[龍 -RYU-] 千秋楽カーテンコールでの瓦版屋キャスト紹介

矢ヶ崎 昌也 まとめてみた
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先月無事幕を閉じた劇団ZAPPA 第19回公演『龍 -RYU-』での千秋楽カーテンコールの時間を使わせてもらってのキャスト紹介を文字に起こしました。
少しでも当日の臨場感が味わえればということで全キャスト分キャスト写真付きで公開いたします。
瓦版屋!紹介文はいつもの口上形式で、劇団ZAPPA永遠の”瓦版屋“役こと矢ヶ崎さんが完全オリジナルで考えてくれたものです。
このキャスト紹介を目当てに千秋楽をリピートしてくれるお客様が出るくらい好評で、キャストも楽しみにしております。
実はこの紹介文、当日紹介されるまでキャスト本人でも知りません
ある意味、ワクワクしながら千秋楽のカーテンコールを迎えているんですね。
2015-10-14-1今まで同様、矢ヶ崎さんから頂いた全キャストの原文を、そのままテキストに起こしました。漢字などは、可能な限り原文のまま掲載しております。
ではどうぞ!

瓦版屋キャスト紹介

坂本龍馬

出口雅敏 七原 靖

夢が怒りが 嘆きの声が
一つにつながる 光が踊る
臥龍覚醒 天を撃つ
転じて昇龍 ”坂本龍馬”

演ずるは
<出口雅敏 (風)>

蛍の光に 照らされて
小さな神様 傍に
迷いの青竜 黄金の竜へ
天下の大竜 ”坂本龍馬”

演ずるは
<七原 靖 (雷)>

武市 半平太

坂井虎徹 北田拓朗

まとめ導く 運命の男
迷い経てなお その座に戻る
男も龍で あるが故
南海墨龍 ”武市半平太”

演ずるは
<坂井虎徹 (風)>

鋭さもろさを 合わせて持つは
研ぎ澄まされてる 刃の宿命
狙うは首筋 心の臓
勤王党首 ”武市半平太”

演ずるは
<北田拓朗 (雷)>

岡田以蔵

あやいち 藤坂和史

背中で見据える 二文字が吠える
我は土佐者 無双の獣
天に変わりて 鬼を討つ
土佐の獣剣 ”岡田以蔵”

演ずるは
<あやいち (風)>

産まれついての 戦人
辻斬り殺法 流派無し
とくと見やがれ 死にやがれ
人斬り無宿 ”岡田以蔵”

演ずるは
<藤坂和史 (雷)>

平井 収二郎

岡田昌也 斧口智彦

一花散って 痛み知る
怒りを遮る 竹矢来
怒り雷 涙雨
勤王郷士 ”平井収二郎”

演ずるは
<岡田昌也 (風)>

散った桜は 戻らない
無力嘆いて それでも思う
悲劇断ち切る 鬼を討つ
勤王郷士 ”平井収二郎”

演ずるは
<斧口智彦 (雷)>

那須信吾

榎本拓未 神山克己

暴走 衝突 白黒つけて
党内武闘派閥 大一番
気合で足りなきゃ 命を削れ
勤王郷士 ”那須信吾”

演ずるは
<榎本拓未 (風)>

全てが同じ 訳じゃなく
それで当然 されども同志
敵は東洋 迷い無し
勤王郷士 ”那須信吾”

演ずるは
<神山克己 (雷)>

大石団蔵

久保大吾 片柳克敏

万事そつ無く 抜かり無く
二度と間違い せぬ様に
一分のズレも 許さずに
勤王郷士 ”大石団蔵”

演ずるは
<久保大吾 (風)>

助けるつもりが 助けられ
胸に残るは 無念の二文字
せめて一太刀 覚悟の刃
勤王郷士 ”大石団蔵”

演ずるは
<片柳克敏 (雷)>

安岡嘉介

北崎秀和 角 昌太郎

神様同然 上士の頭
俺が殺るのか 殺れんのか
少し変だが 神頼み
勤王郷士 ”安岡嘉介”

演ずるは
<北崎秀和 (風)>

鬼の上士に 天誅を
強さで劣れば 数で押す
正義の一角 引き受けた
勤王郷士 ”安岡嘉介”

演ずるは
<角 昌太郎 (雷)>

後藤 象二郎

多田 聡 松永直樹

全ては抜いて 片付ける
常に抜刀 鞘要らず
斬り捨て上等 悔いもせず
後に英傑 ”後藤象二郎”

演ずるは
<多田 聡 (風)>

響く足音 地鳴りの如く
千里を飛ぶ声 太鼓の如く
土佐の悪ガキ 須佐之男
後世の英傑 ”後藤象二郎”

演ずるは
<松永直樹 (雷)>

乾 退助

倭文 俊 楠木多悶

痛いところを すぐ見ぬく
嫌な時こそ 現れる
仕留める刹那に 鞘走る
影無き侍 ”乾退助”

演ずるは
<倭文 俊 (風)>

ゆっくり静かに にじり寄る
気付けば懐 身動き出来ず
冷たく笑う 天津神
土佐藩上士 ”乾退助”

