ふむ。問題発言や失言が騒がれる昨今、言葉の扱い方には注意が必要ですよね。注目度は全然なくとも、ワールド・ワイド・ウェブ (www)という場所に言葉を垂れ流し続けるこのサイトも例外ではなく、こんな僕でも言葉の扱いにはよりいっそう注意していきたいと思っている所存でございます。
そんななか、電車を待っているとき、後ろから女子高生2人の会話が聞こえてきました。
「うわー、今なんかちょー見られた」
「マジで? あの外人??」
「あ、ガイジンって言っちゃいけないんだよ、たしか。・・・アレ? 外国人だっけ?」
「え、ホントに? てか海外の人だから外国人じゃない?」
「たしか差別用語なんだよ」
「あーそうなんだ」
「そうなんだよ」
「ぢゃあなんて言えばいいんだろ?」
「肌の黒いお方」
どこから突っ込んでいいのか。
確かに”外人”という言葉にはそういった使われかたや、そのように唱えるようなこともあるにはあるが、ほとんどは差別的な悪意が込められていなければ、その域を出ないし、むしろ「おしゃれ」や「優れている」のように肯定的に用いられることがあるくらいだ。ただ、アレだ、性別や色は・・・アウトだろう確実に。
一番怖いのは言葉の選び方ではなく、その言葉を発信する者の知識的見解ということか。
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