君は僕のことが好きなのかい、っと

考えるんじゃない。
考えてるフリして、サボってるだけだろ、お前?
「いつもそうなんだ。僕は、知らないうちにどこかで手を抜いてしまっているんだ」
この前の舞台、『KIKI』の中での少年の台詞。
すごく気になる台詞だった。
当て書き?
そう思うほど自分を見透かされたような台詞だったのだろう。
そのときは否定してたけど、終わってもなお心に残ってるってことは、きっとそうなんだろうなオレは。
そういうのすごくうまいんだからさ。
考えるんじゃなくて、動くんだよ、おれ。
何かに理由をつけて休んでないで、もともと動きながらでも考えられるくらい効率的にできるだろーよお前は。
ちょっと疲れるけどね。
ただ、考えながら動いたんじゃ、ろくなもんはできないよなってことはわかってるんだ。
考えながら動くんじゃなくて、動きながら考える。
それはもっと疲れるけどね。
きっと楽しいと思うんだ。