年別 アーカイブ: 2018

ボクが初日に撮影した舞台写真を翌日販売するまでのプロセスと課題をつらつらと書き殴ってみる

先週末まで、ある劇団公演の舞台写真を撮っておりました。

創作和太鼓劇団 語り鼓 & 劇団命~みこと~ 番外公演
『浮き世に鬼は哭き嗤う』
2018年10月11日(木)-12日(金)
吉祥寺 STAR PINE’S CAFE

関連記事→ カメラマンとして参加した舞台『浮き世に鬼は哭き嗤う』が間もなく本番を迎えるのでお仕事公開

初日の場当たり、ゲネを撮影して、そのまま写真選定し補正してプリントして2日目から「舞台写真」として販売するという、とんでもスケジュール。

8時間

いや…、まあ書くと1行で終わることなんですが、場当たりとゲネでバシャバシャ撮りまくった舞台写真、約1,700枚の中から120枚くらいに選定し、その写真を全て補正してからプリント注文 (ネットからアップロードし店頭受取)して翌日の昼公演に間に合わせる結構な作業量をこなしました。物量だけではなく「時間との勝負」で。
今ちょっと計算したんですけど、120枚の画像補正って…、1枚あたり (休憩時間とかならして)だいたい4分くらいかけるとして480分。8時間ですって。わお。数字を見て改めて驚く。そりゃあ外が暗いうちには終わらないわけで、撮影して帰ってくるのは22時過ぎなので、まー完全に徹夜コース確定です。
しかもなにげに一番大変なのは補正作業ではなく、1,700枚の画像から120枚を選ぶという作業なんですよ…!
1,000枚以上の画像に目を通して、いいシーンや特に見せたい瞬間を選択していくんですが、販売写真なんで「ワタシが写ってない!」なんてキャストがいないようにがバランスよく配分されるように選定していくんですが、ここに時間がかかるし悩ましい!!
画像さえ決まっちゃえば補正なんてただの物量作業なので、淡々とこなしていくだけなんですが…いい写真ばかりで選べねぇええ!!!
削いでいく作業が一番苦行なのですよ。心を鬼にして選びに選び抜いても、枚数表示見るとまだ200枚…とか(笑)。

それでもなんとか2日目マチネの15時公演に間に合わせて、無事販売できました。
ありがたいことに舞台写真は大変好評だったようで用意した分はマチネとソワレの2公演で完売してしまったとのこと。

今後の課題

とはいえ、これからのことも考えなくては。今後の課題として…実働時間以上に半端ない「時間との戦い」をなんとかしたいなぁ。
考えうるボトルネックをあげてみる。

作業技術の向上

普段から”生産性”でものを考えるクセがあるボクは、突き詰めるともう少し効率的にできる気がするので、補正周りの作業の効率化と選定作業の厳格なルール決め。予め判断の余地を狭めておけば選択判断により手が止まるというボトルネックを減らせると思える。

カメラのスペックアップ

まず、フルサイズ化したい。これはもう純粋に、はじめからいい写真が撮れていればその後の補正量が少なくなったり、シャッター数を数打つ必要がなくなるので。そもそも舞台撮影は真っ暗闇で強烈な照明下での写真撮影場所としては非常に劣悪。
イメージセンサーが大きくなるだけでノイズが少なくなり、明るさを捉えやすくなりピントも合わせやすくなる=失敗写真が少なくなる、補正量が軽減されるなどの目に見える効果が。
そしてなにより、単純に写真のクオリティが上がるというメリット。

PCのスペックアップ

現在使用中のPCがとにかく遅くて、補正作業中には爆熱を発するし少し画面遷移するたびに5秒くらいのラグが発生していて…必要最低限でいいのでスペックを…、ってコレだわ!一番のボトルネック!!

結論

新しいPCが欲しいです。
新しいPCが欲しいのです。

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カメラマンとして参加した舞台『浮き世に鬼は哭き嗤う』が間もなく本番を迎えるのでお仕事公開

キャラクタービジュアルボクが宣伝美術として参加した舞台が今週木曜に本番を迎えます。
宣伝美術と言ってもチラシデザインやタイトルロゴは別で主にカメラ撮影画像の編集を行っておりまして、カメラマンとしてがっつり参加さてもらっております。

カメラマン

創作和太鼓劇団 語り鼓 & 劇団命~みこと~ 番外公演
浮き世に鬼は哭き嗤う
カメラマン!去年は演出助手として参加していた団体ですが、今回はカメラマン。
スタジオと機材を1日貸し切ってキャラクタービジュアルの撮影、本番当日は販売用の舞台写真も撮影しに行く予定です。

スタジオ撮影劇団命~みこと~」と「創作和太鼓劇団 語り鼓」さんのコラボ作品ということで、和風ファンタジーに和太鼓の生演奏がつくという豪華なエンターテイメント作品に昇華しております。
作品は3作のオムニバスからなる物語で「」がテーマとなり、衣装の百學連環さんとヘアメイクの滝沢侑子さんの生み出すキャラクターはとても個性豊かでキャラクタービジュアルを並べてもとても華やかですね。
いくつか抜粋して並べていきますね。

キャラクタービジュアル (抜粋)

こんなお仕事してます。
キャラクタービジュアル1

キャラクタービジュアル2

キャラクタービジュアル3まだ公開できない画像もあるんですが、この他にも様々なキャラクターが出演します。3つのオムニバスなので見どころが沢山なので、メインキャラが多いって事ですね。
まぁ撮るのはもちろんだけどその後のレタッチも含めて最終な完成形を予め想定しながら作業できたのがとても良かった。こういう骨組みの部分から携われると、作業がとても楽しいです。
こんなキャラクターたちが和太鼓をバックにしながら縦横無尽に殺陣とドラマを魅せる『浮き世に鬼は哭き嗤う』は10月11日(木)から吉祥寺STAR PINE’S CAFEで!

