最後の平日。実はこの日の昼公演が一番怖かったりして。
この日を終えるとあと2日。もうチケットはほぼ完売状態、これからの予約はすべてキャンセル待ち扱いというありがたい状況です (現時点までに予約している方は大丈夫です!!)。
[颶組] マチネ 14:00 [99名→100名]
おしい!! 初の100名行かずでした。しかしながら平日昼にしてはすごい数なわけで。
役者のテンションもかなり上がっていたと思える。ここまで来るとみんなが楽しめる余裕がそこかしこで垣間見れる。いい意味でね。
もちろん自分も。めちゃくちゃ楽しい。楽しくって仕方が無い。まだまだここからでした。
[颪組] ソワレ 19:00 [189名]
“平日招待券”を使う機会が最後ということもあってか、満員御礼でした (予約をしていない場合、残念ながら入れないお客様もいたとか)。モチベーションが非常にいい状態で流れていく感じで、大きなトラブルやミスも無くそれぞれがそれぞれのできることを存分に発揮しているような・・・なんていうかカタルシス的なうまく言葉では言えない感情が終始。
両プロでは、やっていることや解釈が違うシーンがいくつもあるんですが、これはこれで成立しているなぁと感心しながら、これもありなんじゃないかとモニターを眺める。やっと他の演技まで気が行くようになってきたこの頃。
■ 足らないから増やすんじゃない、これ以上増やすためへの足る理由
今日、本役の三木三郎をやっていていくつも気づく点があって、演じている自分自身のなかでようやく”三木三郎”というキャラクターが歩き出した。勝手に感情が出てくるようになったという意味で。
今までの公演でも、手を抜くでもなくもちろん完成形をお見せしていたわけですが、納得いかないまま「そう見えるように」やっていた部分は多々あって、霧の中をもくもくと前進しているような無くなりかけのシャーペンの芯をカチカチノックしているような気持ちでした。怖くて変えられなかったから。
はっきり言って、手ごたえというかどう見えているのかがつかめていない状態。
しかし、ここ最近やっとこさ最低ラインの余裕ができてきて、同じキャラクターとして成立するためにもっとできること、やれることに貪欲になってきた。
役作りでの一種の楽しみでもあるんですが、ここのラインを超えるとどんどん楽しくなってくる。芝居やってて最高だと思える瞬間に出会える。前にも書いたが、めちゃくちゃ楽しいんですよこの役演じるのって。ただ、これからオレすごいことになるって思ったら・・・あと2回しかないんだもんなぁぁっ!!!
ああ、この時点のレベルまで稽古でもっていけてたらどんなに最高だっただろうと、言っても始まらない理由をいつも書きます。もはや自己満のレベルです。自慰行為です。
観に来てくれるお客様、そしてなにより共演者に感謝。
[風-ふう-2] 8日目
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コメント
長丁場お疲れ様でした。
しかも本日はバラシですかね…男性陣は休む間もなくて大変。
つむじの千秋楽、楽しく見させていただきました。
連れはつむじの方が役と役者のイメージが合っていたと言ってましたよ。
斧さんの役はもっと「悪」でも良かった気がしました。
学問ができなくても勘が鋭いという意味での賢さがあるはず。
4月ではダメ出しされた悪人ぽさを期待してしまいました。
にしても、二刀流の殺陣は凄まじかったですね。
最後の二等流同士のシーンは大変だったと思いますが、見応えがありました!
さすがに千秋楽だけあって、全体的に色気があったな~と思いました。
女性の出す色気じゃなくて、醸し出される雰囲気というか「演じる」という枠を超越した何かを感じたんです。
いやはや、言葉が下手でゴメンなさい。
>>おばchan さん
コメントありがとうございます、そして更新滞っておりましたすいません。
色々と整理する事柄が多くて、あっというまに時間が経っていくもので・・・、それなりに充実していたんですけどね。
今回は”悪役”という枠組みでしたが、自分の中ではもっと背景を持たせようとしていました。
こういった作品で描かれる悪というのは本当にただの悪者でもいいんでしょうが、なにぶん新八とのリベンジや幼馴染の平助との決別にドラマを待たせたかったので、少し人間味に寄りすぎた感はあります。
ただの悪人だと三木という役は相当薄っぺらく映ってしまうので。
二刀は本当に大変でした。
殺陣をやっているものではないので始めてのことだらけでどう見えているのかも分からず、とにかく役のイメージと自分の身体能力を信じて演じていました (笑)。
ただでさえ稽古期間が短いのに・・・まだまだです。