監督:ローランド・エメリッヒ
製作総指揮:ローランド・エメリッヒ、ウテ・エメリッヒ、マイケル・ウィマー
製作:マーク・ゴードン、ハラルド・クローサー、ラリー・フランコ
脚本:ローランド・エメリッヒ、ハラルド・クローサー
音楽:ハラルド・クローサー、トマス・ワンダー
撮影:ディーン・セムラー
編集:デヴィッド・ブレナー、ピーター・S・エリオット
出演者:ジョン・キューザック、アマンダ・ピート、ダニー・グローヴァー、タンディ・ニュートン、オリヴァー・プラット、キウェテル・イジョフォー、ウディ・ハレルソン、ジョージ・シーガル
データ:2009年/アメリカ/158分 [ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント]
鑑賞方法:TOHOシネマズ南大沢 (5番シアター)
評価:★★☆☆☆
[ストーリー]
2009年、リムジン運転手のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、子どもたちとの旅行を楽しんでいた。ところが、偶然湖底に沈む巨大な研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを知る。この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は地球上の至るところで起こり始め……。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
久しぶりに面白い映画を見せていただきました。
ここまでネタに事欠かない出来は本当に久しぶり。
極限の映像で送るディザスタームービーということで前評判の予告通りのド派手な映像で地球がぶっ壊れていく様は痛快で笑いすら起きてしまいます。シリアスなドラマなのに、そう見せようと作っているとしか思えない見せ方。キャラクターに感情移入しきれないままドラマを展開させようとしていく。
様々な登場人物に起こることを同時進行で見せていく手法なのだが、先にも書いたり現実感のない見せ方とそれを取り巻く人間たちの描写とプロットがとにかく陳腐で感動を誘うような見せ方が逆に滑稽に見えてしまうという悪循環。
まじめなことを言うたびに心で突っ込みながら見てしまっていた。
見せ所を絞らずに分散させている上に、ドラマが無理やりに展開していくのでとにかく薄っぺらくなってしまうのだ。
よかったのはまだ最初のほうの異変に気づいていく部分。
一旦地球の破壊が始まると現実離れした逃げかたとぜんぜん絶望感が見えてこない描写で、まるでアクション映画かと勘違いしてしまいそうな出来。『ダイ・ハード』のB級映画にしか見えてこないのである。
むしろエメリッヒ監督の高度な演出でそのセンを狙っているとしか思えないような。そうだとしたら大成功。金曜ロードショーで家族とスイーツでも食べながら観るにはもってこいの映画だといえる。
映像はすごいです。
これだけでも見る価値はあります。個人的にはこれだけでしたが。あくまでボクの琴線に触れなかっただけかもしれないので、興味ある方はぜひ映画館でどうぞ。
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