公演詳細

浮き世に鬼は哭き嗤う-表 浮き世に鬼は哭き嗤う-裏

創作和太鼓劇団 語り鼓 & 劇団命~みこと~ 番外公演
『浮き世に鬼は哭き嗤う』

【日時】
2018年10月11日(木)-12日(金) ※全3ステージ
10月11日(木) 19:00
10月12日(金) 15:00/19:00

【会場】
吉祥寺 STAR PINE’S CAFE
http://mandala.gr.jp/SPC/
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
→ 中央線、井の頭線『吉祥寺駅』北口から徒歩7分

【チケット】
前売り・当日: 3,300円+1ドリンク
マチネ割り: 2,800円+1ドリンク ※12日(金) 15:00のみ
(※ ドリンク代はオーダーするお飲み物によってお値段が変わります)

【出演】
石川慧
OGA-SAN (剣の輪会)
加藤貴大
酒井陽子 (劇団命~みこと~)
貴家楓
鈴木永梨奈 (百學連環)
鈴木詔子
鈴木淑心
涼葉紅美 (ゆーりんプロ)
原田翼
平野史子 (スターダス・21)
藤田みずき (プロダクション・タンク)
松川央樹 (B-Box)
松永直樹
三村貴恵

星崎将也
宮澤優輝

(五十音順)

【スタッフ】
原案: 鳴子屋鼓唯太郎 (創作和太鼓劇団 語り鼓)
脚本・演出: 小菅達也 (劇団命~みこと~/思誠館道場)
殺陣: わたなべみつお (百學連環)、命剣劇部
衣装: 百學連環
宣伝美術: 斧口智彦 (Theatre劇団子)
ヘアメイク: 滝沢侑子
制作: 宮澤優輝

【あらすじ】
辛く、儚いこの世界を人は浮世と呼ぶ。
そんな夢幻の世に生まれ落ちた人ならざる者達。
『鬼』

ある鬼は人に焦がれ、
ある鬼は死を嘆き、
ある鬼は苦悩し、
ある鬼は嘲笑う。
これは彼らが刻んだ命の物語。

殺陣×芝居×和楽器で紡ぐ和風ファンタジーが再び!
前回公演、『鈴鹿山の白纏丸』の外伝である三つの物語と、心揺さぶる和楽器の生演奏をお楽しみください!

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コメディエンヌ No.1

サンダイステージ企画
コメディエンヌ No.1
コメディエンヌ No.1 チラシ表 コメディエンヌ No.1 チラシ裏

Time table

2018年11月21日(水) – 11月25日(日)

A/Bの一部Wキャストになります】
11月21日(水) 15:00 [A]/19:00 [B]
11月22日(木) 15:00 [B]/19:00 [A]
11月23日(金) 15:00 [A]/19:00 [B]
11月24日(土) 15:00 [B]/19:00 [A]
11月25日(日) 11:00 [A]/15:00 [B]
■ 僕はシングルキャストなのでどちらの組も出演いたします。
(※ 受付開始は45分前、開場は30分前)

[チケット予約]
http://confetti-web.com/comedienne1

Cast

両組出演 (シングル)

須藤公一
三嶋健太
HAL HIRATA
斧口智彦
志田良太
瀬生彬等
モウジーン兼史

Enダンサーズ

A

麻絵
綾織さら
岡本美歌
Sufa
中村美百合
吉本光里
若林廉也

B

出萌
一瀬巧
岩田愛理
佐藤結美
環 みほ
溝口凜凪
優妃

声の出演

高乃麗

Staff

作・演出: オカモト國ヒコ
舞台監督: 出口勇作 ((株)ONEWEEK)
テクニカルアドバイザー: 仲里 良
照明: 石原直盛 (テクニカルアート)
音響: 阪上和也
衣装: Nana7
振付: HAL HIRATA (OUTSET/WOMANZ)
イラスト: Air
チラシデザイン: Air
企画・制作: サンダイステージ企画

Ticket

前売: 5,800円
当日: 6,300円
(全席指定)

要日時予約

全席指定席になり、劇場にくる前に必ず日時の予約が必要になります。日にちが決まりましたらチケット予約サイトからご予約いただくか僕に直接連絡をしてください。

Place

シアターグリーン BIG TREE THEATER

〒171-0022 豊島区南池袋2-20-4
→ 「池袋駅」 東口徒歩10分
→ 地下鉄・有楽町線「東池袋駅」 徒歩約5分
シアターグリーン BIG TREE THEATER-地図
Google マップ
https://goo.gl/maps/pzRWnV8rNRm

Story

その古い劇場では、悲劇が上演されていた。
四大悲劇に勝るとも劣らない、カンパニーの最高傑作になるはず・・・。
出演者たち劇作家も演出家も手応えを感じながら初日のステージはつつがなく進んでいく。
だが、そのステージに劇場支配人の 8 歳の娘アリーが、ちょい役で出演していたことから悲劇の舞台は本当の悲劇に見舞われていく。
どんどん変わる筋書き。
なんとか元の筋に戻そうとする劇作家。
ざっくりした言葉で舞台役者たちを更に混乱させる演出家。
果たして悲劇の結末は?
カンパニーの運命は?
そして、少女アリーの真の目的とは?
少し不思議なスラップスティックバックステージコメディ!

公演公式サイト

公演紹介ページ
http://ssp.tokyo/?page_id=8
サンダイステージ企画 公式サイト
http://ssp.tokyo/

作品について

バックステージコメディ!!

