マンガ大戦GREAT

レビュー
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オモテ
ウラ
YANKEE STADIUM 20XX STAGE22
『マンガ大戦GREAT』
[Cast]
夢麻呂、MIKO、中西修司、石渡直人、木下貴仁、田島実奈子、NAMIKO、山崎タカヤス、宮園佳加、五月女亜紀、住知三郎、銀志郎、高山賢吾、大山竜一、武藤千亜紀、庭野章子、宮崎麻由子、小堀理恵子、erico、鎌田華織、進藤由利、石川真結、執印徳枝、TAKAYUKI、小田部喬、国沢圭織、有賀太朗、小野寺洋平、近藤桂輔、須田妙子、梶敦美、MATCHA
[Staff]
脚本・演出:片岡佳樹
舞台監督:鈴木晴香 ((有)るうと工房)
照明:伊藤一明 (P・A・C)
音響:前野公英 ((有)ソニカ)
音楽:げき音
振付:YANKEE STADIUM Turbo type D
アクション:中村嘉夫、山崎タカヤス
[Time table] 青字=観にいった回
6月10日(金) 19:00
6月11日(土) 18:00
6月12日(日) 15:00
6月13日(月) 19:00
6月14日(火) 19:00
6月15日(水) 休演
6月16日(木) 19:00
6月17日(金) 19:00
6月18日(土) 18:00
6月19日(日) 15:00
6月20日(祝) 14:00
 [上映時間:約180分]
[Ticket]
前売:\4,000
当日:\4,500
(全席指定)
[Place]
シアターサンモール
(→新宿駅 徒歩20分)
[劇団 公式サイト]
YANKEE STADIUM 20XX
http://yankee.oc.to/
[ストーリー]
元、漫画家で2人の子を持つ葉月信太郎は、「少年漫画王」の出版社に勤めるドジ社員。
 ある日、信太郎は漫画原稿の中に吸い込まれてしまう。信太郎の前に現れた謎の少年と老人。そして「コミックワールド」の時が動き出す。
 目の前で繰り広げられる、天才漫画家「鏡 京介」が描く人気連載漫画「ジ・エンド・オブ・アース」そっくりの世界。困惑する信太郎に少年は「救世主」を描いてと頼む。
 そして、前作を凌ぐ漫画アクションバトルが幕を開けるのだった。
 誰も知らない小さな世界の壮大な物語。
これは「現実か」「幻か」はたまた「空想か」
超異次元世界の運命を背負う「2人の漫画家」
超アナログ戦士vsハイパーデジタル
ペンvsペン
アドベンチャー×ファンタジー
アクション×ダンス
ギャグ×アドリブ
時間vs観客
真っ白な原稿に生命の息吹が宿る!!!

(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
破天荒で、進行を止めて突然アドリブコントが始まろうとも気にしない、何でもありのコメディ芝居です。
しかし、見せたいストーリーラインがしっかりとしているのでブレずに見続けられるのがここの強みだと思う。やっている笑いネタも決して内輪ウケじゃないのが素晴らしい。
今回も予想外(ある意味予想通り)アドリブばっかりで本当に腹を抱えて笑ってしまった。
ただ、純粋なストーリーだけで見るとややライトだったかなぁと思う。底に肉付けされるキャラクターや展開での絡みは面白かったのだが、やや捻りに欠けたというかそういう部分だけで見るとボリューム不足感がある。
しかしそれを補って有り余るパワーと笑い、そして演者達の生み出す安定感は抜群。純粋に笑いに身を任せられる。
漫画家の話だが、特に漫画についての技術的なことは出てこないので、設定として漫画というネタを使っている感じ。そこは特に漫画でなくても良かったとは思う。コミック・ワールドという世界観もイマイチルールがつかめないまま見れてしまうのでそこまで重要な設定でもないかなぁというのが正直な感想。
オーソドックスな展開でも充分楽しめる上質なエンターテインメントは変わらずで、とにかく安定して進められる舞台であることは間違いない。
前日にあるトラブルが起こってしまったらしいが、それすらネタにしてしまうのはすごい。しかし、ある意味大正解だったと思う。
評価:★★★★☆

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