THE 4TH KIND フォース・カインド

レビュー
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ポスター
邦題:THE 4TH KIND フォース・カインド
原題:The Fourth Kind
監督:オラントゥンデ・オスサンミ
製作総指揮:スコット・ニーマイヤー、ノーム・ウェイト、イオアナ・A・ミラー
製作:ポール・ブルックス、ジョー・カーナハン、テリー・リー・ロビンス
脚本:オラントゥンデ・オスサンミ
音楽:アトリ・オーヴァーソン
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
編集:ポール・J・カヴィントン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
データ:2009年/アメリカ/99分 [ワーナー・ブラザーズ
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 アラスカ州ノーム。何者かに夫を殺害された心理学者のタイラー博士(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、夫の遺志を継ぐべくこの町特有の原因不明の不眠に苦しむ住民たちのカウンセリングに当たる。患者たちが一様に同じ症例を訴えることを不審に感じた彼女だったが、ある患者が謎の言語を発するとともに妻子を殺して自殺してしまい……。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
アラスカ州ノームで起きた「実際の事件」をもとに作成されたドキュメンタリータッチの映画。ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる心理学者のアビゲイル・タイラー博士と同時に記録されている実際の映像も流されるという特殊な手法の映画と言える。
ドキュメンタリーのように追っていっても、きちんと物語として成立していて非常に、引き込まれるテーマ、見せ方だと思う。
ホラーとしての見方も十分にできる内容で、実際は、宇宙人との遭遇というテーマなのだが、うまくその正体をぼかしており、いきなりCGの怪物が出てきて気が削がれることはない。ここらへんは恐怖を煽り惹きつける方法としては断然こっちのほうがいいと思えた。
ちなみに、米配給のユニバーサル・ピクチャーズは、映画の中で語られる「実際の事件」とはバイラルマーケティングの一環であったことを認めているので、劇中での臨場感を作るため、もしくは映画の宣伝のために”偽造されたニュース記事”であった可能性が非常に高い。
しかし、引き込まれる臨場感は十分にあり、エンターテインメントとして楽しめるものだった。
語るべき点は多くあるのだが、第一印象として思ったのが、「なぜ?」、「どうして?」という謎を見ている物が感情移入して追っていくオーソドックスな視点だが、とても丁寧に見せている良作だと思う。
ちょっとのめり込んでみたい人は是非。

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