本番中の舞台裏で行われるドタバタを描く、バックステージもので、リアルタイムに進行していくトラブルなどを登場人物たちがなんとか進めていきながらも、作品はどんどんとんでもない方向に進んでいくんですが、本人たちは至って大真面目にやっているというシチュエーションコメディの王道ものです。それだけに役者の技量が直に問われる題材でもあるわけで。

しかしこの作品、オーディションのときにもらった台本が面白いのなんのって。
もらったその日に一気に読んでしまいました。
ぜひ出演したいと思っていたので、今回シングルのメインキャストとして参加できることがとても嬉しいのです。
脚本の力だけでかなり持っていける話でもあるので、全力を持って務めたいと思います。

シングルキャスト

AチームとBチームによるダブルキャスト公演なんですが、今回ボクはどちらにも出演するシングルキャストです。
同じ作品で、しかもシチュエーションコメディという微妙なニュアンスが求められる舞台で、まったく違うパターンで2通りも芝居ができるなんて、なんて素晴らしいことか。

そして今回、とてもいい役をいただきました。
ボクの役は劇中劇の中では唯一の舞台関係者ではなく、常に楽屋にいる役なので”バックステージもの”のこの作品的にはずっと舞台上に出ているというとてもやりがいのある(美味しい)役になります(笑)。
会話が多いのでとにかく膨大な台詞量と感情の行き場に神経を使いまくる1時間45分ですが…いまから稽古が楽しみで仕方がない!

顔合わせの本読みでも皆ほぼ初見でもテンポがよく面白かったんですが、これに動きが付けば更にいいものになると確信できる内容で、エンターテインメント作品として是非見ていただきたいのです!
上質なシチュエーションコメディをぜひご覧ください!

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矢野元太 (舞台『バカの唄』のまとめ記事です)

終演から少し時間が経ってしまいましたが、8月末から出演していたニコラシカ第3回公演『バカの唄』という舞台のまとめ記事になります。
当日劇場までご来場頂きました皆様、並びに関わってくれた全てのスタッフ、そして何より「応援」してくれた皆様、本当に本当にありがとうございました!
一瞬一瞬、本当に恵まれているなと感じながら楽しんでおりました。

今回主演で参加していたんですが、登場シーンやセリフ量以上に刺激的な体験をさせてもらいました。

矢野元太

今回ホームレスを演じました。あらすじにある通り人生を一度は捨てた男ということで、家族もあり子供もいた人間です。
まともな人間になれ、普通に生きろって言われても、その本題を逸れて「”普通”ってなんだよ!」と定義の話にすり替えて逃げてきたような人間があることをきっかけに考え直し、また立ち上がって行動をしていくという、そんなバカな人間の、バカなお話が今回の作品です。

年齢は随分といっていて、ホームレスということでヒゲでもはやしたかったんですが、過去の回想シーンが照明の切り替わりだけですぐに挟まれるのでヒゲのまま若い頃は難しいな、伸ばさずに髪型や格好、仕草で表現しておりました。

若い頃

これが回想シーンのころ。若い頃の回想シーンは結構頻繁に挟まれますが、逆にそこでしか妻とのシーンはありません。
殆どが妻の季子とのシーンになります。

シーンが目まぐるしく変わっていくので、段々と変化していく妻との距離感やその時期の心情をしっかりと。
ときにはインパクトが残るような見せ方で演じておりました。

元太の物語

画像は本番前の完全オフの状態なんですが(笑)。
役作りに関しては、この話の絶対的な筋として「男の成長」があったので、とにかくこの矢野元太というキャラクターを魅せようと。そこだけは嘘であったり疑問に思うようなシーンが無いように念入りに作っていきました。
年齢のいった役ですが、基本的に今の年配の方って結構若いので元太のセリフ自体も乱暴なものが多かったのでキャラクターはつけやすかったと思います。

少し苦労したのは頻繁に行われる早替え以上に、セットもなにもない照明だけで場所やシーンを表現する素舞台という制約でした。
もう、ホームレスなので地べたに座るってのは不自然ではないんですが、とにかく動きのバリエーションがつけづらい。そして2人で話すシーンがとても多いので見せ方が難しいのです。
どちらかを説得するシーンなどは力関係が見えるよう立ち位置など気持ちとは別の部分で考えなくてはいけません。少しの変化でより効率的にお客様に伝わるので。

台本2ページ分の長台詞

矢野元太の話なので当たり前かもしれませんが、セリフ量と舞台上にいる時間がとても多く、公演時間の約8割以上は出てたんじゃないんでしょうか?
楽屋に戻るのは1回だけ着替えをしに行くときだけでした。

そして終盤での長台詞。役者人生の中でもここまでの独白は初めてで、台本のページ数にして約2ページ分くらいずっと一人で叫びながら旗を振るシーンがあります。

もうね、とっっってもいいBGMが流れてるんですよ。これだけでお客様が泣いてくれているんじゃないかってくらいいい曲。
これに負けないくらい発信していかないと持たないシーンだったんで大変でした。
でも、この曲に助けられていたのも事実。稽古場では台詞が入るまで感情の流れが全く掴めなかったので。

終演後はこのシーンが印象的だったと多くの方に声をかけていただけたので、そういう意味では本当に、いい経験をさせてもらいました。

[バカの唄] 関連記事

写真

舞台写真

セットもなにもない、素舞台です。少し奥に段差があるだけで、あとはこの狭い空間を照明だけで区切りシーンを作っていきます。
出ハケも上下の前に1つづつとセンター奥に1つというシンプルなもの。裏通りは、結構狭いです。

曙橋 studio ZAP!

