パプリカ

レビュー
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ポスター
邦題:パプリカ
監督:今敏
脚本:水上清資、今敏
原作:筒井康隆
音楽:平沢進
主題歌:平沢進 『白虎野の娘』
編集:瀬山武司、神宮司 由美
製作会社:マッドハウス
出演:林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一、田中秀幸、こおろぎさとみ、阪口大助、岩田光央、愛河里花子、太田真一郎、ふくまつ進紗、川瀬晶子、泉久実子、勝杏里、宮下栄治、三戸耕三
データ:2006年/日本/90分 [ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:72点
[ストーリー]
 パプリカ/千葉敦子は、時田浩作の発明した夢を共有する装置DCミニを使用するサイコセラピスト。ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。敦子達は犯人の正体・目的、そして終わり無き悪夢から抜け出す方法を探る。
(Wikipedia)
[インプレッション]

アニメだからできる表現、アニメでしかできない見せ方。

筒井康隆の独特な世界観や設定を余すこと無く描ききった本作。
個人的にもこういうリアルなSF設定や世界観が大好きで、オープニングからの掴みでほとんど持っていかれた。
全体的なビジュアルや描き方がとても繊細で独特、ハイセンスでなにより格好いい。声優陣も豪華な顔ぶれでいろいろなキャラクターになり変わっていくのに最適なキャスティング。
「夢」と「現実」いう題材を非常にリアルに描いていると思う。
今作はそういったビジュアルだけでも十分に楽しめてしまう力をもっているが、本筋のドラマは少しこじんまりとしていた印象。というよりもわざと現実を地味に書いているかのよう。しかしながら、主要な人物に絞って話が展開していくのでとても見やすい。
最後のあっという間の流れはちょっと賛否あるかもしれないが、あくまでマクロな人間の「感情」に焦点をあて、そこにピークを持っていったのはとてもうまいと思う。
とんでもな展開でも難得できてしまう。
全て見終わっての作品としてまとまりがあるかと言われれば、もう少し重厚感のあるストーリーでもよかったかと思うが、夢の世界との対比しての要素も含まれているのであろう。あくまで欲を言えばという程度。
むしろこの監督はそういう「地味」な部分をリアルに描けるのがいい。

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