前回の記事: [龍 -RYU-] 登場人物紹介まとめ 其壱
其壱に引き続きまして、Facebookで更新していた登場人物紹介のまとめ其弐になります。
…の前に、この方!今回はキャストとしては出演していないんですが、演出補佐として座長の澤田さんが稽古にいない時に稽古場でみんなを見てくれた男。
劇団ZAPPAの看板役者、ミスターZAPPAこと南 利寛さんです!
稽古中やその他精神的支えとして今公演でも非常に助かりました。
さて、本題に戻りましょう。
其弐は主に坂本家など。パンフのキャスト順に並んでますので、作品を彩る女性キャストが数多くおります。前回に比べて随分と華やかな記事ですね(笑)。
…とか言いながらトップバッターはこの人。
吉田東洋
今作での一番上の身分の侍、郷士たちにとっては自分たちの尊厳を取り戻すために立ちはだかる一番大きな壁となっています。
演じるはシングルキャストで劇団ZAPPAの大座長。郷士たちや使える後藤たち上士に与えるそのプレッシャーは圧巻です。
(風 / 雷: 澤田正俊)
【吉田東洋】
吉田 東洋は、江戸時代末期の武士・土佐藩士。後藤象二郎は義理の甥にあたる。
1853年7月、藩主山内容堂によって大目付に抜擢され、12月には参政として強力に藩政改革を主導した。
坂本権平
龍馬の兄であり、春猪の父である権平。父がいなくなってからは実質父代わりとして龍馬や乙女を見守っている大きな存在です。
役者さんもシングルキャストで、芝居の安定感はもとより、頼れる兄、父のような非常に頼もしい方。いろいろな作品でご一緒させてもらってますが、その空気感やセリフ回しに毎回聴き惚れております。
(風 / 雷: 大西 達之介)
【坂本権平】
坂本権平は、幕末の土佐藩士。坂本直足の長男として生まれる。坂本龍馬の兄。龍馬とは21歳の年齢差がある。
安政2年 (1856年)12月4日に父の直足が死去し当主となり、幼き頃の龍馬の父代わりとなった。
坂本乙女
龍馬のよき理解者として、なくなった母の代わりとして龍馬を育て上げた乙女。
自由奔放、破天荒と言われたその人柄は舞台でもとてもおもしろく描かれております。
演じる役者さんも魅力的な面子で、男性以上に女性の強さを見せてくれ、”龍馬が「龍馬になる前」の物語“という今作では本当に重要な役どころとなっております。
(風: 田巻愛夢 / 雷: 三島 冨美子)
【坂本乙女】
坂本 乙女は、江戸時代末期から明治時代にかけての女性。土佐藩郷士坂本八平と幸の三女。弟に坂本龍馬がいる。
薙刀がうまく、剣術・馬術・弓術・水泳などの武芸や、琴・三味線・舞踊・謡曲・経書・和歌などの文芸にも長けた、文武両道の人物だったという。身長5尺8寸 (約174cm)・体重30貫 (約112kg)という、大変に大柄な女性であった。
坂本 栄
龍馬の実の姉で、乙女と並び龍馬を育てあげたとても包容力のある人物。
作中でも坂本家のなかでみんなを見守る存在です。
とても優しい人なので相手の優しさにも気づくことができ、坂本家のみならず、誰からも好かれています。
演じる役者さんも独特の空気を持っていて、どちらのチームの栄さんもとても魅力的なお芝居をしてくれます。
役同様に共演者を思いやることのできる方で、いつも絶妙なタイミングでのフォローに助けられております。
(風: 山崎 麗央奈 / 雷: 池田 奈美子)
【坂本 栄】
坂本 栄は土佐藩郷士坂本八平の二女。坂本龍馬の姉。
一説によれば文久二年、龍馬脱藩さいに刀を贈ったのは、この栄だとも言われるが龍馬の手紙に栄の名が登場することはない。
坂本春猪
龍馬の兄の娘、つまり姪ですね。それがこの春猪です。