曙橋駅から徒歩5分以内にあるという、非常にアクセスのいい劇場で、地下にあります。
ただ…、まだ看板のようなものがなく、前を通っても劇場だとは気づきにくい!
客席数は舞台面の作り方にもよりますが40席くらいでギュウギュウな小屋ですが、少し見下ろせる客席から役者の息もわかる迫力のある芝居が楽しめる劇場です。

家族写真

劇中に登場した重要なアイテム、「家族写真」です。
父親がホームレスになってもずっと肌身離さず持っていた写真で、実際に撮ったものを印刷して使っていたので芝居では加工してボロボロにしておりました。
息子が最後に渡されるのもこの写真ですね。

全体写真

出演者みんなと。記事祭車の画像とは別バージョンのものです。
別チームのバージョンも。個性的な面々。

小道具など

最後に振っていた、息子を応援するための「旗」。
かつて自分のことを応援してくれた妻に、「形なんてなんだっていいのよ、大切なのは気持ち」と言われたのをずっと覚えていて作ったものです。

帽子。パット見で回想シーンと時代が違う人間なんだなとわかりやすい上に、もやはホームレスのアイコン的な存在ですね。

ジャケット。汚して、切ってもらいました。これは両組共通だったんですが、日に日に破れていく箇所が増えてきて途中縫ってもらったりも(笑)。

家族と

この幸せそうな家族が時を経て…

こんなんになります。親父はホームレスって(笑)。
息子との会話は妻と約束をしたときと全く同じ場所で。好きなシーンの一つです。

本番前、出演者一同、同じ方向を向いてお客様に少しでも楽しんでもらえるものを提供でいるよう一丸となって臨んでおりました。少しでも届いていれば幸いです。

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[バカの唄] キャスト表

8月末から9月にかけて行われたボクが出演していた公演、『バカの唄』のキャスト表になります。
キャストでネタバレとかはない舞台なのでもう少し早く公開したかったんですが、結局公演後になってしまいました。

ニコラシカ 第3回公演
『バカの唄』
曙橋 studio ZAP!
2018年8月27日(月) – 9月2日(日)
(※ 舞台詳細記事 → バカの唄)

こういった小劇場の舞台作品だと、役名とキャストってのは当日パンフレットくらいにしか載らないので、ある役者の過去公演を調べている人が、その役者がどんな役をやっていたのかも詳細はわからないままのことが多いんですよねえ。
なので、公演終わってから少し経っていてからでも、こうやってキャスト表のログを残しておく意味はあると思います。

『バカの唄』キャスト表

役名 ま チーム
め チーム
矢野元太 石井卓実 斧口智彦
矢野喜子 高橋ヒロ 岡崎 めぐみ
矢野智樹 タカフミ 網切幸大
田中辰巳 小森谷朋基 小森谷朋基
瑞江 昆 網切幸大 原田 翼
倉本美夏 山陰智恵 山陰智恵
明希 岡崎 めぐみ 高橋ヒロ
原田 翼 石井卓実
網切幸大 タカフミ

7名 + 2名

矢野一家とそこに関わる人間のお話なので男性4名、女性3名とまぁバランスの良い人数でした。
とはいえ、実はこの他に「男」と「女」という役が存在しており、冒頭にちょろっと、本当にちょろっと出てくるんですが、カーテンコールには出てこない役なんですね。
なので本当に謎キャラクターなんですが、逆プロのメンバーが演じておりました。
「女」役なんですが、男性が演じております。

本番前日に「あと1週間あれば」と思う現象に名前をつけたい

ニコラシカ『バカの唄』、いよいよ明日が初日です。ダブルキャストなので明日の月曜日は別チームですが。

今回、次回出演舞台から間もなかったのでなんだかあっという間だったんですが少し稽古を振り返ってみる。
いやあ、この本番1週間前くらいから一気に稽古場が煮詰まってくる感覚はなんだろうか。すごく好きな緊張感。じわじわカタチにしたり、崩したりを繰り返していくこの感じ。砂や粘土やブロックや、様々な物質で目指すべきカタチをあーでもないこーでもないとこねくり回している感じ
好きなんですよね、こういう空間が。

台本は初めからあったので舞台上での内容や役者がやることは本をもらった当初から変わらないわけで、何が違うのだろうか。「意識」って言われたらそれまでだけど初めの頃が手を抜いてるというわけではないし。
それぞれが自分の役のことを考えている段階から作品上での自分の立ち位置を気にし始めるからだろうか。同じベクトルで見ている方向が揃ってきたからだろうか。

舞台はクオリティや表現を突き詰めると「完成!」「終わり!」がない世界だけど、可能な限り完成をさせた (…と心から思い込んだ)上でお客様の前に持っていきたいという少し矛盾しているジレンマのような歯がゆい気持ちをいつも内包させながら本番に向かいます。
いつも思うのです。あと1週間あれば、と!

しかし、お客様に見せられるものは変わりません。どんな都合があろうが何があろうが関係ないのです。
観に来ていただいた「その1回」。その瞬間に生きていないと意味がない。
ある意味役者は、その瞬間のために生きるのです。
妥協よりは常にクオリティアップに渇望してたい。

爆走おとな小学生 『勇者セイヤンの物語 ~ノストラダム男の大予言~』

勇者セイヤンの物語 ~ノストラダム男の大予言~ 勇者セイヤンの物語 ~ノストラダム男の大予言~

作品概要

[Otona Project 第十七弾]
演劇ユニット 爆走おとな小学生 第7回全校集会
勇者セイヤンの物語 ~ノストラダム男の大予言~

Cast

佐川大樹
佐藤日向 ☆
田辺留依 ★

富田麻帆
西本りみ
登野城佑真
髙橋果鈴
春川芽生
仲谷明香
芹沢尚哉
足立英昭
丸山正吾
花塚廉太郎
須永風汰
岩崎良祐
中川えりか
夏目愛海
上野 健
平塚あみ
塩見奈映
石原美沙紀 (おとな小学生)
林 千浪 (おとな小学生)
相澤香純 (おとな小学生)
小阪崇生 (おとな小学生)
山田裕太 (おとな小学生)

