真実を語るのは実にむずかしい。しかし、だからといって嘘をつく必要はない。
嘘をつくのはもっとむずかしいのだから。
人と話していて、ちょっとした話の中に駆け引きがある会話が好きだ。実があるから。反対に、実の無い会話が苦痛でしょうがない人がいる。そんなときに人は”演技”する (している)んだと思う。
これは性格なのかもしれないけれど、僕はやたらとモノゴトの裏を読みたがる。
演技しているのが分かるということは、その人のクセが読めるということ。その人のクセから裏の真意を見抜くには、芝居で人を魅了することよりもはるかに容易だ。
ただ、演じている側は表に出す真意の他にもさらに隠している部分を持っていて、それを観ている客や、演出家、さらには共演者に対してもしばしば嘘をつく場面がある。それを駆け引きというのだが、”芝居のクセ”というのは、そこから出てきてしまった本人の本当の真意なのでは、とも思える。
ある意味。
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