千秋楽。最後最後と言っても、観ていただくお客様にとっては初めての1回。ぶつける思いを間違えないようにしようと臨んだ最後の日。
泣いても笑ってもこれが最後の1回づつなんです。今日これから発する台詞はすべて最後、これから生きていてそうそう言えるもんじゃあありません。大切に捨てていこう!
今回も千秋楽の公演は瓦版屋の矢ヶ崎さんが口上とともにキャスト紹介をしてくれて、カーテンコールは非常に盛り上がっておりました。
天 9回目、晴 9回目
[天] マチネ 11:30
集大成。全部出し切った。絞り切るくらい気持ちよく出せた回でした。
お客様の反応もとても良く、しっかりと笑ってくれ、そして感動して頂けたようです。
全体に押し上げてもらった感じもあり、個人的にもとても気持ちいい千秋楽になったんじゃないかと。
本当に、しっかりと飛べました。
[晴] ソワレ 16:30
裏役も最後となるのでみなものすごいテンションでかかりに行っていました(笑)。
やはりとてもいいテンポで、盛り上がった回でした。
悔いは残っていないはず!
始まってしまえば
今回の勝海舟は大役ですが実はあまり気負うことはなくて、周りのみんなに飛ばしてもらう役なので始まってしまえばドンとそこにいるだけで物語が進んでいきます。
なので共演者のみんなが非常に頼もしかった。
しっかりと、自分の芯を持って立っているだけでいいくらい。
光と音
少し機会があって、調光室にお邪魔したので画像を少し。
この方たちがいないと僕らがどれだけ素晴らしい芝居をしても作品として完成しません。
照明に至っては舞台上で見ることすらできません!
照明卓です。ここで素晴らしい明かりが創りだされます。
今回も照明に携わってくれた河上賢一さんは、いままで数多くのZAPPA作品でぼくらを照らしてくれました。
劇団ZAPPAは通常の舞台に比べきっかけの数がものすごく多いので想像以上に大変です。
しかし、アンケートでも多く書かれる好評の照明は河上賢一さんが作り上げてくれております。
音響卓。いろいろなフェーダーがあります。
ZAPPAの音響でいつも関わってくれるのが志水れいこさん。いつもどこかの舞台で音響に携わっているので目にした方も多いんじゃないでしょうか。
今回は志水さんは劇場にはつかず、音響操作を太田智子さんが、そして殺陣などの効果音(SE)を工藤尚輝さんがやってくれました。
工藤さんが主に操作していたSEを出すツール。「切る」とか「キメ」って書いてあります。
この鍵盤に効果音を割り当てタイミングよく切る音や殴る音を出していきます。
お二方とも、ダブルキャストで組ごとによく変わる役者のきっかけに、いつも柔軟に対応していただき非常に頼もしい!
ここで謝っておきます。すいませんでした!
そして、素晴らしい明かりと音をありがとうございました!
コメント