加藤光大

松本祐一
古畑恵介

【街の人99・歩兵99・草99】
福井将真
信賀涼介
細井翔吾
河村 茜
平井彩加
荒木吏沙

※ [☆/★]の付いているキャストはWキャスト

Staff

脚本・演出: 加藤光大 (六三四)
舞台監督・美術: はじり考奈 (obbligato)
音響・映像: 大石和洋
照明: 大津裕美子
殺陣指導: 青山太久 (劇団わ)
振付: 林千浪 (おとな小学生)
振付助手: 平塚あみ
歌: 鈴木友里絵
楽曲制作: 元林謙太郎
音響効果: 大倉栄人 (六三四)
演出助手: 田中千尋 (J-journey)、渡辺小夏
衣装: 細井奈津美
制作: 野田克哉 (おとな小学生)
当日制作:木村若菜、田中翔太
小道具製作: 矢花イサハル (MATE-REAL)、水野大 (刀屋壱)
ヘアメイク: 久木山千尋
スチール撮影: 鶴田真実
宣伝美術: maho
企画・製作: 合同会社otonapro、爆走おとな小学生

Time table

[2018年7月25日(水) – 2018年7月29日(日)] 全9ステージ
7月25日(水) 19:00 ☆
7月26日(木) 14:00 ☆/19:00
7月27日(金) 14:00 ★/19:00 ★
7月28日(土) 13:00 ★/18:00 ★
7月29日(日) 12:00 ☆/16:30 ☆
※ Wキャスト出演回
☆=佐藤日向
★=田辺留依
青字=観にいった回
[上映時間: 約120分]

Ticket

A席: 6,800円
S席: 8,000円
※当日券は500円増し
(全席指定席)

Place

CBGKシブゲキ!!
(→渋谷駅 徒歩3分)

リンク

公式サイト: http://seiyan-yogen.otonapro.com/

ストーリー

運命の人を探しに旅をしている勇者セイヤン
ソウコと名乗る少女とぶつかり恋に落ちる
ソウコの生息地はマカロニア王国
マカロニ王子とマカロン王女は対立し
内戦による武力紛争が絶えず起きている
争いを止める為立ち上がるセイヤン
そこに1人の少年が現れた

”勇者パラドックスニヨリ
「恐怖ノ〇〇〇〇」ガ現レタ.
アナタハ世界ヲ救イマスカ.”
▶︎ save or delete ?

勇者セイヤンシリーズ待望の新作上演決定!!!!
新感覚「RPG風アクションファンタジー」
ここにあり!!!!
(公式サイトから引用)

インプレッション

爆走おとな小学生のRPGゲームを題材にしたファンタジー作品。いままでにこのシリーズは3作あり、『勇者セイヤンの物語 (仮)』と『勇者セイヤンの物語 (真)』、そして今作完結となる『勇者セイヤンの物語 ~ノストラダム男の大予言~』になります。
主役の「セイヤン」を大ちゃんこと佐川大樹くんが演じたのが去年ボクも出演している『勇者セイヤンの物語 (真)』からになり、ちょうど1年くらいで3作品すべて出演しております。
物語の中の世界観はもちろん時系列もちゃんとつながっていて、3面や5面のボス、ラスボスなど、しっかりとシリーズ通してのパワーバランスは成立させております。

誰もがわかるRPGやゲームというテーマを軽妙なテンポで、ときにシニカルに皮肉りながら展開するというシリーズのお約束を踏襲しながらも集大成と言わんばかりのキャラクターたちやダンス、アクションなどが豪華絢爛なボリュームで盛り上げている堂々の完結編
舞台上は暑苦しいほどの個性のぶつかりあいで、こういった作り方はあれもこれも詰め込んだ弊害で見せ所が分散しがちだが、しっかりとドラマの軸はブレていないので感情移入できるポイントがとても分かりすい。

特に、「オジサン」のくだりはセイヤンシリーズ通してのお約束をしっかりと「伏線」にまで昇華させるという離れ業をやってのけている。
今作のために今までのオジサンがいたのだろう。素晴らしい。
同時に、セイヤンがあのキャラでいる意味がある作品としても3部作を観てきた人にはまた違った嬉しさもある。

評価: ★★★★☆

バカの唄

ニコラシカ 第3回公演
バカの唄
バカの唄 - 表バカの唄 - 裏

Time table

2018年8月27日(月) – 9月2日(日)

/のWキャストになります】
8月27日(月) 19:00 []
8月28日(火) 19:00 []
8月29日(水) 14:00 []/19:00 []
8月30日(木) 14:00 []/19:00 []
8月31日(金) 14:00 []/19:00 []
9月1日(土) 14:00 []/19:00 []
9月2日(日) 11:00 []/14:00 []
■ 僕の本役は「」の回です。
(※ 開場は開演の30分前)

Cast

石井卓実 (芝居企画 TECALL)
高橋ヒロ (ニコラシカ/producers)
タカフミ (劇団 Full Match)
小森谷 朋基
網切幸大 (ニコラシカ)
山陰智恵 (演劇集団 南塾)
岡崎めぐみ (護送撃団方式)

斧口智彦 (Theatre劇団子)
岡崎めぐみ (護送撃団方式)
網切幸大 (ニコラシカ)
小森谷 朋基
原田 翼
山陰智恵 (演劇集団 南塾)
高橋ヒロ (ニコラシカ/producers)

Staff

脚本・演出: Skippeer (ニコラシカ)
照明デザイン: 阿部麻純
照明オペレーター: Nope
音響: 板谷雄月
舞台美術: Skippeer (ニコラシカ)
チラシデザイン: 三嶋ふみ
企画制作: ニコラシカ
協力: 劇団ZAPPA、演劇集団 南塾、producers、劇団Full Match、網切家、護送撃団方式、Theatre劇団子

Ticket

前売・当日: 2,800円
(※ 日時指定/全席自由)

要日時予約

座席数が少ない劇場なので必ず日時の予約をお願いいたします。日にちが決まりましたらご連絡ください。

Place

曙橋 studio ZAP!

