うわべを撫でるようにつじつまを合わせる時は、本質以外のところで説得力を持たせるようにしてしまう。
昔のように不安にはならなくなったけど、自分だけにわかる滑稽な音域がノドの奧の方から垂れ流れてくると、左手に持った紙切れから命を吹き込む言葉は到底出てこない。
汗だらけの額から垂れてくる味の違う液体、ノドの渇き、唇にできたしわの数、それを見ている目。
入ってきた活字を理解して発するまでのタイムラグをもってして、なんとか追いついている自分の身体は、空気のような存在だ。
今はただ、流れを感じられればいいのに、離れたところでジタバタ浮かんでいるのは、放り出された僕のナニカ。
インテルでも入れてしまいたい
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