[映画]『8番出口』:観客を即座にプレイヤーにする、地下通路の恐怖

映画とゲームの「8番出口」 公式ポスター 映画

作品概要

原題
8番出口
監督
川村元気
脚本
平瀬謙太朗、川村元気
出演
二宮和也、河内大和、浅沼成、花瀬琴音、小松菜奈
製作年
2025年
製作国
日本
上映時間
95分
鑑賞記録
2025年8月31日/TOHOシネマズ新宿(IMAXレーザー)
8番出口 公式ポスター
公式ポスター

ストーリー

見慣れた地下通路に迷い込んだ男は、同じ場所を繰り返し歩き続ける。異変があれば引き返し、なければ進む。その規則を頼りに、8番出口を目指す。

インプレッション

映画『8番出口』観てきた!ゲーム未プレイ、なんとなくプレイ動画で内容は知っているがその他の事前情報は一切入れずにIMAXシアターで鑑賞。
なるほど見慣れた地下鉄という場所を異空間にするという心理的な恐怖感と密室という閉鎖空間で展開するいわゆる『SAW』や『CUBE』のような「空間に埋め込まれた規則を発見し、遵守しないと罰が下る」という同一の設計思想の和製ソリッド・シチュエーション・スリラー。
日常からいきなり巻き込まれた主人公に没入させる作品なので、映画館という空間での鑑賞はとてもリッチ。そういう意味では導入からワンカット長回しがかなりつづくような視点の見せ方はとても良い。『CUBE』などの複雑な数理読解の仕掛けを、『8番出口』では「誰でも理解できる知覚差」という異変のみに落とし込み、観客全員を即座にプレイヤー化させるというのも面白い。
難があるとすればおそらくストーリー性がないゲーム (原作)を映画では物語にしなくてはいけない以上、ある種の「答え」を提示しなくてはいけないという部分。これが原作や所見の観客にどう思われるかというのがポイントになるかと。
個人的な雑感としては日本作品が描く不条理な物語の締め方としてのサプライズはそこまで感じられなかった。設定が導入がビビッドすぎるゆえの難しさ。でも、この部分が想像を超えてこないと自分的に「やられた」という域を抜ける作品にはなりづらい。IMAXシアターでの鑑賞は映像以上に「音」の恩恵がでかかったかな。

映画も観たので、ゲーム本作「8番出口」もプレイ。ホラーベースの密室系脱出ゲームたる没入感はさすが。立体系間違い探しというべき設定に、日本人であれば誰でも馴染みがある地下鉄の見慣れた風景を持ってくるという、共感と違和感を持ってこれるシステムなので、実況配信に向きまくっているわけだ。

コメント

ちょっと、寄り道。

昔の文章から、今日の一篇。

日記・考えごと

70%

もう一篇、見つける