studio ZAP! - 地図
〒162-0066 東京都新宿区市谷台町4-2 大鷹ビル B1
→ 都営新宿線「曙橋駅」下車 A1、A2出口より徒歩5分。
Googleマップ: https://goo.gl/maps/WR1SQnRotaE2

Story

俺、何やってんだろ。

いつの間にかそれが当たり前になり、
そう思うこともなくなっていく。クソみたいな人生だ。
生きる理由は死ぬのが怖いだけ。
あと何年生きればいいんだ。

なんて思うことはもうない、
応援してくれる人がいるから。応援は人を変える。
またバカな私も大切な人を応援することに
生きがいを感じ始めた。

今回の話は、
「一度は人生を捨てたバカな男が、誰かを応援する物語」
です。

劇団公式サイト

ニコラシカ公式Twitter
https://twitter.com/nikorashika2016

作品について

ニコラシカ

ニコラシカ」って検索するとカクテルの名前が出てきますね。
ブランデーをベースとしたカクテルとのことですが、このユニットの名前もそこからとったらしいです。
初めて出演する団体ですが、以前に、劇団ZAPPA南塾などで共演した役者が立ち上げた演劇ユニットになります。
旗揚げ公演などは観に行っていたんですが、今回この第3回公演に「是非!」と名指しで呼んでいただきまして、かなり急だったんですが出演の運びとなりました。
シンプルな会話劇です!

主演

あらすじにある「一度は人生を捨てたバカな男が、誰かを応援する物語」ですが、
今回ボクはこの人生を捨てたバカな男を演じます。
一応主演とのことで、1時間半くらいですかね。かなりの台詞量をブチ込まれまして…オラワクワクすっぞ!って感じで毎日稽古に臨んでおります。
シンプルな分役者で見せられるウェイトがとっても大きいやりがいのあるお芝居になりそうで、新しいことにも挑戦していきたいと思っております。
シーンを詰めるのがいまから楽しみ。

studio ZAP! (曙橋)

劇場は曙橋駅にあるstudio ZAP!というキャパが40名くらいのキュッとした小屋になります。
今年オープンしたばかりの新しい小屋で、こけら落とし公演は南塾が行いました。
今回の『バカの唄』はstudio ZAP!では2回目の公演となるようです。
駅からのアクセスもよく観劇にはとてもいい小屋ですよ。

藤波克美 (舞台『どのツラ下げて』のまとめ記事ですよ)

『どのツラ下げて』終幕!2018年7月4日(水)から7月8日(日)まで本番だった、Theatre劇団子 劇団創立25周年記念 33rd act『どのツラ下げて』の振り返り、まとめ記事でございます。
ご来場いただいた皆様、来れなかったけどもご声援を頂いた皆様、改めて本当にありがとうございました!
本公演は全日程満席で終えることができました。
振り返りの記事や裏話、役についてなど書いていくと膨大な量になるんですが、画像もあるのでサクッとまとめていきたいと思います。

『どのツラ下げて』は落ちぶれてしまった旅一座、「ゲンゴロウ一座」を舞台にした”劇団“のお話で、初代座長が亡くなってから突然戻ってきた元二代目座長が巻き起こす、劇団に関わるものの人間関係や過去の因縁、ドラマなど群像劇を描いた劇団子らしい会話劇となります。
悲劇と思われがちなあらすじも、内容を見て頂ければ分かる通り喜劇を織り交ぜながらの笑って泣けるハートフルコメディでした。

演じたのはこんな役。

藤波克美

今回ボクは藤波克美 (フジナミカツミ)という役でした。劇中では藤波さんとかカッチャンと呼ばれ、ゲンゴロウ一座では最古参の劇団員として先代座長や前の女将さんなど、過去の人物をを知る人間としておりました。
実は新人劇団員との絡みはあまりなく、物語の根幹に関わってくる過去の話などに同一人物として出ておりました。

そうです、今回古参劇団員の50歳以上のシーンから回想シーンでの19歳の若手の頃など、年齢の幅がとんでもなく広い役でした。どちらも同じ人間として出るので、老けメイクから若い頃に戻したり、更にそこからまた老けたりと、年齢の行ったり来たりをかなり多くしておりました。

現代

物語上の時系列で言う「今」なので、50過ぎの古参劇団員です。
前回も歳をとった役を全くやったことがなく一番の苦手といっていたのにかかわらずのこのキャスティング。
そういう意味では公演稽古が始まってからずっと課されていました。
普通にしていると若く見えてしまうので、髪を上げ、メイクで白髪シワを足しました。結構いけるもんですね。
公演を重ねるごとに白髪がどんどん上手くなりました(笑)。

大物ぶっているくせに実はめんどくさいと劇団員に敬遠されるタイプの人間で。本人はひどく不器用。一見渋くてかっこいいこと言ってるんだけど、行動が伴ってなかったり実は内心バクバクだったりするという人間です。

登場してすぐの喪服を着ているシーンでも尿漏れしてズボンビッチャビチャにしてしまったり。

それでも本人の中で譲れない信念や想いはあって、それが理由でこの一座にずっといます。
「金で割り切るくらいならとっくにやめてますよ…劇団なんて」

その理由はあとで説明するんですが、ある過去をずっと背負って生きている人間です。

若い頃

回想シーンでは物語に関わる重要な事件があって、そこに絡む人間として若かりし頃の藤波克美も登場しました。
コチラはメイクなどわりとそのままで、格好だけ和服だったので差別化しやすくそういう意味ではやりやすかったです。

とにかくバカで不器用な人間で、まったくなにもできないポンコツなんですが、そんな自分にも優しくしてくれ慕い合っていた唯一の人間が現代で女将を努めている斉藤範子さん演じる棚橋明子こと「アキちゃん」です。

