原題:Hachiko: A Dog’s Story
監督:ラッセ・ハルストレム
製作:リチャード・ギア、ビル・ジョンソン
脚本:スティーヴン・P・リンゼイ
出演:リチャード・ギア、ジョアン・アレン
データ:2009年/アメリカ/93分 [松竹]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
[ストーリー]
アメリカ東海岸の郊外にあるベッドリッジ駅。大学教授のパーカーは、その駅前で迷子になっていた秋田犬の仔犬を保護して家に連れ帰る。以前に飼っていた犬を亡くした悲しみがまだ癒えない妻の反対を押し切って、仔犬を飼うことを決めたパーカー。着けていた首輪に漢字の「八」が刻印されていたことから、仔犬は「ハチ」と命名される。
パーカーの愛情を受けてすくすくと育ったハチは、毎朝彼を駅まで見送り、午後5時になると迎えに行くのが習慣になり、周囲の人々もそれを微笑ましく見守っていた。しかし、幸せな日々は突然の悲劇によって終わりを迎える…。
(Wikipedia)
[インプレッション]
日本では有名な『ハチ公物語』をリチャード・ギア主演でリメイクした作品。リメイクと言っても舞台設定を日本の東京から現代のアメリカ東海岸にある架空の街に変更しての作品となった。
もうね、日本人にとってはこのタイトルだけで”感動作品”というハードルを上げられてしまう作品名だが。そういった作品を知っている人向けというよりもむしろ全く知らない外国向けに制作された映画だということがよくわかる、ストーリーも設定も舞台設定がアメリカになったくらいで特にひねらず『ハチ公物語』をかなり忠実に再現していて、原作を強く意識しているのがわかる。
なので、”ハチ公”という作品がどういったものかを知っているものからすれば、ストーリーをなぞるように見てしまうのは否めない。作品のテンポが独特でゆっくりというか主人を待っている犬に主眼を置いている撮り方なのでなんともゆっくり。そしてバックで流れるピアノ調の音楽が終始穏やかなので、どうしても終盤まで持たずにだれてしまう。
そもそも、こういった話に見ごたえを求めること自体違うのだが、全く知らない人にとってはその評価は大きく変わってくると思う。
監督がそれほどしっかりと”ハチ公”を表現したかったと見るべきか。
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