ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

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邦題:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
原題:HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX
監督:デヴィッド・イェーツ
原作:J・K・ローリング
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、他
データ:2007年/アメリカ/138分 [ワーナー・ブラザーズ]
鑑賞方法:ワーナーマイカルシネマズつきみ野 (6番スクリーン)
評価:★★★★☆

[ストーリー]
ホグワーツ魔法魔術学校の5年生になったハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、最近、ヴォルデモート卿のうわさを聞かないことに気付く。そんな折、魔法省は学校にお目付役として新しく防衛術を教える教師を送り込む。その授業を不満に思ったハリーは親友のハーマイオニー(エマ・ワトソン)らと“ダンブルドア軍団”を結成する。
(シネマトゥデイ)

[インプレッション]
朝一で観てきました。一応上映開始からまだ1週間ですが、8:30の回ということで余裕で観ることができて、そんなに混んでなかった印象。
前回ついに”アノ人”と対面したポッター君。今回はその因縁が全体を通してに付きまとう暗~い内容でした。冒頭はいつもどおり人間の世界”マグル”でのシーンから始まりますが、やっぱり居候している家ではいじめられている様子。それにしても、いい年だろうにいつまでこの扱いなのかポッター君。
あ、ちなみにまったく小説版を読んでないので話の展開は映画を追っていくしかありません。なので細かい言い回しやその他の省かれた点はいっさいわかりません。

ただ、今回は前回のようにエンターテインメント色がぐっと少なくなり、というか内容的に出しようがないんでしょうが終始悩み続ける主人公の映画になってます。そのおかげか、幾分かラドクリフ君が前作よりも子供っぽく見えたりして。
それぞれの成長という点では今作は完全に次回へのつなぎであり、『スターウォーズ』で言えば”帝国の逆襲”にあたるような位置づけ。いや、でもそう考えると結構似てるように思えてくるから不思議。憎しみの感情に傾いていくハリーに漬け込もうとするヴォルデモート卿の描写なんて、もうそっくり。いいかげん”アノ人(ヴォルデモート卿)”がポッター君の父なんじゃないかと想像してます。そうだったらなかなかドラマチックだなぁと。あ、小説版ではそこら辺の謎は解けているんでしょうか?
今回「額の傷の謎を知りたいか」のキャッチコピーだったんですが・・・結局謎がうやむやにされて、わからずじまい。なんとも切れが悪い終わり方でした。

しかし、2時間半飽きることはないです。脚本の展開や、見せ方は相変わらず素晴らしいので。ただ、前回が盛り上がりすぎたんで、今回と比較されてしまうという皮肉な結果が。個人的にもシリーズの中でも印象に残りにくい作品でした。
話題のキスシーンについては・・・なにもいうまい。

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