■ 電話抜きiPhoneの「touch」、動画「nano」、大容量HDD「classic」――iPodが全ラインアップを改訂
米Appleは米国で開催されたスペシャルイベントで、iPodの新ラインアップを発表した。新しいiPod nanoは動画対応と同時に液晶ディスプレイが大型化し、デザインは縦方向に縮まった。従来のビデオiPod(第5世代iPod)は「iPod classic」としてさらにHDD容量を大容量化し、最大160Gバイトに。そしてiPhone同様のマルチタッチインタフェースを備えた全面液晶モデルの「iPod touch」も投入された。
(抜粋)
電話抜きiPhoneの「touch」、動画「nano」、大容量HDD「classic」――iPodが全ラインアップを改訂iPhoneは大幅値下げされ、「iPod touch」の投入で米国以外でもマルチタッチインタフェースとSafariが使えるようになった。「iPod classic」のHDD容量は160Gバイトまで引き上げられた。
今週、満を持して発表された新型iPod。次世代の6Gかとおもいきやラインナップの改定と「iPhone」のマイナーチェンジバージョン。需要はめちゃくちゃあるでしょうが。色々とラインナップや呼称が変わったのでそれぞれのiPodの特徴をまとめてみました。
「iPod touch」
- iPhoneと同様に前面には3.5インチのタッチパネルディスプレイとHomeボタンのみ
- 解像度は480×320ピクセルのワイドスクリーン、マルチタッチディスプレイ
- 802.11b/gのWi-Fiネットワーク接続機能を備える
- 新しく始まる「iTunes Wi-Fi Music Store」というサービスから、iPod touchおよびiPhoneから音楽を購入して直接デバイスにダウンロードすることができるようになる (購入した楽曲は、次回にDock接続したときにiTunes側に同期される)
- アプリケーションとしてはWebブラウザのSafariやYoutubeを搭載している
- カレンダーやアドレスブック、電卓、時計などのPDA的機能も備えている
- ラインナップは8GBと16GBのフラッシュドライブ
- 9月中に発売を予定している
- 価格は8GBモデルが299ドル (約3万4000円)、16GBモデルが399ドル (約4万6000円)
「iPod classic」
- 従来型iPodの延長線上にあたる機種
- より薄くなり、カラーは従来のホワイトとブラック2色。
- ラインナップは要領大幅アップの80GBモデルと160GBモデル (HDD)
- 長バッテリー持続時間は動画で7時間、オーディオが40時間
- 2.5インチ(対角)液晶ディスプレイ
- 解像度は320×240ピクセル。
- 価格は80GBモデルが249ドル (約2万8000円)、160GBモデルが349ドル (約4万円)
「iPod nano」
- これまでよりもさらに小型になって薄くなる
- 液晶は従来の1.5インチから2インチにアップ
- 画面解像度は320×240。
- 動画再生が可能に
- 新たなカラーバリエーション
- レッド、ブラック、シルバー、ブルー、グリーンの5色を用意する。
- バッテリー持続時間は動画で5時間、オーディオが24時間 (従来と変わらず)
- 3種類のゲームが追加される
- 容量は4GBと8GBのフラッシュドライブ
- 8GBモデルは199ドル (約2万3000円)で本日から発売開始。4GBモデルのカラーは銀色のみで週末にお目見え予定、価格は149ドル (約1万7000円)
「iPod shuffle」
- カラーバリエーションの変更
- オレンジがラインアップから外れたが、アフリカの疾病を救済するチャリティーモデルのProduct (レッド)が追加された。
- ラインナップは1GBのフラッシュドライブのみ
- バッテリーは最大12時間
- 価格やサイズは従来通り
- 価格:9,800円、サイズ:幅41.2ミリ×高さ27.3ミリ×厚さ10.5ミリ。
6Gという単語が一言も出ないってことは、今回はマイナーチェンジ的な感じなのだろうか。それにしても「iPod touch」、誰もが夢見た”iPhoneの電話抜き“は人気が出そうではある。基本的に電話機能が無いだけなので無線LANでネットブラウズはできるし、アドレス帳やスケジュール機能も充実していてPDA的な使い方も・・・ってなんに使うんだよと突っ込まずに入られませんがそれを全て許せてしまうデザインは秀逸で魅力的。ネックは値段と容量。最大16GBて、今の僕のiPod (40GB)ですら20GBものMP3が詰まっているというのに、これに動画や画像が入る余地がまったく無いというのは致命的。
というわけで、ちょいとラインナップと値段を順にしてまとめてみた。
9800円:iPod shuffle 1GB
1万7800円:iPod nano 4GB
2万3800円:iPod nano 8GB
2万9800円:iPod classic 80GB
3万6800円:iPod touch 8GB
4万2800円:iPod classic 160GB
4万8800円:iPod touch 16GB
んー。どうみてもiPod classicのコストパフォーマンスが目立ってしまう。「iPod touch 16GB」なんて「iPod classic160GB」の10分の1の容量なのに6,000円も高いというわけの分からない自体に。フラッシュメモリだとしたって16GBは少なすぎる。今回は待ちか、第6世代 (6G)待ちか。
各種iPodの大きさ比較。左から「iPod touch」、「iPod nano」、「iPod classic」。
こうしてみると「iPod nano」がどうみても寸胴だろうと。引き伸ばし感がどうしてもスタイリッシュなiPodのイメージに合わないような気がしてならない。これまでのiPod nanoは、そのまま小さくした感じがこまごましたものが好きな僕にはたまらなかったのに。でもあの小ささで、さくさく動くのは魅力だろう。実際手に持ってみるとさらに違うんだろうけど。
「iPod touch」はどうみてもPDAです。でもこのぐらいの大きさなら日本でも携帯電話として出てきそうだから困る。これでネットブラウズしたいとまで思わないのが致命的だが、容量が大きくなって防水機能がついたら完璧だな。風呂で音楽聞きながらネット見れるのかと思うと買わずにはいられない。120GBで6万円、どうですかアップルさん。
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