演劇集団池の下 新入生歓迎公演
『ハックルベリーにさよならを』
[Cast]
青木つかさ、大久保瑠美、田中杏沙、坂本はづき、坂本実里、鈴木駿也、山口純平
[Staff]
作:成井豊
演出:長野和文
[Time table] 青字=観にいった回
5月24日(日) 17:00
[上映時間:約60分]
[Ticket]
前売り・当日:—
(全席自由)
[Place]
東京アナウンス学院アトリエクマノ1K1
(→ 新宿駅西口から徒歩15分)
[劇団 公式サイト]
俳優をめざす専門学校|放送演技科 専門学校東京アナウンス学院
http://www.tohogakuen.ac.jp/announce/act/
[ストーリー]
ボクの祈りは光の早さを越えて、時の流れを遡るかもしれない。
繋がらない電話、進まない時間。
そしてケンジはパドルを漕ぎ始めた。
演劇集団池の下がおくる、成井豊のファンタジックワールド。
(告知から引用)
[インプレッション]
後輩の専門学校の公演。”新入生歓迎公演”らしいですが、「一般も来れますので是非」ということで観てきました。今回の『ハックルベリーにさよならを』はキャラメルボックスの公演ですね。
7人の登場人部それぞれのキャラクターと1時間で納まるストーリー構成、そしてテンポの良い見せ方と台詞回しはさすが”キャラメルボックス”という感じ。
あとはどこまで見せきれるかだけども、十分にやりたい事が伝わってくるので、変な話、まったく”うがった見方”をせずに楽しむ事ができた。
多少キャラ芝居的な感じもしたが、それは元々の脚本がそういう色なのでいいか。
ただ、話を追って理解していって、終演後に感じるスッと抜けるような後味はなんだろう。というのも、なぜだかなにも残らないまま終わってしまう印象を受けた。
演出的には、この団体は過去にもこの演目での公演はしているようなので、バランスは取れているんだが、強いて言えばもっともっと押しが欲しかった。どうしてもテンポ良くシーンをこなしているように見えてしまい、もったいないシーンがいくつかあったなぁ。・・・ああもったいない。
いい感じに感情移入してきていても、どうしても心をぐっとえぐるような”引き”が伝わってこない。もともとこの話はそのカタルシスこそが一番の醍醐味のはずなのに。
ただ、各キャストの芝居はぜんぜん雑ではなく、思っていたよりもまとまっていて、満足度が高かった。
評価:★★★☆☆
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