[映画]『バイオハザード』2026年版:再現するのは、そこにいたくない怖さ

映画「バイオハザード」公式ポスタービジュアル
公式ポスタービジュアル

作品概要

原題:Resident Evil
監督:ザック・クレッガー
脚本:ザック・クレッガー、シェイ・ハッテン
作品:バイオハザード(2026年版)
出演:オースティン・エイブラムス、ザック・チェリー、カーリー・レイス、ポール・ウォルター・ハウザー
製作年:2026年
製作国:アメリカ
上映時間:94分(1時間34分)

評価:★★★★☆ 80点

ストーリー

医薬品の配送を引き受け、ラクーン・シティへ向かう配達員ブライアン。特別な能力を持たない彼が、次々と迫る恐怖から生き延びようとするサバイバルホラー。

インプレッション

『バイオハザード』観た。非常に良かった。
最初から最後までホラーとして軸が通っていて、テンポもいい。ちゃんと「怖いものを観に来た」という期待に応えながら、ひとつの映画としても完成度が高い。かなり良質な作品だった。

特に良かったのが、ゲーム原作としての再現と、ホラー映画としての面白さのバランス。ゲームファンが反応するネタもちゃんとあるんだけど、それを知っていることだけが面白さの条件になっていない。知っていればもう一段楽しめるし、知らなくても目の前の恐怖で成立している。この配分が秀逸。

ゲームの再現度というと、キャラクターや造形がどれくらい似ているか、みたいな話になりがちだけど、個人的には「その世界に自分がいたら嫌だな」と思わせることもかなり大事だと思う。先に進まなきゃいけない。でも進んだ先も安全とは限らない。そういうゲームの体験に近い怖さが、映画を観ているこちらにもちゃんと届く。

しかも、テンポがいいことと、怖さが薄まらないことが両立している。展開を速くすれば勢いは出るけど、恐怖を感じる前に次へ行ってしまうこともある。そのあたりの見せ方が巧い。作品全体として、何を楽しませたいのかがブレていないから、最後まで気持ちよく付き合える。

原作への目配せをしながら、それを映画の流れに落とし込む。言葉にすると簡単だけど、実際にこのバランスを取るのは難しいと思う。シリーズの名前に対する期待も、ホラー映画としての期待も、ちゃんと満たしてくれた。
バイオであるべきか論はもはや、意味がなくて。だってこれが「バイオ」の名を冠してなかったらバイオっぽいと言われるのだろうし。

映画祭・受賞・記録(2026年10月27日追記)

ソニーミュージックの2026年9月24日発表では、全米週末興行ランキング初登場1位、シリーズ最高の北米オープニング興行収入を記録。速報推定値は約6,000万ドル。

コメント

ちょっと、寄り道。

昔の文章から、今日の一篇。

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