■ 任天堂、岩田聡氏が基調講演でRevolutionのコントローラを初公開!
任天堂株式会社は、16日に開幕した東京ゲームショウ2005の岩田聡代表取締役社長の基調講演で、次世代家庭用ゲーム機「Revolution」のコントローラーを初めて公開した。E3でRevolutionが公開されたが本体のみで、コントローラーは公開されていなかった。6月に開催された経営方針説明会においても「2005年中に発表する」という発言にとどまり、注目を集めていた。impress Watch (2005/9/16)
任天堂次世代ゲーム機「Revolution(仮)」のコントローラがついにベールを脱いだ。
以前から、「今回のコントローラには誰もが驚く」と言っていた通り、とても革命的な形状だ。
“コントローラーは両手で握るもの”という、ファミコン以来からの概念を根底から覆すその形は、誰も予想し得なかっただろう。
ワイヤレスの専用コントローラは、細長く、まるでAV機器のリモコンのようでもある。
ボタンは4つと非常にシンプルだ。
しかし、そのコントローラを握りながら画面に向かって動かすことで、そのままダイレクトに操作ができるという画期的な操作方法が可能になる。
コントローラが画面のどこを指しているかを読み取る「ダイレクトポインティングデバイス」と言うものが付いていて、この機能により画面との”距離”や握った手の”ひねり”までもが検出できると言う(精度などは公表されず)。
そして、コントローラ下の拡張コネクタには色々なデバイスが付けられ、その一つとしてアナログスティックと背面にトリガーのようなボタン(「NINTENDO64」の”Zトリガー”に似ている)を搭載したコントローラも紹介された。
この2つを接続し、ヌンチャクのような状態のこれを”フリースタイルコントローラ”と呼ぶそうだ。
“今までの任天堂ゲームがすべて遊べる”というのが「Revolution(仮)」の売りだったわけだが、今までのゲームはゲームキューブのコントローラ等を使用してプレイするらしい。
詳細は不明だが、拡張コネクターに接続する”クラシックコントローラ対応アダプター”を用意すると述べた。
任天堂は、自身のゲーム界今世紀最大の発明と言われた”十字キー”を自ら捨て、あえて新しいチャレンジを提案していく。
ゲーム業界に新たな革命を起こすのはやはりこの会社なのか。
このコントローラを使って今まで想像もできなかったようなゲームが生まれることだろう。
「ダイレクトポインティングデバイス」
・コントローラの先端には、最新のダイレクトポインティングデバイスが付いている
・画面との距離やヒネリも検出できる
・コードレスにより自由度の高いゲーム性を実現
・直感的でわかりやすい操作を提供できる
「フリースタイルコントローラ」
・「ダイレクトポインティングデバイス」の反対側には拡張コネクタがある
・拡張コネクタを使用し”両手の位置関係を自由に操作できる”「フリースタイルコントローラ」も披露
・本体に標準で同梱される予定
・左手で進行方向を、右手で画面上で何かを狙うなどを同時に行うことができる
・例えばFPSなどのジャンルでも新しいスタンダードになりえるのではないかと提案
・フリースタイルコントローラを懐中電灯に見立て、暗闇を探検ということも
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