少し時間経ってしまいましたが、ちょいちょい更新していこうかと思います。
今回も劇団ZAPPA『龍 -RYU-』の公演直前にFacebookで一部のファン、関係者に多くの反響を頂いた登場人物の写真付き紹介を2回に分けてまとめました!各キャストの稽古中の顔ですよ!
今回のキャストの写真はカメラマンがついていたわけではないので、稽古中に一眼レフを構えてバシャバシャ撮っていたものを使ってるんですが、劇団ZAPPAの公式パンフにも採用されまして…もともと撮影が好きだったので個人的にもとても有意義な時間を過ごさせてもらいました。
坂本龍馬
幕末の偉人といえばこの人、坂本龍馬です。幕末エンターテインメントをうたっている劇団ZAPPAの待望ともいえるテーマですね。
演じる役者も個性的な面子で、安定感と意外性を持ち合わせている面白い組み合わせかと思います。
しかしながら頼れる役者さんなのでこれからの完成度が楽しみです。
そして、数々の作品で語られてきた龍馬像と今作での龍馬は”一味“違います。
「劇団ZAPPAの龍馬」を、ぜひ劇場でお楽しみください!
(風: 出口雅敏 / 雷: 七原 靖)
【坂本龍馬】
坂本 龍馬は、江戸時代末期の志士、土佐藩郷士。 通称は龍馬。 土佐郷士株を持つ裕福な商家に生まれ、脱藩した後は志士として活動し、貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中を結成した。薩長同盟の斡旋、大政奉還の成立に尽力するなど倒幕および明治維新に影響を与えた。
武市 半平太
今作で登場する郷士と言われる下級武士の中では唯一の”白札郷士“で、身分的には周りの侍よりも少し上ですね。
今作でも冷静にその場の状況を分析しながら最善の手を打っていく様は演じる役者さん同様、非常に頼もしいです。舞台でも稽古でもみんなの先頭に立って引っ張ってくれます。
史実でも、「至誠の人」と謳われた西郷に匹敵するほどの誠実な人柄だったようですね。
(風: 坂井虎徹 / 雷: 北田拓朗)
【武市 半平太】
日本の武士・土佐藩郷士。土佐勤王党の盟主。
文久元年(1861年)、一藩勤皇を掲げて坂本龍馬、吉村寅太郎、中岡慎太郎らの同士を集めて、江戸にて土佐勤王党を結成、一藩勤王を旨とする盟約を定めた。
岡田以蔵
龍馬や武市と旧知の仲であり、その豪快な性格から郷士のムードメイカーにもなっている以蔵です。
一般的には岡田以蔵といえば「人斬り以蔵」で有名ですが、今作では”龍馬になるまでの物語“ということで、人斬りという側面は微塵も出てきません。
むしろ剣を持っていることのほうが少ないのではなかろうか。
演じる役者も頼れる面子が揃いました。2人とも舞台の内外で空気を作ってくれるとても魅力的な役者さんです。以蔵から放たれる様々な一面にご期待ください。
(風: あやいち / 雷: 藤坂和史)
【岡田 以蔵】
岡田 以蔵は、江戸時代末期の土佐藩郷士、志士。 司馬遼太郎の小説名から「人斬り以蔵」の名でも知られる。幕末の四大人斬りの一人。
平井 収二郎
龍馬とは同年生まれで親交が深く、武市さんを中心とする土佐勤王党に参加し幹部として活躍します。
今作物語の中でも”平井加尾“という実の妹もいて、武市さんを一番近くでサポートする部分と、かわいい妹を見守る兄という部分、なかなか面白い役どころです。
ダブルキャストなので僕が演じる一方で同じ役をまた別の人間が演じております。
当たり前ですが相手によってぜんぜん違うアプローチが見れるので裏役の存在というのは、ある意味、特にこの劇団ZAPPAの芝居作りの中ではとても大きいです。
今回、裏で同じ役を演じる相手は、奇しくも僕が9年前に初めてZAPPAでダブルキャストを経験した時と同じ役者さん。
あの時は最年少で、役のウェイトやポジションも違いますが、また同じ役を2人で作っていけるのが嬉しく思います。
(風: 岡田昌也 / 雷: 斧口智彦)
【平井 収二郎】
平井収二郎は幕末の土佐藩士。平井加尾の実兄。
武市半平太を中心とする土佐勤王党に参加し、尊王攘夷運動に奔走する。
那須信吾
郷士のひとりとして、アツい志を持っている那須。
物語でも、手段は違えど1つの目的に向かって真っすぐに行動してくれます。
先陣を切ってみんなを引っ張っていくその勢いは役者によって、演技はもちろん、その立ち位置すら違う那須を見せてくれるので、熱量と技量のバランスが絶妙な配役です。
(風: 榎本拓未 / 雷: 神山克己)
【那須信吾】
那須 信吾は、幕末期の土佐藩の郷士。名は虎吉。真吾。重民。別名に石原武之進。坂本龍馬に深く傾倒し、文久元年 (1861年)に土佐勤王党に加わった。
大石団蔵
那須、安岡ら仲間の郷士たちと土佐勤王党となり、武市さんの意思をつなげていく1人である大石。
