[映画]『踊る大捜査線 N.E.W.』:懐かしさと、物語の手応え

踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ! 公式ポスター 映画

作品概要

原題
踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!
監督
本広克行
脚本
君塚良一
出演
織田裕二、趣里、白洲迅、佐々木蔵之介、増田貴久、ユースケ・サンタマリア、真矢ミキ、水野美紀
製作年
2026年
製作国
日本
上映時間
141分
鑑賞記録
2026年9月23日/TOHOシネマズ新宿

評価:★★★☆☆ 68点

踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ! 公式ポスター
公式ポスター

ストーリー

警視庁捜査一課の青島が、東京で続発する事件を追う。誘拐や爆破、連続殺人、ウイルス盗難を巡り、捜査員たちが大都市を駆け抜ける。

インプレッション

『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』観た。
久方ぶりのお祭り映画なので同窓会として観るなら満足度は高い…はず。

あの人たちがまた同じ世界で動いている。それだけで嬉しくなるものはあるし、シリーズだからこそ成立する楽しさもある。「そうそう、こんな感じだった」と思える空気に、こちらも自然と乗ってしまう。

ただ、いろんな意味で筋が通っていないところが気になって、個人的には完成度として微妙だったと感じた。勢いやお約束で楽しめる部分はあるんだけど、物語を追いかけていると「それでいいんだっけ?」が残る。そこに引っかかると、盛り上がるはずの場面でも気持ちが追いつききらない。

『踊る大捜査線』の良さは、多少無茶な展開でもその作品の中で納得させてくれる作劇と感情の群像劇がカタルシスだと思っている。現実にあり得るかどうかより、そこまで積み上げてきたものがつながっているかどうか。そのつながりが弱いと、賑やかさは楽しめても、最後のカタルシスはそこそこになってしまう。

もちろん、この筋の通らなさまで含めて「狙い」なのだとしたら凄い。真面目に事件を描いているようで、作品全体が大きな悪ふざけになっている、という見方もできるのかもしれない。でも、それで自分の引っかかりが全部解消されるかというと、やっぱりそうでもない。
当時の青島と対立する体制側との緊張感はもうなく、青島の周りは今や味方だらけなのだ。

とはいえ懐かしさにはしっかり満足したので、これがTVスペシャルだったら90点だったのだろう。
いつもの、「ああ〜やられたなぁ」という物語の手応えにつながっていたら良かったなぁとも思う。

コメント

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