文学座の芝居『knob』を観て来ました。この舞台に出ている文学座の加納さんにはいつもレッスンなどでお世話になっているので、こういう演技をしているところを見れるのはとても楽しみだ。
内容はとてもダークな感じ。でもみんな上手い、と言うか、コレは脚本がいいのか、役者がいいのか? それぞれのキャラがとてもよく立っていて全然出ていなくても、ものすごい存在感を感じる。
全体的に不思議な感じなんですが、決して“不思議な世界”ではなく、あくまで“リアルな世界”の上で展開されていくわけです。ココがまた引き込まれる理由なんでしょう。世界があまりにも身近だから。ふとすると自分でもそこにいるような感覚にのめりこんで、見入ってしまいました。
キャラクターが立っているといっても、キャラ芝居ではなく、とても自然に、リアルに演じているのですが、この脚本の上に立つとみんなものすごく変人に見えてしまう(笑)。今回のお芝居は、演技がどうこうとかよりも、純粋に芝居を楽しんで観てましたね。
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