順調、すべて順調に公演を重ねています。2日目や3日目に落ちないのは安定しているってことだろう。
あとはどれだけ上れるか。
マチネ 14:00 [名]
やはり安定していたと思うが、丁寧に台詞を置いている印象が強く少しテンポを犠牲にしてしまった感がある。
緊張感は相変わらず保っているのでクオリティ的には大丈夫かとも思う。勝手に。
自分の中でも丁寧に確かめながら演じていて、十分に手ごたえを感じた回だった。
ソワレ 19:00 [名]
とても気持ちが入った。気合も緊張感もいい感じで出せた。
思わぬハプニングがあったが、大丈夫だったようで一安心。
最終的には問題にもならないくらいに作品自体に集中してもらえたと思う。
終演後のお客さんからの感想で、役について挑戦をしている部分をストレートに感じてもらえていたようでとても嬉しかった。演出上相手の顔が見えないシーンが多いので、微妙な声の変化で芝居を受け取るんですが、
■ 感情の糸
今日のソワレ本番中、ブツンて本番中に切れる音がしました。劇場にいるお客さんと舞台上のキャストの緊張が。
キャストの一人がガタンという音と一緒に倒れてしまいました。
貧血のような失神だったんですが、ボクは角度的に直接見ることができなかったので、下手のほうから聞こえてくる音から、”誰かが倒れてそれを近くに居た人が袖に運んだ”ということくらいは認識できました。誰かは分からないけど、とにかく音のしたほうに居た人ならば、最悪誰であろうとこのシーンは大丈夫そう。
舞台は生モノ。ライブだけに何が起こるかわかりません。
その後のシーンのことやら、迫ってきている自分の重要な台詞を考えながら、ものすごい速さでぐるぐると頭を回転させていました。しかもすぐに自分にとって大事な台詞が迫っています。
キャストが動揺したらだめだと思ったので、倒れた人のことなんかとっとと忘れ、無責任に自分のことだけ考えてとにかくできる限りのパワーで舞台を勧めることに徹しました。今時分が考えてもどうにもならないので。お客さんの一瞬でも切れてしまった糸、緊張感を戻すように。
そのシーンが終わって裏に戻ってみると、幸いすぐに回復していたので問題なくその後のシーンも出演していたんですが・・・ああ、今思うとゾッとします。しかし、本人にも大事が無くて本当に本当に良かったです。
本番中、楽屋裏でキャストが倒れることは過去の舞台にも何回かあったんですが、さすがに客の前で出演者が倒れるというのは初めて。初体験。
自分にもこういうことが絶対に「無い」とは言えないのですが・・・、まぁなってしまったら防ぎようがないんで、日々の体調管理を考えるいい経験になりました。
倒れてしまった事実よりも、それによって周りのキャストが慌てた芝居を見せてしまうほうがその回を観に来ているお客さんに失礼。時には無責任に、その時できる自分の役割を全うすることがすべてだと思う。
[花散る海] 3日目
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