓延するゴッサム・シティに舞い戻った彼は、執事のアルフレッド、応用科学部に左遷させられたフォックスの協力を得て、幼い自分が恐怖を感じた体験を基に、ある計画を実行し始める。しかし、その事が彼を待ち受ける過酷な現実の始まりとなるのであった。
(Wikipdia)
[インプレッション]
バットマンの実写映画板第5作目にして、再スタートした新生バットマンシリーズの第1作目。
前作までの印象よりも、かなりシリアスなドラマ展開が見所となっている。『スパイダーマン』でもそうだったが、主人公の超人的な部分よりも人間ドラマにおける心理描写に重きを置いた作品が受けているようだ。実際にこの作品も評価は高かった。
主人公のブルース・ウェインがバットマンになるまでの過程を描いているのでまったくバットマンシリーズになじみがない人でも大丈夫。というかそういう人にこそお勧めできる作品だ。
展開のテンポがよく、見せ方が非常にうまいのでまったく飽きることなく物語りにのめりこむことができる。しかも、そのテンポを崩すことなくキャラクターの心理描写がしっかりと描かれていくので感情移入がしやすい。
エンターテインメントとしても、ドラマとしても見やすい、非常に間口の広い作品だといえるが、『バットマン』のようなダークな世界観でここまで見せきるのはとてもすごいことだと思う。
それも、脇を固める役者の演技のなせる業だろうか。アメコミが原作のキャラクターが強い芝居ではない、あくまでリアルでシリアスな演技なのでまったくチープに見えないのもこの作品の魅力を押し上げているのだろう。
近代的な町並みも見ていてワクワクしたり、描写がわかりやすいとてもうまいカメラワークでまったくストレスなく観ることができる良作映画だ。

コメント

  1. BATMAN BEGINS – バットマン ビギンズ –

    「BATMAN BEGINS – バットマン ビギンズ -」 感想
    バットマンすばらしいじゃないですか!!
    あまりに有名すぎるので「どうせ…

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