作中でも感情的なシーンが多く、大石の立ち位置や振る舞いはお客さんの共感を得られる部分が多いかと思います。
演じる役者さんも両プロともに本当に安定感のある芝居をしてくれる方々。
郷士たちが多く出ているシーンでも埋もれることなくきっちりと存在感を放ってくれます。
(風: 久保大吾 / 雷: 片柳克敏)
【大石団蔵】
高見 弥市(大石団蔵)は、幕末の志士。名は俊良あるいは祐之。幼名は鹿之助。初名は大石団蔵。
文久元年土佐勤王党に加盟し、長州に使者として出ている他、薩摩へも視察へ向かった。
安岡嘉介・岩崎 弥太郎
今回両チームで別々に2役を演じる2人です。一方は郷士の中の一人、もう一方はその郷士よりも階級の低い”地下浪人”として演じわけます。
役が2つあるということはそれぞれのチームで全く役割の違う場所にいなくてはいけないのである意味では新鮮ですが、稽古中はとても混乱します。稽古でも相手役の取り合いだったりしますからね。
ある程度バランスのとれた役者さんでないと務まりません。
芝居においても引き出しの多さであったり、勢いの見せ方であったり、全く違う特色を持ったお二人。
どちらの役もある部分が突出しているほど面白い作り方ができるので”自分の武器“を持っている役者さんにはぴったりだと思います。
(風: 北崎秀和 / 雷: 角 昌太郎)
【安岡嘉介】
安岡嘉助は、幕末の志士。名は正定。
土佐勤王党に所属し、文久2年那須信吾・大石団蔵とともに政敵であった吉田東洋を暗殺して脱藩、京都で久坂玄瑞の保護を受け、一時薩摩藩邸に居留した。文久3年いわゆる天誅組の変に参加して敗北。
【岩崎 弥太郎】
岩崎 弥太郎は、日本の実業家。三菱財閥の創業者で初代総帥。明治の動乱期に政商として巨利を得た最も有名な人物である。諱は敏、雅号は東山。別名を土佐屋善兵衛。彌太郎とも書く。
後藤 象二郎
今作では上士として龍馬達郷士を苦しめる存在の代表格と言いましょうか。
いわゆるヒールなんですが演じ方がとても難しい役どころでもあります。
個人的に、今回のキャスティングでは、この後藤役の組み合わせが一番のサプライズでした。
一番チームによって違いが出る役になるかと思われます。両プロ見る方には見所の1つになるかもしれませんね。
(風: 多田 聡 / 雷: 松永直樹)
【後藤 象二郎】
後藤 象二郎は、日本の幕末から明治時代の武士 (土佐藩士)、政治家、実業家。幕末期に土佐藩や国政に関わった人物。吉田東洋の推挙によって幡多郡奉行となる。安政7年9月、土佐藩の大坂藩邸建築のための普請奉行を仰せ付けられる。文久元年、御近習目付となるが、翌文久2年に東洋が暗殺されると任を解かれた。
元治元年に藩政に復帰し、前藩主で事実上藩政を執っていた山内容堂の信頼を得て大監察や参政に就き、公武合体派の急先鋒として活躍した。
乾 退助
作中では乾 退助という名ですが「板垣退助」という名前のほうが認知度が高いですかね。後に国民から圧倒的支持を得る政治家なんです。
…が、若い頃は手が付けられないほど素行が悪かったという乾。
今作での乾 退助は後藤たち上士の一派として、侍の階級が低い郷士たちを苦しめます。
演じる役者も曲者が揃いまして、作品のなかで個性的な存在感を放っております。
安定感と危うさを共存したような絶妙なバランスのキャラクターです。
(風: 倭文 俊 / 雷: 楠木多悶)
【乾 退助】
板垣退助 (乾 退助)は、日本の武士、政治家。幼名は猪之助。退助は元は通称。諱は初め正躬、のち正形。号は無形。栄典は従一位勲一等伯爵。土佐三伯の一人。 自由民権運動の主導者として知られ、「庶民派」の政治家として国民から圧倒的な支持を受けていた。
福岡藤次
今作で登場する上士の中でもわりと過激派と言いましょうか、郷士にとっては怖い存在の1人です。
シングルキャストなので風、雷ともに同じ方が演じるんですが、「後藤」「乾」「福岡」の上士チーム3人組はチームによって全然違う色になります。
シングルキャスト全般に言えることですが、周りの役者によってその立ち位置から振る舞い、ちょっとしたリアクションまでも変えなくてはいけないので、稽古ではかなり大変です。
(風 / 雷: 宮岡俊介)
【福岡藤次】
福岡藤次は、日本の幕末から明治時代の土佐藩士、政治家。五箇条の御誓文を起草した人物である。安政元年、吉田東洋の門下生として後藤象二郎や板垣退助らと共に師事し、その薫陶をうけた。
其弐に続きます。
続いては座長演じる吉田東洋や坂本家の面々。
[追記] 次回の記事: [龍 -RYU-] 登場人物紹介まとめ 其弐
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