そんな一座でできた想い人が座長トラウマ級の奪われ方をしてしまい、歪んだ精神構造に拍車をかけます。

それでも芝居しかできない、ここでしか生きられないと思い込んでいる不器用な人間で、アキちゃんのためと二代目の母親である日向子を手にかけてしまいます。

これが今回の物語の根幹にある重要な事件になります。

このシーンはとにかく初めてづくしでした。わりと人の生き死にのシーンはやっていることもあるんですが、今回は演出からアウトプットの方向が明確に出され、自分のなかではそれがとても新鮮で、新しい景色が見えるものでした。

これは今回自分にとってはチャレンジでもあり、僥倖でした。演出との化学反応のような新しい色を感じ、そのイメージに近づけるための戦いでもありました。

求められているものと自分が出力しているものの違いもわかっているんですが、「制御をしない」という芝居が、求められているものを考え、やるということ自体がすでに制御してしまっている状態なので。

フラットにフラットにと毎日シーンの直前はボーッとしており、演技中は時折吐き気をもよおすような感覚の時もありました。
なんだか書いているととっても大変なんですけど、こなしている回は1回もなかったのであっという間に終わっていたという印象。
そういう意味では本番は生々しく生きられたのかなぁと。

稽古中はそのシーンをやる直前までに身構えるのが自分でも嫌でしょうがなかったんですが、小屋に入ってそれがなくなりなんだか漠然とした安心感で本番に望んでいました。

どこまで意識を沈められたかはわかりませんが自分のいままでの芝居の中でもとても特異な体験をさせてもらいました。
ありがとう、カッチャン!

人を殺して生きていく

そんな過去を背負った人間としての現代の藤波克美はなんだか達観して見えるようでいてとても脆い存在です。
それでもこのゲンゴロウ一座、稽古場にいるっていうことの意味や、人間の汚さ、そんなぐちゃぐちゃな感情が絶えず渦巻いていて、内包した上でラストシーンを迎えます。

ラストシーンは事実を知った二代目がいままで劇団に在籍した人間の名前を互いに呼び合っていく一騎打ちを提案してきます。
お互いに名前を呼び合っていき、どちらかが言えなくなるまで続けるというシーン。

この名前、実際20~30人づつくらい言い合うんですが、気づいた方も多いと思いますがこの名前、実際にTheatre劇団子に在籍したり関わっていた人たちの実名を言い合ってました。

最後の最後、二代目が復讐に選んだのは刺し違えるような戦いではなく名前を呼び合うという異質なシーンなんですが、これがここまでの物語と役の感情を入れるととんでもなく感動するシーンに。
お客様からも感動するシーンと好評だったようです。

決着は藤波が敗れ、ずっとずっと背負ってきた罪を白状し「謝罪」します。
もうこの劇団には関われなくなり、ある意味一番残酷な復讐にも見えますが、この、正面から聞いてくれる、謝ることができる人間がいること、謝れる機会を得られたことこそ、藤波にとっては救いだったのかもしれません。

主宰の石山さんからTheatre劇団子の役者の実名を言い合うと言われた時、膨大な量の人名を記憶することになるので大変なことではあるんですが、Theatre劇団子でしかできない25周年作品のなかで、いままでの歴史やそれを紡いできた人たちを背負わせてもらえるこの台詞をもらえたことが純粋にとても嬉しく、「もし途中言えなくなったら架空の名前でも成立するのでOK」とは言われてましたが、とにかく実名でいこうと個人的に考えておりました。

というわけでこのシーンは藤波ではなく、斧口にとって最も重要な台詞でもありました。
正直言ってしまうと台本をもらったばかりの時はこの言い合いがラストで盛り上がるのか、どのように見えるのかがわからなかったんですが、演出と相手役、そして音響や照明がついてみると、お客様からの反応で安心したのをよく覚えています。
そういう意味では今公演はそういったお客様の反応もあって初めて完成する25周年記念公演だったと思います。
この舞台を観てくれて、”なにか”を感じていただけた皆様、改めてありがとうございました!
その”なにか“のために僕らは全力で舞台を創っております。

おまけ

実は劇中ちょろっと出演する先代座長の回想シーン、劇中劇で殺陣をやっておりました。
トンデモ外国人の設定で、当時の下っ端劇団員の一人。劇団子で殺陣をやるのは非常に珍しいとのことです。

特別イベント

特別イベント公演!今回の公演は実は2本立て、平日昼の2回は『特別イベント』と称していままでの劇団子作品43作品をその場で現劇団員が演じていくというイベントを行っておりました!

各作品のワンシーンを様々な役者が演じていくんですが、全員分の割り振られた役を網羅していくと膨大な量になってしまうのでボクのやっていた作品と役だけでもサクッとご紹介していきます。
このイベントで使った全作品リストは別記事にて紹介しております。
Theatre劇団子の25年間全43公演をまとめてみた

