深夜にやっている通販番組、特に海外のヤツ。
なんていうかアレですね、ぼーっと見ててもそれなりに楽しいんですが、しっかり見ると勉強になりますね。営業の。
あの、アホみたいに同じメリットを繰り返し連呼する手法も、人の興味を引くという観点ではとても理にかなっている構成だと思います。吹き替えでの外国人独特の異様なノリは置いておいて。
心理学的にもばっちりなんじゃないでしょうか。
最初に「あなたにもこんな経験ありませんか?」と問題定義。
そして「新技術により開発されたこれなら大丈夫!! 悩みからはさようなら!!」とメリットを伝えたあと、権威のある専門家のデータ紹介による数字の羅列と「わたしも悩んでいたんですが・・・これを使い始めてからは~」と過去に大病を患っていた体験者の声。
そして最後に「今なら特別キャンペーン中につき、この特典が付いてくる!! さぁ今すぐお電話を!!」という感じで限定感と早急さを煽るわけですね。
というかこれ、マルチの勧誘やネットワークビジネスの手法に非常に近いんですよね。
近いというよりも、そうなるように心理的に組み立ててるんだから紹介手法が似通ってくるのは当たり前で、どちらかといえば真似ているのはマルチの方だと思います。
まぁマーケティング手法に関してはそれだけ研究しつくされている分野ってことじゃないでしょうか。
営業をやっていてうまい人とそうでない人の一番の違いは、手法を理解して自分流に取り込める人だと思います。同じ手法でも自分のキャラクターにあった話し方やクライアントに合わせたしゃべり方、アウトプットができる人は強い。
そしてこれは、芝居における演技においてもそういえるんじゃなかろうか。
演技も、”演じる技”をお客様の前で行うわけで。結局、見ている客に自分を最大限売り込める人が強いんだと思います。
という役者の営業でした。
「やあ、ようこそaxe.comへ! これから営業を始めるヨ!!!」
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