原題:Harry Potter and the Goblet of Fire
監督:マイク・ニューウェル
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーブン・クローブス
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、トム・フェルトン、スターニスラフ・イワネフスキー
データ:2005年/アメリカ/157分
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
ストーリー
新学期初日、伝説の三大魔法学校対抗試合がホグワーツで再開されることになったと、ダンブルドア校長 (マイケル・ガンボン)が発表。選手は、立候補した生徒の中から、炎のゴブレットが各校の代表選手1名ずつを選び出す。ボーバトン校からは美少女フラー (クレマンス・ポエジー)。ダームストラング校からはスター的人気を誇るクラム (スタニスラフ・アイエネフスキー)。ホグワーツからは誰もが認める人気者のセドリック (ロバート・パティンソン)。ところが続いて、参加資格がないはずのハリー・ポッター (ダニエル・ラドクリフ)も選手に選ばれてしまった。
インプレッション
人気シリーズの4作目です。まず作品の出来よりもラドクリフ君達の成長に目が行ってしまう。おっきくなりましたねー、まるで『渡る世間は鬼ばかり』を観てるよう。もう原作のポッター(14歳)と実年齢(17歳)に差が出始めてきましたが、このまま力押しで次回も撮影するそうです。アメリカらしい。
『ハリー・ポッター』シリーズは一見すると子供向けと見られがちですがそうではなく、誰にでも楽しめる内容で僕は全作観てます。本当にいつも思うんですが、この映画はストーリーの構成、テンポが素晴らしいと思う。上映時間が『賢者の石』152分、『秘密の部屋』161分、『アズカバンの囚人』142分、『炎のゴブレット』157分と毎回2時間を超えるボリュームたっぷりな内容なんですが、スローなシーンでもまったく飽きることのない見せ方で、最後まで時間を忘れさせてくれます。近作も2時間37分という長さを感じさせないエンターテインメントに仕上がってました。これだけ原作のファンがついてくる厳しい作品だからこそ、制作側も手を抜けないんでしょう。
この話、僕は原作を読んでないんですがそれでもばっさりそぎ落としてる感は否めず。ストーリ的には前回のほうが良かったかな。今回はそれぞれの成長も垣間見れましたが、どこに焦点を当てていいのかが曖昧になり事件なのか人間関係なのかもう少しどちらかを掘り下げて欲しかったです。ハリーの恋物語も原作を読んでない僕としては三角関係などがあると思っていたので肩透かしを食らったようでした。この程度なら宣伝文句にしないで欲しかった。
ドラゴンとの戦闘シーンやハリー・ポッターが頭角をあらわしていくさまはワクワクしたし、こういう見せ方は非常にいい。基本少年漫画で育った僕や子供達には、すばりストライクゾーンの展開なわけです。
1作目には『シックスセンス』のM・ナイト・シャラマン監督にもオファーがあったようで、当時は『アンブレイカブル』の撮影でNGだったようです。しかし6作目、もしくは最終章の撮影に名乗りを上げているそうなので、今後の展開が楽しみです。
キャスティングに関してももはや変更など許されない作品になっているのだろう。しかし、全7作の折り返しであるはずの本作から『不死鳥の騎士団』、『謎のプリンス』、そして未だ題名未定の『最終章』と、この残り3作をどうやって年齢のギャップという壁を見せていくのかが見ものだ。もうこの際、最後まで原作は読まずに映画を制覇してやる! と変な決意を固めてみます。
コメント
ハリー君大きくなりましたね~。確かにそうですよ。第一作の映画が公開したのがぺこが小六が中一位のときだから。〇ブリ好きの友人は「〇ブリは原作と映画が違いすぎる!映画だけ見ているとなにが何だか分からない」と言っていました。確かに長いお話を二時間や三時間で描ききるのは難しいのかも。ぺこは「〇ブリ」はあまりみないし「ハリー」は見たことないんです。どうしても、歴史映画、時代映画に走る傾向が(笑)原作を読まなくてもお客さんを満足させられるって凄い!(当たり前か)axeさん含め多くの方が見て満足するハリーちゃん。ファンタジーはあまり興味ないけど、見て見ようかな~。
ハリーポッターと炎のゴブレット
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なんと!今回は、眠らずにしっかり見たぞ。ヤッター。{/hiyo_face…
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ボーバトン魔法学校の事務員でもやらせていただけませんか?ふ~♪
映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
映画館にて「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」★★★★
先行ロードショーにて鑑賞。
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こんにちは♪
TBありがとうございました!
こちらからのTBが重複してご迷惑をおかけしてすみません。
この映画のシリーズは映画単体としてみるのはやはりキツイものがありますよね。
原作読むのが前提みたいで。
かくいう私は原作ファンなので映画は上手くまとめたな~という感想です。
あの分量を2時間半ほどにまとめるのは至難のわざですよね。
ラドクリフ君たちが大人になりきってしまう前に全部撮り終えられるのかが一番の心配事です!
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 06年97本目
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
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ハリーポッターと炎のゴブレット
はい、見てまいりましたぞよ。もう、何ヶ月も前から前売り券を買って楽しみにしていたこの作品。ポタリアンとしては見た遅いくらいかもですね。この炎のゴブレットで…
>>1 ぺこ さん
○ブリと隠さなくてもいいよ別に。(^_^;)
歴史映画いいよね。
最近の僕の出る舞台は戦争や幕末と時代物が多いので自然と目が行ってしまいます。
しかし、映画では伝記物に凄い惹かれる。
『アビエイター』や『カポーティ』観たい・・・。
一人の人物に焦点をあてた作品だから役者の演技力が物を言う。
どちらかというと演技のほうが見たいのかな。
>>2 ミチ さん
ありがとうございます。
TB修正しときましたよ。
ラドクリフ君とかは撮り方やメイクで何とかなってるけど、エマちゃんは色っぽくなってきてるので本当にギリギリだと思います。