ほんの2ミリ泣いた夜には: 刑事

第5回公演 『ほんの2ミリ泣いた夜には』
最初に駆け込んでくる刑事の役。

たとえばナイスな昼下がり: 椎名

第8回公演 『たとえばナイスな昼下がり』
金田と恩田との会話。「牛丼記念日!」。

星降る夜のスタジアム: 全員

第11回公演 『星降る夜のスタジアム』
会議の始まりの歌をみんなで歌いました。

銀座でワイドショー: ディレクター

番外公演 『銀座でワイドショー』
冒頭のシーン。ツッコミをするディレクター。

だからジョニーは殴られる: 服部

第13回公演 『だからジョニーは殴られる』
最後の方のシーンですね。

公園で逢いまショウ: 父

第16回公演 『公園で逢いまショウ』
猫爺とのシーン。「エレファント!」。

君とボク: 生徒

第17回公演 『君とボク』
小学生をやっておりました。

カーラヂオが終われば: 馬場

第18回公演 『カーラヂオが終われば』
あの馬場くん!あの馬場くんと桜井くんとのシーンです。

ペダルをめっちゃ漕ぐ: 佐伯

第20回公演 『ペダルをめっちゃ漕ぐ』
冒頭の社長とのシーン。

東京のオトコ: 馬場

’09春の番外公演 『東京のオトコ』
ボクも実際演じたことがある馬場くんの最後の告白シーンでした。

もう一つのシアター!: 全員

第25回公演 『もう一つのシアター!』
キャスト全員で指差し発声をしました。

そのペン書けず。: 黒岩

第26回公演 『そのペン書けず。』
冒頭の新聞記者、橋本とのシーン。

恋するロビンソン: 間宮

第28回公演 『恋するロビンソン』
終盤、かぐやが月に帰るシーンです。

落人たちのブロードウェイ: 全員

第29回公演 『落人たちのブロードウェイ』
落ち武者をやりました。カツラかぶって踊りました。

14シーン、10役

ちゃんとシーンとしての台詞がある役は10役、全員参加などのダンスや歌などで関わるシーンは全部で14シーンでした。
こうしてみると結構なボリュームですね。
舞台セットがゲンゴロウ一座の稽古場ということだったので、稽古風景のような感じでシーンに関わらないキャストは周りから芝居を眺めておりました。
普通に楽しんでました。

[どのツラ下げて] 関連記事

写真

舞台写真

今回はゲンゴロウ一座の稽古場という舞台セットでした。前回『ジェットコースターが終われば』の抽象的でシンプルなセットとはまた違い、しっかりと建て込まれております。

シーンや時間帯によって様々な顔を見せます。

回想シーンなどは特に印象的な照明でした。

舞台下手においてあった演出机です。コチラには事務所につながる扉と仮眠室につながる階段が。

上手にはローテーブルとベンチ。そして小道具置き場があります。
コチラにはトイレもありますね。

本番前に集中力を高めるのはいつもトイレと決まってるんで…
藤波には欠かせない場所です。

シアター風姿花伝

劇場外観です。意外と看板が見えづらく、最初素通りしてしまうかも。

ロビー前にはかっこいいロゴが。
とても使いやすい劇場です。

棚橋明子

斉藤範子さん演じる棚橋明子の現代と回想シーンの違いです。

こっちが現代

こっちが回想
演じ分けもさることながら、出で立ちや動きも変わっております。凄い。

千秋楽トリプルカーテンコール

なんと千秋楽はトリプルカーテンコールをいただきました!
本当に、非常に嬉しいサプライズで、僕らが一番ビックリしてました(笑)

そして、今回25周年公演ということで、千秋楽カーテンコールには主宰の石山さんが舞台面に。

今回ゲスト出演してくれた劇団子創設メンバーの一人でもある五十嵐さんと。

全体写真

今回は生演奏のヴァイオリンを弾いてくれた奏者さんが日によって違ったので、全体写真も2枚。
こちらの写真は7日の公演を彩ってくれた小西智子さんとのもの。

こちらは前回公演同様、生演奏で参加してくれた斎藤千穂さんとのもの。
本当にありがとうございました!

[どのツラ下げて] キャスト表

ネタバレを避けるために公演後の記事です。
先日まで公演中だったTheatre劇団子『どのツラ下げて』のキャラクター表です!
誰がどんな役名だったのかは当日パンフレットでしかわからないので、ここで記録としてお載せしようと思います。

Theatre劇団子 劇団創立25周年記念 33rd act
『どのツラ下げて』
シアター風姿花伝
2018年7月4日(水) – 7月8日(日)
(※ 舞台詳細記事 → どのツラ下げて)

ボクは「藤波克美」という古参劇団員の役を演じました。劇中では藤波さんカッチャンと呼ばれてましたね。
劇中の台詞では名前を呼ばれていない役もいるので役柄も一緒に表に載せておきました!

『どのツラ下げて』 キャスト表

役柄 役名
二代目座長 2人目の母の子供 棚橋達夫 五十嵐正俊
女将 元女優 初代座長の3番目の妻 棚橋明子 斉藤範子
三代目座長 明子の長男 棚橋和彦 髙島大幹
和彦の妻 劇団制作 棚橋 梢 竹中さやか
劇団員 達夫の元恋人 演出部 木村奈美 真杏泉しのぶ
劇団員 勧誘 鶴田晃一 大高雄一郎
古参劇団員 藤波克美 斧口智彦
劇団員 声優志望 馬場広美 大島 翠
新人劇団員 元小学校の先生 谷津義男 和田裕太
初代座長
劇団員 AV男優
棚橋 源五郎
マッハ亨
小玉雄大
新人劇団員 何もできない 坂口栄太郎 岩﨑一洋
キャバ嬢 謎の愛人 三沢 蘭 結川祥子
ゲンゴロウ一座に住み着く地縛霊 前田日向子 三上彩音

13名 + 1名

劇団員の13名と演奏者の1名を加え (正確には1日だけ斎藤さんに代わり小西さんだったので2名ですが)、舞台上には総勢14名での公演でした。
演者の男女比率は男性7名に対して女性6名となっております。劇団員の佐佐木 萌英さんが今回出演ではなく”守衛“としての参加でゲスト出演となる創設メンバーの五十嵐正俊さんと入れ替わるような形になっております。

今回は前作とは打って変わってゲンゴロウ一座の稽古場で展開するワンシチュエーションの群像劇ということで、物語を織りなすキャラクターも劇団員が多かったり、非常に個性的でした。
同じ稽古場でも過去現代を行き来しながら物語が進んでいくので同じ役でも全く違う年代を演じておりました。
唯一2役演じていたのは初代座長 棚橋源五郎を演じた小玉さん。
初代座長亡き現代ではマッハ亨 (トオル)という若手劇団員を演じ分けておりました。