演ずるは
<楠木多悶 (雷)>

福岡藤次

宮岡俊介

不意に出て来る 触れるな危険
盛る噛みつく 山犬上士
土佐の大地で 離し飼い
吸血侍 ”福岡藤次”

演ずるは
<宮岡俊介 (風・雷)>

吉田東洋

澤田正俊

“吉田東洋”
演ずるは
<澤田正俊 (風・雷)>

岩崎 弥太郎

角 昌太郎 北崎秀和

踏むなまたぐな さげすむな
哀れみくさるな 何様だ
大地の下から 物申す
地下の侍 ”岩崎弥太郎”

演ずるは
<角 昌太郎 (風)>

地を舐め育てた 反骨心
拳も刃も 通じない
群れる趣味無し 土の竜
地走り郷士 ”岩崎弥太郎”

演ずるは
<北崎秀和 (雷)>

坂本権平

大西 達之介

荒ぶる郷士の 殿に
愛する家族の 真ん中に
座して控える 金剛石
「知ってる」男 ”坂本権平”

演ずるは
<大西 達之介 (風・雷)>

坂本乙女

田巻愛夢 三島 冨美子

龍の背に乗り 江戸から異国
夢は尽きない あきらめない
今から始める 物語
土佐のはちきん ”坂本乙女”

演ずるは
<田巻愛夢 (風)>

もっと自由に 思うがままに
心を縛れる 鎖無し
邪魔だ退け 仁王が通る
剣豪娘 ”坂本乙女”

演ずるは
<三島 冨美子 (雷)>

坂本 栄

山崎 麗央奈 池田 奈美子

牡丹松枝 散り菊と
形移ろう 残り香ふわり
黄昏姫の 後ろ髪
病の麗人 ”坂本栄”

演ずるは
<山崎 麗央奈 (風)>

業物白刃に 姿を変えて
龍の傍ら 天下の旅へ
鞘の中でも 麗しく
佳人薄命 ”坂本栄”

演ずるは
<池田 奈美子 (雷)>

坂本春猪

降籏美萌 花園ヨーコ

すねて笑って 慌てて泣いて
心の模様が そのまま映る
愛しかしまし 土佐娘
春の日だまり ”坂本春猪”

演ずるは
<降籏美萌 (風)>

実は料理も 上手です
元気世話好き 笑顔も素敵
知らない男が 馬鹿なのです
未来の花嫁 ”坂本春猪”

演ずるは
<花園ヨーコ (雷)>

近藤 長次郎

大井優志 なかだ たかひろ

勤王青年 多忙な日々は
学ぶ商う 更には運ぶ
時には荷台に お姫様
商う賢者 ”近藤長次郎”

演ずるは
<大井優志 (風)>

※ 裏役 (雷)でも紹介がありました。
背中に兄弟 足には深手
守る覚悟は 切っ先に
後に遺すは 志
殉烈郷士 ”大石与一郎”

演ずるは
<大井優志 (雷)>

まんじゅう薬に 酒にミソ
コワいあのヒト 気になるあの娘
あらゆるモノを 運びます
大八車の宅急便 ”近藤長次郎”

演ずるは
<なかだ たかひろ (雷)>

※ 裏役 (風)でも紹介がありました。
背中に兄弟 足には深手
守る覚悟は 切っ先に
後に遺すは 志
殉烈郷士 ”大石与一郎”

演ずるは
<なかだ たかひろ (風)>

平井加尾

冨山華園 伊原夏菜

旅立ち間際の わずかな時間
思い受けとめ 儚い祈り
花は散ったか 残ったか
遠くで咲く花 ”平井加尾”

演ずるは
<冨山華園 (風)>

近所歩きも 雅に可憐
着ちゃいましたと 凛々しく袴
たすき掛けすら 絵になるお嬢
花を背負ってる ”平井加尾”

演ずるは
<伊原夏菜 (雷)>

河童

水本愛莉 らむ

瞬きほどに 短くて
泣きたいくらいに 鮮やかで
幻なのに 消えなくて
川辺の妖精 ”河童のかよ”

演ずるは
<水本愛莉 (風)>

葉っぱの後ろで くすくす笑う
光と戯れ くるくる回る
花の冠 はしゃぐ声
目で見る幸せ ”河童のかよ”

演ずるは
<らむ (雷)>

瓦版屋

矢ヶ崎 昌也

どこからともなく やって来る
ZAPPAお馴染み ”瓦版屋”

演ずるは
<矢ヶ崎 昌也 (風・雷)>

見どころなど

安岡岩崎役はクロスキャストなのでそれぞれの組で本役で、写真も用意されキャスト紹介もあったんですが、今回近藤 長次郎役の2人は裏役冒頭のシーンで悲劇を迎える、大石団蔵の実弟、大石与一郎として名のある役で出演しており、しっかりと演じきってくれました。
このキャスト表にも名前の無い役ですが、しっかりと紹介文を考えてくれているんですねぇ。
当日、矢ヶ崎さんからの紹介があった時は本人含めキャスト一同感嘆しておりました。
思案中いつも小屋に入ってからも1人で辞書片手に口上文を考えてくれる矢ヶ崎さん。今回は全体的に特にタイトなスケジュールだったので、ものすごくものすごくものすごく大変だったであろうことは想像に難くないです。
矢ヶ崎さん、本当にありがとうございました!

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