Theatre劇団子『ジェットコースターが終われば』、11月1日の本番がジリジリと近づいてきますが、作品の全体像もジワジワ見えてきました。
舞台だとよくあるんですが、台本がまだ全部来ていない状態で稽古を進めていきます。
エンディングまで全くわからない状態だと、作品や演じるキャラクターの着地点がまだ見えないので、キャラクターの解釈を決めきれない場合が多いです。
その場合、あとから何とでもできるような柔軟さも必要になって来るんですが、Theatre劇団子での稽古ではそういった余力を残す必要は一切ありません。
正確には余力を残させてくれません (笑)。
今できる解釈でかまわないので、全力で表現する。
あとからきた台本で役の解釈が変わるのなら、それに合わせてまた全力で作る。
効率的かどうかはともかく、その時自分で決めたものに対して余力を残してやる意味が無いので、最終的に仕上がるものは無駄になることはほぼ無いです。
たとえ迷走の末に仕上がっても、いままでの道のりはしっかりと土台となっているのです。
今回の作品は人生を見直すという、ある意味こういった過去の振り返りがテーマともなっており、無駄かどうかは、たいていその時に判断できるものではないんですよね。
いまはただ、ひたすらにもがくのみ!
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