本当に任天堂は広告戦略がうまくなったと思う。
新たなインターフェースにより幅広い年齢層に受け入られた「ニンテンドーDS」。もはやゲームは高性能、ハイエンドだけを目指していてもユーザーには請求力がないということを同発の携帯ゲーム機「PSP」との販売台数、ユーザー層の差によって証明してみせた。
そして今日、ニンテンドーDSの思想を受け継いだ「Wii」が新たなスタートを切る。日本での初回出荷40万台は、1週間前に先行して発売され、出荷台数の少なさから大混乱を呼んだ「PS3」の実に4倍である。
怒涛のCMにより「Wii」のネットでの反響は「PS3」以上で、発売前日の夜22時には1000人を超える「Wii」を求める行列が形成されていた。
昨日の稽古帰り、終電の2本前くらいの電車から眺めた地元のヨドバシカメラ町田店にめ既に大勢の人が徹夜で並び、列をなしていた。こんなに並んでいるのを見たのは初めてだ。
全国の電気量販店は軒並み「Wii」発売時刻を前倒しし、各ホームページで掲示していた。地元のヨドバシは7:00からの販売開始で、早朝に並びに行こうかという考えは、はっきり言って甘かったのだ。
それでも今日6:30に店頭に駆けつけてみると、既に”完売”の文字が。列の最後尾にいる警備員が「完売です!」と次々に来る客に説明していた。
かくして発売日には手に入らなかったわけだが、これですべての次世代機が出揃った。開発時のコードネームが”レボリューション”であった「Wii」が革命を起こし、どこまでプレイステーションブランドの牙城を崩せるか。
惜しくも手に入らなかった人は、これから年末に向けて毎週潤沢な出荷がされることを祈ろう。
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