作品概要
DMF/ENG提携公演 vol.3
『クレプトキング』
Cast
平山佳延
高城元気 (アイムエンタープライズ)
中野裕理 (トキエンタテインメント)
竹内尚文 (少年社中)
高田淳 (X-QUEST)
福地教光
早乃香織 (フィーノ)
水崎綾
持田千妃来 (オッドエンタテインメント)
星璃 (劇団Patch)
春奈 (SOS Entertainments)
松木わかは
斉藤有希 (@emotion)
森下まぐ (スピカエージェンシー)
水野愛日 (EARLY WING)
福地慎太郎 (EARLY WING)
CR岡本物語 (空想嬉劇団イナヅマコネコ)
佐藤圭右
梅田悠 (サンミュージックプロダクション)
吉田宗洋 (サンミュージックプロダクション)
石部雄一 (スピカエージェンシー)
【アクション部】
芹澤良 (進戯団夢命クラシックス/PUMP×EARTH)
高田紋吉 (カラスカ)
常光博武
望月祐治 (PUMP×EARTH)
大平真嗣
仁木紘 (サムライプロモーション)
松藤拓也
石岡遼士
梅原サエリ
飯原優
伊藤響平
Staff
作: 演出: 宮城陽亮 (DMF)
舞台監督: 吉田慎一
舞台美術: 濱田真輝
音響: 山下菜美子 (mintAvenue inc.)
照明: 申政悦 (untitled light)
アクション: 根本太樹 (ATT)
ダンス構成: 福地慎太郎
ダンス振付: 中野裕理
衣装: 前野里佳 (藤衣裳)
衣装監修: 加藤佑里恵 (藤衣裳)
宣伝美術: tubest、立花さな
ヘアメイク: 川村和枝 (p.bird)
小道具: 中舘早紀
武器デザイン製作: 満月シオン、添田翔太 (企画演劇集団ボクラ団義)、阿部健 (アルファ舞台工房)
音楽: 滝澤俊輔
楽曲提供: うさぎダッシュ
写真撮影: 渡辺慎一
グッズデザイン: 立花さな
スチール撮影: 原義則 (舞台猫乃手)
Web: 齋藤伸明
演出助手: 森下まぐ
演出部: 中舘早紀、結城美優
当日運営: 田中翔太 (企画演劇集団ボクラ団義)
票券: 島崎翼
プロデューサー: 佐藤修幸 (DMF/ENG)
企画製作: ENG
Time table
[2017年11月15日(水)-11月20日(月)]
11月15日(水) 19:00
11月16日(木) 19:00
11月17日(金) 14:00/19:00
11月18日(土) 13:00/18:00
11月19日(日) 13:00/18:00
11月20日(月) 14:00
※ 青字=観にいった回
[上映時間: 約分]
Ticket
前売: 4,800円
当日: 5,800円
S席 (前方3列): 6000円
(全席指定)
Place
六行会ホール
(→新馬場駅 徒歩3分)
リンク
公式サイト: http://xxxengxxx.web.fc2.com/
ストーリー
ある『スリ』の噂があった。
貧しい者からは決して盗らず、標的はいけ好かない金持ちだけ。
盗んだ金の全てを貧しい民に施す義賊の青年。
――彼の名は『月斗(げっと)』といった。ある日、月斗は追われていた財閥の令嬢をかくまったために、警察に捕まり、投獄されてしまう。
そして、何者かの圧力が加わったのか…… 無実の罪を着せられ、死刑が言い渡された。牢獄で恐怖に震える月斗の前に、見知らぬ少年が現れる。
鍵のかかった鉄格子の扉を開けることをなく、そのままで……
彼は『レン』と名乗った。「スリごときで義賊を気取って何になる?
本当にこの世を変えたいと願っているならば――お前に、それを叶える力を与えよう」月斗は自分の腕にあるものに気付く……
「それは『盗賊の篭手(こて)』――お前が欲するあらゆるモノを、奪う力を持つ。
この力をもって牢を破ったならば、その時はお前に、もう一つの姿を与えよう……」新たな噂が街を駆け巡る。
突如現れた謎の怪盗――貴族の館に忍び込み、悪事の証拠を白日の下に晒す……!
幻を盗り払い、闇に潜む真の悪を照らし出す一筋の月光
――その名は『幻盗・ツクヨミ』新たな義賊の登場に沸き立つ人の群れをすり抜け、
彼は都の中心にそびえ立つ楼閣を見上げた
――この国を治める『皇王・芙陽(ふよう)』の城を……「いつか必ず、お前からも奪ってみせる」
奪うことしか知らぬスリが手に入れたのは、全てを奪う怪盗の姿だった……
前回公演が全回全席満席で勢いに乗るENGが三たびDMFと提携してお送りする秋の公演は、
演劇にとどまらず多方面で活動中のDMF主宰・宮城陽亮の7年ぶりとなる、完全オリジナル新作!!!
ENGにとっても「待望」という言葉ではとても足りない一日千秋の思いの先にあるこの作品。
いよいよ公開!
(公式サイトから引用)
インプレッション
以前に共演したノブさんがプロデュースしているDMF/ENG提携公演『クレプトキング』。
DMFの時代からずっと観ている宮城さんの7年ぶりの新作ということで期待が高まるなかでの観劇でした。
大正ロマンとスチームパンク、そして和風ファンタジーという世界観と、物を盗み分け与える義賊のスリという設定をうまく使い、圧倒的な熱量で魅せる舞台はさすが。
オープニングからのダンスパフォオーマンスと全編に渡るアクションには圧倒されます。
あそこまで多くのキャラクターと情報量を見やすく描き、ストーリーの本筋である山の盛り上げが素晴らしく見応えたっぷり。
ちょっと長めの公演時間もギリギリ耐えうるエンターテイメントに仕上がっております。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、立っているキャラクターが本当に多くて、焦点がいろいろな部分にいく分、本筋のカタルシスが弱まってしまう感じは否めない。
しかしその分を質の高い役者でカバーしている。
リピーターや、続編用にも使えそうな設定やネタをたっぷり残したままの世界観は、こういう色の舞台としてはピッタリハマっていると思います。
乱暴に言うと、非常に売り方と魅せ方が巧い作品。
キャスト個々の身体能力が高く、パフォーマンスのみならず通常の動きや所作が立体的な作りの舞台セットにとても合っていて、総合的なクオリティの高さを痛感する。
満足度はとても高いので、おすすめできる作品、というかおすすめできる団体である。
評価: ★★★★☆
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