作品概要
古田島啓介ワークショップ公演
『こうして二人は幸せになりました、とさ』
Cast
【A/B出演】
和田朋子
八木澤翔 (MacGuffins)
横山貴文 (MacGuffins)
【Aのみ出演】
安重勇貴
渡慶次信幸
中里絵美佳
川村知香子 (aniworks)
風見奏太 (株式会社P.K.WORKS)
佐藤大地
新垣知里 (プロダクション☆A組)
【Bのみ出演】
松村茂樹
清水大資
芹野凜
後藤陽花
有村優太 (MacGuffins)
奥住直也
糸川洋子
※声の出演
水越健 (プロダクション・エース/MacGuffins)
Staff
脚本:横田純
演出:古田島 啓介
Time table
[2017年1月20日(水)-20日(日)]
1月9日(火) 19:30 [A]
1月10日(水) 19:30 [B]
1月11日(木) 19:03 [A]
1月12日(金) 19:30 [B]
1月13日(土) 14:00 [A]/18:00 [B]
1月14日(日) 13:00 [B]/17:00 [A]
※ 青字=観にいった回
[上映時間: 約80分]
Ticket
前売・当日: 2,000円
(全席自由)
Place
アトリエ第七秘密基地
(→東京メトロ要町駅 徒歩3分)
リンク
ストーリー
あたしは多くは望まない!ちょっとだけしあわせになりたいの!
RPGでプレイヤーの名前を入力するとき、
ヒロインを自分の名前に、そして、主人公をすきなひとの名前にして。
いつでも一緒にいるよ!みたいなことをやっていた学生時代のあたし!
だから私のやったゲームは時期によって主人公の名前がちがうんだけど、
とうとう先日、わたしが主人公の名前として入力していた男が、
全員ほかの誰かとめでたく結ばれました。
彼らはみんな各々の人生で、守るべき自分のヒロインを見つけたんだね!
そんなあたしはまだひとり、コントローラーを握っている!社会人になってからは満足にゲームもしてなかったから、
今はもう主人公の名前を身近な男の名前にするなんて事してないけど、
今もしそれをやるとしたら。きっとあの人の名前を入れる。
わたしにだって、そういう人はいる。
いるけど!いるのに!その人とは結ばれないとしたら?明るい男子が彼氏になったら休みの日にはディズニーランド!
夏は海とか行ったりなんかして、
誕生日プレゼントはシンプルでかわいいアクセサリーとかで、
メールには絵文字がいっぱいあって、カーステレオからはいつもミスチル。
ぶっちぎりに平均以上!でもそんなつまんない彼氏いらない!国語の時間に「困った様子」を「こまったざます」と読んで以来、あだ名は貴婦人!
そんなあたしが「どういう女がモテるのか?」と分析を重ねた結果、
行き着いた先はAVのジャンル別売上ランキング。
モテの延長上にセックスがあるのなら、
どういう女とヤリたいのかがわかれば一番手っ取り早い!
教師秘書巨乳ロリギャル女子高生あああああたしに該当する何かがひとつもない!
森ガールモノのAVなんてっ!いっこもねえよこんちくしょう!なんて、薄暗い部屋の中でぼんやり考えていたあたしは今日、死にました。
幾度となくくり返し遊んだ、あのゲームのセリフがよみがえる!おお ゆうしゃ よ! しんでしまうとは なさけない!
(公式サイトから引用)
インプレッション
今年はじめての観劇、MacGuffinsの脚本でしたね。
自分の置かれている境遇やいままで選択してきた生き方をゲームの設定に置き換えながら展開していくハートフルコメディ。独特な台詞回しや怒涛の展開は流石で、出演者みなしっかりと同じ方向、空気感を持っていて見やすかった。
だが、テンポでなんとかなっている部分もあり途中ダレるうような場面も。
ある意味それは「味」なのかもしれないけどまだまだ荒削りな感じは否めない。
脚本の構成力と演出力でかけ合わせたものをキャストが表現していく場合、力技ではなくしっかりと狙い通りになっているかがポイントで、そこがうまくハマると観ている側としては非常に気持ちがいい。
どこかの箇所に力が入っていたりするとその空気感は生まれないので同じ舞台を再演する時はそういう部分が特に難しいと思う。
前と「同じ」にする必要はまったくない。
評価: ★★★☆☆
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