作品でも元気いっぱい猪突猛進のまさにムードメイカー的な存在で恐らく観に来ているお客様に一番近い存在ではなかろーか。
演じる役者も見ているこっちが楽しくなるくらいイキイキと芝居をしてくれて、もっといろんな顔を見てみたいと思わせる明朗快活な役者さんです。
場の空気に乗っかっていくのがとてもうまく、ZAPPAの芝居では必要不可欠なスキルかも。
(風: 降籏美萌 / 雷: 花園ヨーコ)
【坂本春猪】
坂本春猪は天保14年、坂本龍馬の兄、坂本権平の娘として生まれる。なお、叔父である坂本龍馬とは歳が8つしか離れていなかったためか、兄妹のように懇意な間柄であったという。
近藤 長次郎
龍馬の家に出入りする、というよりいつもいる、もはや家族のような存在の長次郎。
饅頭を売りに来ているんですが、損得よりも坂本家そのものが好きなんだなぁと感じさせます。
演じる役者も今回最年少のお2人。今年21歳になるというフレッシュな風を様々な場面で稽古場や舞台上で振りまいてくれます。
さらにこの2人は、裏役としても、冒頭のとても重要なシーンを任されていて、いわばシングルキャストのような扱いとなっており、曲者揃いの役者陣に負けず大活躍しております。
(風: 大井優志 / 雷: なかだ たかひろ)
【近藤 長次郎】
近藤 長次郎は、幕末期の土佐藩出身の人物である。高知城下の饅頭商人の息子として生まれ、長次郎自身も饅頭を売り歩いていたため、はじめは苗字がなく饅頭屋長次郎と呼ばれた。同じく土佐藩出身である坂本龍馬とは仲が良く、龍馬と共に海援隊の前身である亀山社中を設立した。
平井加尾
僕の演じる平井収二郎の実の妹である加尾。
龍馬とも幼なじみで想いを寄せている、いわばヒロイン的な存在。
今作は侍や男女などの身分の違いの他に、家族や仲間との絆、”繋がり“が物語の軸として描かれていて、この平井兄弟の関係もこの作品のドラマのひとつとして、重要な部分を担っております。
演じる役者さんも華のある人で、幅広い演じ分けができるとても器用な方々。
この時代の「女性」の弱さと、強さをしっかりと表現してくれます。
(風: 冨山華園 / 雷: 伊原夏菜)
【平井加尾】
平井加尾は、土佐国土佐郡井口村の出身で、土佐藩新居留守組 (上士)。平井収二郎の妹。
河童
河童です。それだけなんですが、とにかく今作のキーポイントになる重要な役です。
今作では上士と郷士たち下士の侍の身分、男女の身分、そういった者たちへの差別などが描かれています。その中でもこの河童はある意味異質な存在で、身分的にも本当に一番下の部類。
この河童の生き方、取り扱われ方がこの作品の象徴となっております。
演じる役者さんは一言でいうと「かわいい」。かわいい河童なんですが芯を持っていて表面に出す芝居以上の内面をしっかりと伝えてくれる役者さんです。
(風: 水本愛莉 / 雷: らむ)
【河童】
川辺にある河童地蔵の近くに潜む。その風貌や、誰とも関わらず暮らしていることから、そのことを不気味がる人から「河童」と呼ばれている。
瓦版屋
劇団ZAPPAといえば、やっぱりこの人、瓦版屋!
その耳障りのいい声と小気味いい口調はお客様を魅了しています。
千秋楽の時別なキャスト紹介口上はそれを聞きに来るためにリピーターが出るくらい好評です。
(風 / 雷: 矢ヶ崎 昌也)
【瓦版屋】
どこからともなく現れる瓦版屋。
軽快な口調でシーンを作り上げる劇団ZAPPAの立役者。
ザーッと紹介文だけの掲載ですが、公演後になってしまって恐縮です。
他の更新もちょくちょくあるのでもうしばしお付き合いください。
ネタはあるんですよ、ネタは!
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