起承転結。
大抵の物語はこうなっているらしい。
いや、この形が理想とされるらしい。
台本を考えたり、物語を創るってことは、つまりそういうことらしい。
起承転結がない物語は無い・・・とは言い切れないが、無かったとしたらそれはそれで見ている人は困惑するに違いない。物語として成り立っていないのだから。
良しとされる物語はこの起承転結を紡いでいる。そこで初めて「おしまい」と言い切って物語を終われるのだと思う。
物語を創るってことは、つまりそういうことらしい。
しかし、物語があるだけじゃ、ダメなのだ。
見ている人が、物語を感じ取れなきゃ、ダメなのだ。
いくら物語が良くても、演じている者が起承転結を表現するのだ。それを忘れちゃいけない。
僕たちは、台本を読むんじゃない。
演技を見せるんじゃない。
起承転結を伝えるんじゃない。
物語に、生きることだ。
「演技は人生だ」と誰かが言っていた。
“演じる”ということがすべて理解できたとき、それが人生の“結”なんだとしたら、人生は長い長い起承転結だ。そのときに初めて「おしまい」と言い切って人生を終われるんだと思う。
つまりそういうことだ、物語を創るってことは。
僕は、そのときが来たら胸を張って「おしまい」と言って終わりたいです。
だから僕は、一生懸命、今を生きてます。
起承転結
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