凛として

レビュー
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東京ストーリーテラー
凛として

Cast

【A】

佐保歩実、大塚みどり、喜多川 季子、結城えり子、久住ヒデト、鈴木達夫、みつる、鎌田トクハル、宇山けん、三浦 明日香、乗松春奈、山本恭子

【B】

有田 佳名子、木村望子、林 里容、佐々木悠花、池田 奈美子、小泉匠久、仙崎情、佐々木 夕里千、平川洋祐、坂内勇気、中島 梓、佐伯佑佳

Staff

作・演出: 久間勝彦
舞台監督: 渡辺武彦
照明: 榊原大輔
照明オペ: 中山ひとみ
音響: 兼坂香弥
制作: 宮嶋靖夫 (劇団彩国賢美)
宣伝美術: 佐瀬 勉
制作補: 光沢優穂
制作補: 小平菜月

Time table

青字=観にいった回
4月23日 (水) 19:10 [A]
4月24日 (木) 19:10 [B]
4月25日 (金) 13:00 [A]/19:10 [B]
4月26日 (土) 11:30 [A]/17:00 [B]
4月27日 (日) 11:30 [B]/17:00 [A]
4月28日 (月) 13:00 [B]/19:10 [A]
4月29日 (火・祝)11:30 [B]/15:00 [A]

[上映時間:約135分]

Ticket

前売: 3,500円
当日: 3,800円
(全席自由)

Place

シアターKASSAI
(→池袋駅 徒歩15分)

リンク

公式サイト: http://tokyostoryteller.jp/index.html
CoRich: http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=52928

ストーリー

昭和二十三年、長崎県の佐世保。
市街地から少し離れた小さな海辺の集落。
夫の出征直前に嫁いできた凜は、義母のソデと共に、
夫、俊平の帰還を待っていた。

共に手を携えて戦渦を逃れ、多くの苦難に立ち向かっ
て来た凜とソデは、今では実の親子のような堅い絆で
結ばれていたが、俊平の安否は今も知れず、終戦から
は既に三年の月日が流れていた…。

そんなある日、ソデは凜に言った。
「良か縁のあったら…もう俊平の戦死の公報は待たん
でも良かよ、凜…」
子供達の服には一様に継ぎ当てがあった。
汲み取り式の便所は「オツリ」が来ていた。

昼間、隣り近所に響き渡る声で喧嘩していた夫婦が、
夜には子供五人を引き連れて賑やかに銭湯に出掛けていた。
近所のおじちゃん、おばちゃんは、悪ガキ達を遠慮なく叱り
飛ばし、でも、時々ちり紙に包んだ飴をくれていた。

あの頃、この国には今よりもう少し活力に満ちて、
格好いい日本人達がいた。

(公式サイトから引用)

インプレッション

終戦後の長崎での群像劇です。
キャラクターや登場人物はわかりやすく画一的で、いい意味でも悪い意味でも先の展開がある程度予想できる構成なんだと思います。
ストーリーは全編を通して平坦な進行で、良い言い方をすれば”安定している“ため感情移入するポイントを見極めづらいまま話が進んでいく気がして、これが狙いであるならばどうして話の軸を分散してしまったのか。
脚本に関しては書きたいことが多くて、言いたいこと、言わせたいこと中心に書いていった感じがして劇中でのキャラクターの意見、言動に反対をなすような台詞があまりなく、観客としてはただただ聞いて受け入れるのみになってしまっているのが勿体無かった。
演出でそういった狙ったドラマを嫌っているのかもしれないが。

キャストは粒ぞろいで長いセリフにも飽きさせない、見せてくれるシーンは多くあり、それが安定感にもつながっているんだと思う。なにより「登場人物の内面での想いがすべて」のシーンがかなり多く、ここが最低限のラインを超えていないと物語として成立しなくなってしまう。

ダブルキャストなので台詞が中心で今回とは全く違う色になるのか気になるところ。
逆に言えば、こういう話は一人のキャストだけでガラッと持っていけるシーンも作れるだけに興味深いなぁ、と。

評価:★★☆☆☆

レビュー観劇
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俳優活動をしています。
主に日記が中心のブログサイト。日々思ったことを、思ったままに書いております。ゲームやデジタルガジェット、映画などのレビューも。
出演予定の舞台情報もこちらで発信中。

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