今回の話は大学の演劇サークルのお話。いままでの自分にあったお芝居の経験をそのまま反映させられる構成は良かったと思います。
演技論とかそんな大層なものじゃないけど、多少なりとも自分の中で一つの軸を通してやってきたロジックが脚本の隅々の台詞に散りばめられています。キャラクターにも。
そんな、自分でもなんだか具現化しづらいようなある意味気恥ずかしい台詞を、素晴らしいキャストによって予想以上の想いと熱量を込めて机上より遥かに良くなり、見事に表現されていく世界をぼんやり板の上で眺めていられるこの幸福感。
作品が確実に自分の手を離れていく、この寂しさと嬉しさと少しの悔しさと不思議な達成感が混じった状態を、舞台セットと照明、音響、演出、全てを揃えたこの『ピンスポット』という作品で、ダブルキャストとして出演しながら、さらに裏プロを客として外から見ることができるんですよ!なんて贅沢な。
それだけで、僕の役者人生においてこの作品に関わったことに"意味"があるんだろうと思えるのです。
演劇ってすごい。
そんなことを、初日打ち上げで出てきたバカみたいな唐揚げの山を見ながら思ったのです。









コメント