歳を重ねると、わかっているようなことにいちいち驚いたり、反応したり興味を持ったフリをすることが格段に多くなった、と感じます。
それが年齢による”経験”というやつなのでしょうけど、本当に体験したいのは常に驚いたり興味を持ったりする毎日。できれば毎日そんな体験をしたいと思うわけです。できれば。
「わかっている」ということに囲まれながら過ごす毎日は、なんていうかただ同じ時間にオリに向かって中のイキモノに餌を与えるだけの観察者のような感じ。
そこに驚きや楽しみがあるとすれば、オリの中のイキモノのなんと幸せなことか。何も考えずに毎日同じ (と思っている)オリを見ている僕らの方がよっぽど惰性で動いている気がするのは気のせいでしょうか。そんなん知りませんかそうですか。
ただ、これは実際にわかっていなくとも、本人がわかっているつもりならばそう感じてしまうので非常に厄介です。だから、なんとなくバカになるくらいなら、本気でバカになってしまった方が、と思うのです。本当のバカではなく本気のバカ。
できれば毎日、そのような経験をしたいと思います。
バカな話
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