4月16日に突如発表されたAndroid端末向けのGoogel公式のネイティブカメラアプリ「Googleカメラ」。
なんといっても注目なのは被写界深度の浅い一眼レフで撮ったかのような背景のボケた写真が撮れる「レンズぼかしモード」という機能。
この機能のすごいところは、携帯端末でも背景がボケたそれなりの写真が撮れるということよりも、撮った写真のフォーカスを後から変えられるという点。
実際にインストールできるのはAndroid 4.4(KitKat)以降を搭載した携帯電話とタブレットだけなので、現在日本で出回っている端末だと、おそらく最新のNexus5やタブレットであるNexus7 (2013)でないと使えません。
該当端末を持っている場合はデフォルトで入っている公式のカメラアプリが自動で更新されているはず。
このアプリ、発表から非常に気になるところだったんですが、タイミング悪くNexus7を修理に出していてずっと試せませんでした。
結局修理には液晶のかけということで、12,960円かかったんですが…。
とにかく、無事修理から帰ってきたNexus7で実際に使ってみたいと思います。
はい! どうですか、この2枚の写真。
左は「レンズぼかしモード」で撮影し、右は通常の撮影でほぼ同じ角度から撮ったものです。
確かに左のほうが背景がボケているのがわかります。どちらもクリック先で未加工のもの。
Nexus7は通常撮影での最大解像度が1944px × 2592pxなんですが、そのままレンズぼかしモードで撮った画像は自動的に解像度が1536px × 2048pxに。少し縮小されるようですね。
レンズぼかしモードでの撮影は被写体を決めてシャッターボタンを押すと、
端末をゆっくり上にあげて
被写体を中央に配置します。
このような表示が出ます。画面の指示に従って、被写体を中央にとらえながら頭をなぞるように端末をやや斜めにしながら上にスライドさせます。わかりますかね。
この角度の差で深度を計算しボカしているんでしょう。
動きが早すぎたりするとエラーが出るのでゆっくりと動かします。
きっと、角度の差などで計算してボケ効果を出しているので、撮影後の画像でも後から簡単にフォーカスを変更したりボケの度合いを調節できます。背景にフォーカスを合わせてダンボーくんをボカすことも自在に出来てしまいます。
レンズぼかしモードは非常に面白い機能なんですが、精度やクオリティにはもうちょっと達していない感じ。
思ったよりも編集後のボケが荒くて何回か変更していると肝心の被写体のピントすら甘くなってしまうのがちょっと残念。
そういった編集は専用のアプリAfter Focusのほうが断然綺麗です。
ただ、実用までは後ちょっとだけども、SNSでサクッと写真をアップしたい時に背景の余計なものを考えずに気軽に被写体を撮れるという点ではいいかも。
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